Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

伊集院 静    「不運と思うな」  男の流儀6

2016年10月02日 | 読書
10月2日   晴天なり

伊集院さんおはようございます。 私、初めまして、、です。

お名前と共に沢山の本が店頭に並んでいるのは勿論知っていたのですが

過日「徹子の部屋」での対談でまじかにお会いしたのです。 その時の

本の話 「不運と思うな」 に興味を持ち早速求めたのでした。(926円)


 伊集院 静 1950年山口県生まれ  現在66才。
立教大学文学部日本文学科卒業。
父 韓国人   母 日本人 の間に生まれ 帰化している。
** 伊集院 静      小説家
** 伊達歩(だてあゆみ) 作詞家
** 本名 (日本名)   西山忠来 (にしやまただき)

作詞家としては 近藤真彦の「ギンギラギンにさりげなく」「愚か者」等が知られている。
私的な思いで言いますと、若い時に唄っていた「愚か者」を今の年齢の近藤真彦が唄うと 結構これが様になっている。

彼自身の経歴にもどると、有名な 夏目雅子 は2度目の妻。彼女は27歳で 急性骨髄性白血病で亡くなっている。
彼女が生きていたら多分、すでに60才前後。
現在は女優さんであった 篠ひろこさん で3度目の妻。 仙台で2匹の犬と共に住んでいる。
  **第1章 不運な人生などない **第2章 切ない時間が過ぎて **第3章 生きた証し **第4章 君が去った後で からで構成されている。

最初の妻、実弟を亡くしている。(弟は17歳で海の事故で亡くなっている。災害で亡くなった多くの人たちの不運。これを不運と言えば死者に対する尊厳がなくなるという。 下地に流れているのはそれらの人たちへの 思いであろう。

読み始め自分たちが飼っている犬の話が出てくる。「バカ犬」と呼ぶ場面が数十回。犬であってもそう「バカ、バカ」と云わないでほしいと少し不快感。  読み終わって何日かが過ぎた今はそれほど気にならなくなった。人間と同じで バカほど可愛いんですね。多分。口とは裏腹の愛情が底流にあることが理解できるのです。

人々が亡くなって数年を経た筆者は、それを 「不運」と思わずそういう「生」としてとらえることで人間の尊厳を保てる、、と云ってるのでしょう。生涯を短くして亡くなっても、その間に笑い、楽しいことをし、沢山の幸せを経験したことでそれは(亡くなったこと)不運でないと力説している。

読後、もう一冊位他の本を読んでみないと、、と思っている。現在生きている作家の本はそれだけにリアリテイがあるしネ。
私が池波正太郎の本にはまったのは彼の死後であって、15年早くはまっていたら生きている彼と会う機会があったかもしれないと、、。悔いがある。(大好きな作家の一人)

            

** Carineからの手紙
最愛の一人息子 Grant を亡くしすでに2年、85才になった母親は
今、一人住まい。今もって淋しさがつのるという。
「不運と思うな。」楽しいことがいっぱいあった。
それがその人の 生 (天命)と、伊住院流に言うなれば、、。 


** 宮城県松山のバラ夫人からの贈り物。
「イチジクフィング」 プロ並みのお菓子つくり! とバラのエキスパート。
何かと教えて頂いて感謝。


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2 コメント

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珍しい・・・ (ヨッシー)
2016-10-04 08:26:57
いつも趣の違う本やら 珍しい美味しいものも 
ブログ楽しみにしてます  喜怒哀楽の 中身も いろいろと 人生いろいろですね  まして男と女は 脳の構造が違うみたい

気の利いたコメントはできないですが 楽しみにしてます
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伊集院さん (garnet)
2016-10-04 11:17:00
ヨッシーちゃん

彼は意外とフェミニストです。
ベッキーのこと皆がいじめ過ぎ
じゃないかと、、。この本で云ってます。

芸能界っていやだし難しいわ!
私たち無名人は良いわね。
いつもコメントをありがとう! 嬉しい!
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