やまがた好日抄

低く暮らし、高く想ふ(byワーズワース)! 
山形の魅力や、日々の関心事を勝手気まま?に…。

甲州行き

2009-11-21 | 大岡山界隈
妹が病を得てしまひ、甲州へ見舞ひにゆく。

急ぎATCを装備し、久しぶりの東北道~首都高~中央道の道のり。
先日立ち寄った、東京の友人の話が参考になり、山手通りの下に出来た新しい幹線もスムーズに運転できて、それでも、その地下高速の出口が西新宿の高層ビルの足元で、その強引な計画とダイナミックさに、出羽のジイはやたら驚く!。


見舞ひをすませた翌日、再度の面会までの時間がかなりあるので、甲府の善光寺へ早期回復のお参りにゆく。
この寺を訪れたのも20年ぶりくらゐかー。
堂々とした立派な寺である。

確か、地下に堂内めぐりのやうなものがあって、闇の中にあった卒塔婆小町の木像を戦慄をもって見た覚えがある。性(サガ)の果て、といった趣きのその木像は、能の卒塔婆小町そのままに、生きながらへる激しさと無常さが混在してゐた。



境内の一角にあった大きな仏像にも、お願ひをしてきた。




時間が余ったので、富士をみにゆく。
まともに富士と再開したのも20年ぶりくらゐだらうか。

以前は九十九折りを上っての御坂峠だったが、今は途中から直線のトンネルができ、スコーンと河口湖を従へた富士の姿が現れる。

余りに端正すぎて富士好きな人には敬遠される姿ですが、それでも小生はいたく喜んでゐた。





夜には、せっかくだからと、はうとう料理の店で南瓜はうとうをご馳走になる。
以前は左程旨いと思った記憶がないのだけれど、トシのせゐか、至極旨く、近々作ってみることにした。