知人から、コシアブラを頂きました。
木の芽系の山菜では、タラノメがありますが、タラノメがあっさりとしてゐるのに対して、このコシアブラはその鮮やかな若葉色、羽毛のやうな軽やかさとは裏腹に、独特の風味(苦味といふよりは、えぐみに近いものかしらん)があります。
そのあたりが”山菜の王様”といはれる所以かもしれません。
クセになる味で、ここ山形では、タラノメよりもこのコシアブラを好む方が多いのもうなづけます。
昼食に、山菜ラーメンにして少し食しましたが、美味でした。
一本の樹が、冬を越したその生命力と、早春の山の水と空気が凝縮されたやうな、本当に味はひ深い風味でした(写真は、忘れてしまひましたー)。