やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

『フリードリヒへの旅』

2009-11-23 | 本や言葉



『フリードリヒへの旅』(小笠原洋子/角川学芸出版)。

著者は、憑かれたやうに、フリードリヒの絵画とそのモデルになったらしき風景を求めて欧州の荒地を訪ね歩く。

憧れをもって見るやうなその景色は、しかし、フリードリヒの絵画そのままに、見るものを拒絶するやうな荒涼とした静けさと神秘に満ちてゐる。


小生がフリードリヒの絵に逢へたのは、1978年、国立近代美術館の『フリードリヒとその周辺』展。
余りの衝撃に、1週間ほどして再び見に行った。
けれど、それ以来、彼の絵に逢ふことは叶ってゐない。ドイツの国内で慎重になってゐるのか、確か数点は来てゐたはずですが、大きな企画展はなされてゐない。

貧乏な毎日の暮らしながら、是が非でも彼の絵をも一度見たいと思ってゐる。


じっくりと見られる海外のサイトがあります。
こちら、です。

こんな紹介サイトもありました。こちら、です。