Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

コッツウォルズ(イギリス) ブルゴーニュ ~ パリ(フランス)5

2009年07月13日 | 旅 ・ 散歩

6月16日(火)~6月19日(金)

ブルゴーニュはフランスの中央から少し北東寄り、太陽と水の恵みを受けてブドウを栽培するのに適し 特に赤ワインは世界的に有名とされる。私たちは欲張らずにデジョンとボーヌに行くことに決めていましたが、便利な列車のお陰でマコンを訪ねることも出来ました。


6/17(水) ホテル ”セントラル・アイビス”がある デジョンは後回しにして、ゆっくり眠った翌日、早速 ローカル列車にて20分位のところにある ”ボーヌ” に行くのです。いわゆる、ブルゴーニュワインの(黄金の丘)街道の一つで城壁に囲まれた場所は中世そのままの美しい、石畳の小さな町です。


フランス国鉄  ”ボーヌ駅”



”オテル・デュー”(神の宿)

1443年、ニコラ・ロランとその妻によって創設された、貧者のための病院として無料で医療を施した「施療院」入れる条件は「貧しい人」であること!  何と羨ましいお話、、、。(王侯貴族から寄進されたぶどう園とそれらから作られたワインで費用をまかなわれた、、らしい。外観は、(と言ってもこの場所は入場料を支払い、始めて見れる) はっとする美しい色とりどりの瓦屋根でその上この幾何学模様の複雑さには息を呑むものがありました。この場所が、あるスケッチ画家によって描かれており、是非ここに来たかったのでした。





(左) 患者を世話するシスターと正面にはキリストの額、両サイドに数台のベット。赤い毛布と真っ白なシーツ、手厚く介護を受ける人たち。ここは、「神の宿」と呼ばれた。 (右) ”施療院” の裏口から一歩外に出たところが市場になっていました。主に、”マスタード”の数々、野菜、果物、等々。毎年11/第3日曜日、この”施療院”の中庭で世界中のワイン業者が集まりオークション、ワイン祭りが開かれる。



上記 スケッチの本に出ていた 「ホテル・ル・セップ」 この中庭がお勧めとありましたので、探すこと、アチコチ??諦めて、ふっと右に曲がった所で、姉が突然「あった!」と叫ぶ。(ここの資料が一時期紛失)ここでしばし疲れた足を休めたのです。左 写真をクリックして頂くと、小さな鉄塔が見えるのが、ノートルダム教会。 教会を見過ぎると疲労困憊する私、、。ローソクを点して来ました~。




この日の食事は、ブルゴーニュービーフ (柔らか美味、フランスの白い牛さんか?ごめんネ!)、エスカルゴ、そしてボーヌ風?ノルマンデイー風?サラダ。(からし、白アスパラ、白いんげん) ここで、珍しく日本男性二人組と隣り合わせになり、料理注文のアドバイスを受ける。その結果の食事でした。男性の1人からパリのマレ地区にある日本料理店を紹介してもらった。


6/18(木)  ホテルの朝食は、パン、牛乳、特大ハム、玉子キッシュ?4日間これが続く。野菜ナシ~。 

デジョンは11世紀からフランス王家をもしのぐ程の勢力を持ち、14世紀には現在のベルギーまでその領地を広げたと言われている。今なお、その伝統と栄光を垣間見ることが出来、商業都市、学問や文化を生み出す大学都市でもあるそうです。   この日はバスがワンラウンドして必ず元に戻ることが判り、5、1、3番に乗り、市内見学(車窓から)。切符は買っても買わなくても?真面目な私たちは勿論買います!検閲時に無いと罰金!!デス。バス1番に乗った時だったかしら? ”ユニバーシティー” 大学が集中している町、学部、寮等、可なりの面積を有する距離があって、これが大学都市と言われる所以なんですネ。多分。


ホテル ”セントラル・イビス” 近くの ”ギョーム門” これは、パリの凱旋門を小さくしたような門でここダルシー広場から、にぎやかなリベルテ通りが始まります。辛子専門店などもあり、可愛いマジョリカ焼きの器に入っていました。


(左)  ギョーム門 (日差しが暑く、この影で一休み、ハトにパンくずを)
(右)  駅近くの公園で遊ぶ子供達 (お水きれいなのかしら? う~ん、あんまりね~)  無邪気で天真爛漫!





(左) フランソワ・リュード広場、回転木馬の横に姉妹が座っている。この手前に木組みの家があり、今はレストランでした。15世紀に建てられ、噴水の像は足でブドウを踏んでいます。(クリックでネ)  (右)デジョンマスタード (テレメール社)


この日は比較的時間もあり、ホテル前のテラスで食事、ワインを奢りました。全部で 63€×145円。
実家の弟夫婦に3人で寄せ書きのポストカードを。


6/19(金)
計画通り”マコン”に行くため早めにレストランで朝食。
窓の外を見ると、市 が予定通り開かれていた。(金、土曜日)こんなに近くとは思わず、食事もそこそこに外へ。チョット気になるものを押さえてもらい、一回りする。この日は、何とか「ブドウ畑に行きたいなア~」と私。ツアーバスはあるけれども、結構値段が高いと妹(会計係)はのたまう。ま、それもそーねエ~ 結局汽車の便がよい、マコン(30分ですヨ、汽車で、、)”ボーヌ”に続くコート・ドール(黄金の丘)なんです。楽しみ~。


ホテル前の ”ノミの市” 良いもの、ガラクタ、何でもアリ。 結局30€を15€の半額で買った、白鳥の“辛子入れ” (リモージュ)




”マコン”に行く車窓から、まだ50cm位のブドウの葉が見えるのみ。しかし小粒のブドウが多分眠るようについているかも知れない。”マコン” に着いた私たちは、今日はおまけの日だから、ゆったり、過ごす事に決めて、ブドウ畑を探すことにしました。(なんて、いい加減、なんて、無鉄砲、なんて、無計画!)車無くして何処へも行けないのでした。結論は駅前からバスに乗り、農家風の場所があったらそこで下りようと私が提案したのです。(えっ? これも、雲をつかむような話ですよね。ホント)

バスに乗り、窓の外を眺めながら、「雲」をつかもうと下車。 妹の ”ボンジュール”の声で、マコンのサンタ小父さん(と今も呼んでいます)に会うのですが。
私たちはカタコト英語も通じないサンタさんに、絵を描き、身振り手振りでブドウ畑が近くにないかを訪ねました。ブドウの絵を描き、畑の絵を描き、、。そして、ワインの絵を描き、、、??? 「アァ ウイ!」私たちも「ア、ウイ」、、。すぐに、冷たいロゼを出して、グラス4個、「遠慮するなと言っている~?」3人は勝手な解釈をして、ご馳走になりました。でも、トーキョーはわかりました。姉妹であることも。(神戸のTさま、笑ってるでしょ!フランス語)


”マコン”サンタおじさんの庭とアジサイの花  小さな畑に野菜、サクランボ。アジサイでちょっとオセンチに。




にこにこ顔のやさしい小父さんの太い腕。    きれいな色のロゼワイン




近くのお友達といつもこんな風に、納戸の冷蔵庫からワイン出して飲むのかしら~(ふっ、ふふ、チョットメタボ?)楽しい時間を与えて下さったサンタ小父さん ”メウシ~” 私たちは「要らない」と言う小父さんにお礼の10€を渡してホテルに戻りました。10時頃まで、陽は沈まず、、明るい。  後日談ですがこのマコンからすぐにボジョレーがあり「ボジョレー・ヌーボー」は日本では余りにも有名。

”Garnet”の漫画。 姉妹をチョット美人に描き過ぎ。サンタ小父さんはもっとふくよかにして、愛嬌あり。(クリックでネ)




明日20日は旅の最終地、花の都?パリへ

これから写真整理したり、縮小したり、アップロード、、。しばしお待ちを~。




コメント (10)
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