rakitarouのきままな日常

人間様の虐待で小猫の時に隻眼になったrakitarouの名を借りて政治・医療・歴史その他人間界のもやもやを語ります。

Soviet Douglas A-20 B/C Havoc Special Hobby 1/72

2023-04-23 14:11:29 | プラモデル

第二次大戦中にソ連軍に米国からレンドリース供与されたダグラスA-20ハヴォック爆撃機を作りました。A-20 (ダグラス社番号DB7)は主に米国で使用されましたが、1/3以上の2,908機がソ連にアラスカーシベリア空路で移送されて爆撃機として使用され、ソ連の爆撃機として主要な地位を占めました。英国に爆撃機として供与された機体はBostonの名称で呼ばれ、夜間戦闘機として使用された物や、オーストラリアなどの連邦国で使用された機体はHavocの名称で使われました。1942年夏にドイツ輸送船団に10mの低空雷撃攻撃を仕掛けたソビエト海軍航空隊は多大な損失を被り、機首の機銃を12.7mm機銃から連射数が大きい7.62mmのシュカスに変えたりしました。また独自のUTK1回転銃座を機首後方に設けて対空戦闘能力を高める工夫を830機に施しました。ライトR−2600空冷14気筒1,600馬力エンジンはソ連パイロットからの信頼性が高く、最大速度510km航続距離3,380km爆弾904kg搭載可能でした。

ソ連に供与された実機  A-20 B type

モデルはチェコのスペシャル・ホビー製で、A-20の1/72模型としては比較的新しい2000年以降の物ですが、一つの金型で多くのバリエーションの製品を作る同社の性質もあり、例えばUTK銃座を取り付ける部位は自分で胴体を削り出さねばならず、どれくらい削れば良いかの指標がありません(スジとか)。最終的に合わせる段階でプラ版やパテで整形が必要になります。また前輪降着をさせるためには半端ない量のバラストを機首側に入れねばならず、通常使用する粘土や釘では足らず、ネジやナット類を前輪格納庫やエンジンナセルの空いた部分などに詰め込み、前車輪の軸が折れる心配をする程フロントヘビーにする必要がありました。それでもソ連仕様のA-20はレアなモデルなので苦労して作る甲斐はあると思います。箱絵にもなっている逃げるヒトラーのノーズアートがある8GBAP(Guards Bomber Aviation Division)の221BAD(Bomber aviation Division)1944年の塗装にしました。上面はオリーブドラブ、機首は黒とロシアングリーン2、下面はニュートラルグレーです。米国製爆撃機で英国にレンドリース されたB−25(airfix)と並べてみました。

操縦席の天板は開く様に組み立て可能な所は良い。

かなりノーズヘビーにしないと自立しない。錘を追加しながら接着しなおし複数回。前輪格納庫にもナット類を入れる。

A(attacker)とB(Bomber)の違いはあるが、B−25とほぼ同じ大きさ。

コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする