Garnetの部屋

たそがれGarnet の 独り言
(つれづれ日記より)

コッツウォルズ(イギリス) ブルゴーニュ ~ パリ(フランス) 3

2009年07月05日 | 旅 ・ 散歩

6月13(土)~15日(月)
さて、朝食を済ませて、私たちは同じコッツウォルズの中の”ブロード・ウエイ”(チョット北上する)に移動。村から村へなので途中は全くの人家はなく、見渡す限りみどりの緩やかな丘と英国の魅力あふれる、カントリーサイドを 遠く、近く、羊や馬の群れ、牧草の中を走ること30分。Mr キャビンのお友達のタクシーで(タクシー代、チップを入れて、そうですね、60£×170円) まっ、これは、トランク3個と共になので、、。無事B&B”オリーブ・ブランチ”に着くも、トランクを預けて(ここも満室でゲスト達が朝食の時間でした!)そのまま町中をぶらぶら、広場で野菜、果物、お菓子等の市が開かれていて、苺を買って食べましたらこれが甘くてしかも安い!のでした。以後私たちは何回かこの苺の値段で慰められました。にこっ、にこ~。私たちが喜んだのですから、可なり日本から比べてリーズナブルだったのね!きっと。値段忘れました、、、??


先日O先生に、コッツウォルズってどの辺り?って聞かれましたのでチョット地図を載せてみますね。確かにそんな地名があるのかしら?と思います。が”羊の丘”とでも言うのでしょうね。ロンドンから車で2時間余りでこんな静かな沢山の村があるのですね。面積は「東京都」位で今回は欲張らずに、イギリスはこの田舎のみでした。それでも数えるほどの村のみ。(クリックで、ちょっとは鮮明に)





B&Bのチェックインが出来るまで、姉が「スノーヒルに行こう」と、、。漠然としていましたが、広場の若い女性に聞くと、30分位で歩いて行けるとのことでした。でも!でした。歩いても歩いても、果たして何処?バスの便はなく、ヒッチハイクを覚悟。途中、教会と墓地のある場所で中年のご夫妻に出会い、親切にスノーヒルの”チャールズ・マナーハウス”迄、3人を乗せてくださいました。丁度そこを訪れるのだと言うことでした。姉はお礼に日本の伊万里焼の美しいハガキを数枚渡しました。ご夫妻はとても喜んで下さり、日本に関心があったのね。姉は勉強家でそこには日本のものを収集したものがあるらしいのです。

ほんとにそれらはありました。時間制限で、物々しく入りましたが、中は薄暗く、刀、鎧、兜、仏壇、等々。しかし、これは3人ともがっかりしました。明るいことが好きな妹は怒ることしきり、、、。(いいえ、怒ってはいけません。東洋の文化です!)車、観光バスあり、興味のある人も大勢いました。


マナーハウスの一段下で、日本の剣道、刀剣のデモンストレーションがありました。これは見応えがあり、胸が熱くなり感激でした。今日はもしかしてこのために多くの人が? 「大東流」「大真兵法」「九園武術」「園心流」等、若い、イギリス青年たち、又その指導者の皆様に3人は熱い拍手を致しました。日本人と判ったのでしょう。側に来てくださいました。





「ありがとう!がんばってね。」  左の青年は、4年間日本に滞在、京都の「武徳殿」に通って武道を習ったのですって。道理で日本語お上手。    見物客の右の縞のTシャツの男の子、武道が大好きなんですって!おばあちゃまの話。ふ、ふ、可愛い~




青年達に別れを告げ、帰りは又ひたすら、歩きました。でも、1時間位でB&Bに帰れたと思います。チェックインを済ませて部屋に案内して頂く。3階はチョット屋根裏?っぽい可愛い部屋でまるで、赤毛のアンを思わせる飾り、カーテン、置物、小さな窓からは広い牧草が見渡せた、チョット狭いけれどお気に入り。

ここ、”ブロードウエイ” は「幅のある街路」と言う意味で緑地をいっぱいにとった、広いメインストリートが特徴で余り広くはないが、田園都市?って感じです。はちみつ色の建物が行儀よく並んでいます。空が広く青く、小高い丘も見えて、様々なショッピングも楽しめそう。この通りをず~と手前に歩くと、ポストがあり、早くから絵葉書などを売っていました。



小さな窓と、可愛いデディベアーのお出迎えです。朝、妹はこの窓を開けて”ヨッコイショ”と登りチョコンと座り、長いこと丘に目を向けます。馬なんかが見えるのですよ。この妹のお陰で、3人の平均年齢が70歳未満なんですよ~(アリガトネ!又ワインおごるわよ)





B&Bの美人マダム、上品で明るくすらりとした容姿!お洒落も抜群。このB&Bは歴史があるらしく、壁にはそれらしい写真が沢山貼ってあり、私たちは、ご主人が元貴族?それとも、夫人の方か?等とあらぬ想像話で楽しんだ。ご主人はキッチン係り、夫人はお客様の接待で話上手である。高らかにまず朝の挨拶をして「ホッ、ホッホッ!」と笑い、にこやかに、声を一段落として、小さく「お飲み物は何が良ろしいでしょう~?」と囁くように聞いてくる。私たちは以後、「オッホ、ホ夫人」と呼ぶことにしたのでした。

左、私たちのために”ジュリー”を連れて駆ける夫人、、。    右、愛犬の”ジューリー” この発音が難しく、何度もご主人に言わされました!
2個のボールで遊んで欲しい~と、ジュウーリイーが言いました!ハイ。「クリックしてネ。ピッカピカですヨ」ですって。





B&Bからすぐにある原っぱ。大きな木が沢山の日陰を作り、馬たちに接することも出来、ビニールを広げて、ランチタイムも自由、「ああ、こんな世界もあるのですねエー。やっぱりここを選んで良かったわね。私たちはマーケットでワイン、ハム、チーズ、苺なんかを買い込み楽しく草上の宴を致しました。(妹はガーデンパーテーが大好き、慣れています)






6月15日
昨日の日曜日はバスはお休み。(日曜日はとことん休むのですよね)今日はイギリス最終日、計画通り、バスにてチッピング・カムデンに行くつもりが、もっと足を伸ばして、最終地ストラットフォード・アボン・エイボン迄行く。(3.10£×170円)がこの地はシェークスピア誕生の場所。以前ツアーで行ったので余り興味はなく彼の生家も、町中も寂れた感じのみ印象を受ける。軽くランチ、ビールで済ませ、目的地”チッピング・カムデンに向かいました。ロンドンの北西に位置して、中世には重要なマーケットタウンとして、栄えた茅葺屋根の美しい町です。

この家は絵葉書にもなっていました。茅葺と言っても良く見ると、細かい針金状の網が全体にかぶさっていて、補強がしてありました。




この辺りから、上品な老夫人がヒョッコリ現れました。私たちが写真を撮っていますと、「あの、黒い大きな缶(ごみ缶?)の所を左に行くと、石段があるのでそこに行ってみなさい。ナイススポットですよ。」と教えて下さいました。そこには10m位のフットパスがあり、その先でチッピング・カムデンが一望出来たのでした。あまりにも広い視野で写真が撮れなかったのが残念です。



”チッピング・カムデンからB&Bのある”ブロード・ウエイ”に戻るための、バスストップ前のアンテークショップで買った私へのお土産です。妹が見つけてくれました。中古で5£、ウエッジウッドです。うれしい~ この写真がほぼ、実物の大きさ。もう少し、横長かしら?




イギリスにサヨナラをして明日は一番忙しい移動日、フランスに向かいます。ユーロスター、TGVと乗り継がねばなりません。早めにおやすみなさ~い




コメント (12)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする