見舞ふ。 2006-09-20 | 大岡山界隈 小生の父親を見舞ってきました。肺癌で、急を要した知らせでした。回復の見込みは少なく、それでも小康状態になったので、仕事のこともあり、一度山形に戻ってきました。9月半ば、病院の敷地内では、百日紅の花がまだ咲き誇ってゐました。一週間、この花を眺めながら病室へ向かひました。音は、何もない日々。 秋の彼岸を迎へるかのやうに、曼珠沙華の花が開く。日曜日の病院の待合室なんて、さう、滅多にひとりでゐるものではなく、父は何を待つのか、その子は何を待つのかー。