自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

「ガロ」

2010-06-29 | Weblog
 漫画家水木しげる夫婦のお話をもとに朝の連ドラ「ゲゲゲの女房」。時々見ているが、今日は月刊誌「ゼタ」の創刊だ。
 懐かしいというか、「ガロ」表紙デザインそっくりに「ゼタ」と名前を変えて出されている。創刊は中一の頃だが、創刊号から見ていた。白土三平のカムイ伝も後で連載が始まった。創刊号に何が載っていたかまでは全く覚えていないが、「ガロ」はその後で虫プロの「COM」の創刊(メインは長編「火の鳥」だ)を出す契機ともなった。カムイ伝も長大な作品だが、悩める青少年にとって、永島慎二やつげ義春の私小説的な作品に引かれていたのも事実。「フーテン」や「漫画家残酷物語」の永島の画風は心に沁みましたね。
 そういう意味でこのドラマは懐かしい。
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井上成美(しげよし)

2010-06-28 | Weblog
 昨日図書館で読んだ「自転車ぎこぎこ」のなかで、ダホンで輪行して横須賀・三浦へいく話がある。行程の中に、最後の海軍大将井上成美の旧宅を訪ねるくだりがあって、その人物に興味をもって調べた。
 山本五十六や米内政光に仕えた軍人で終戦時に大将に。なかなかの人物。日米開戦の11ヶ月前に航空本部長中将として海軍大臣に提出した「新軍備計画論」を読んだが、戦略の要諦をついている。まともに読めば開戦を遅らせるか、止めるかの内容だ。
 ぎりぎりの状況で出されたのであろうが、冷静に理解する人間がいなかったということで亡国の道をたどることに。
 「戦争は他の手段をもってする政治の継続」(クラウゼビッツ)なので、戦争という「外交」なのだ。どういう終わり方をするかの展望がないといけないが、まぁ、戦略を描ける人材に欠けた時代であったということだ。
 阿川弘之も書いているようなのでそのうち読んでみよう、と思った。
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「自転車ギコギコ」

2010-06-27 | Weblog
 今日は午前中図書館へ。こういう足では、なかなか美術館などへ行くのも辛い。
 図書館なら座って本が読める。で、伊藤礼の「自転車ギコギコ」。この77歳ぐらいのご老人の書くエッセイというか駄文を読む。バイクラに連載されていたものと書き下ろしの構成。ほぼ読み終えると昼をとっくに回っていたので、帰宅。足の悪いときにこういうゆったりとしたものが良い、のか?
 まぁ杉並区の自宅から虎ノ門の歯医者へ30回以上自転車で通って足を鍛えた経験もありのお方である。あの危ない(と思う)東京都内をよく走るなぁ・・・というのが本当のところ。ロード乗りではなく、ダホンやクロスバイクを乗っているらしい。
 午後からは撮りだめの映画「甘い生活」フェリーニ監督の59年の映画。長いのでこういうときにピッタリだ。筋というものより、その場その場の人間模様を感じて愉しむという映画か、観ていて芸術的。そういえば同監督の「道」にもそういう要素が感じられる。
 昨日は「黒い画集」(60年の日本映画)を観たが、同時代の日伊白黒映画2本、なかなか面白かった。
 
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やはり純米

2010-06-25 | Weblog
 昨日の酒を今日も少し味わったが、やはり自分の好みは純米。たまたま「瀧自慢」から案内が来ていて、ここの「純米大吟醸 斗瓶どり」を4合瓶だけど頼むことに。2200円程度で「巨匠」の半額以下。この程度で十分。
 アル添する大吟醸の味は吟醸香が高く、かつ濃厚となるので、それが「酒」らしく好まれるのかもしれない。自分はすっきり系が好きなので、濃厚である必要はない。米の味なら「純米酒」で十分味わえると思っている。
 瀧自慢には「匠35」という純米大吟醸があるが、これは一度飲んでみたいな。4合瓶で5250円だけど。精米歩合は35%と「巨匠」と同じだが、味の違いやいかに・・・
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「巨匠」

2010-06-24 | Weblog
 この酒は西荻窪の居酒屋「雅」で飲んだ酒。6~7勺(120cc弱)で1500円だった。多分小売で1万円ぐらい(1升)の酒だろうと思って飲んだが、そのとおりだった。
 父の日のプレゼントで東京の娘から、この4合瓶を送ってきた(約5千円)。昨日は常温で、今日は冷やして飲んだが、やはり冷のほうが良い。
 雅で飲んだときは名前が印象に残ったので覚えている。名前だけで、成分など確かめなかったが、醸造用アルコール添加とは思わなかった。それほど旨さが勝っている。所詮自分の舌などこの程度(まぁその時は、いささか飲んで良い気分だったが)。まぁ、とてもブラインドでは賞味できない・・・のレベルだ、なさけない。(「大吟醸」だけの表示は大概アルコール添加である)考えてみれば1升5千円台の酒は自宅でもなんどか飲んだことあるが、1万円台はないのである。経験がないのでは仕方ないか(笑)。
 ともかく、旨い酒。新酒鑑評会金賞を連続して取っている。山形、高畠町の酒。
 
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CT検査結果

2010-06-22 | Weblog
 今日の診断はやはり骨折。CT画像ではよく分かる。中足骨と楔状骨にかけて3箇所骨折。ちょうど土踏まずの上のところ。手術はしないが一月固定とギブス。4週間後の7月20日頃ギブスを取るのではないか、と想像している。ただ、足裏のアーチの部分だけにギブス外した後補装具でケアしたほうがよさそうだ、と言うのでそのつもり。
 骨折によって、足の形も微妙に変わるそうだ。回復までにはしばらくかかりそう。
 ペダルに力をかけるところだけに、慎重に治したい。
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パソコン復活

2010-06-21 | Weblog
 今日は土曜の勤務の代休、で午前中四日市の「パソコン病院」へ。
 ウィルスでHDDが壊れた旧パソコンの画像ファイルを取り出していただいたときに、ここの会員になったので、診てもらった。
 結果は、どうも2重にウィルスソフトが入っていたりしていて、重くなりすぎていたのが原因。このため、変な動作となり、壊れたと思うような画面となってしまったらしい。
 その他の使わないソフトは消したほうが軽くなるというので、いくつか消していただいた。会員ということで違うパソコンではあるが、診察料はサービス。良かった。
 インターネットから、ついいろんなソフトをダウンロードすることもあるし、使っていないソフトはこの際ほおり出すことにしよう。
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松葉杖だよ、人生は

2010-06-18 | Weblog
 雨の日である。松葉杖にとって怖い日である。雨にぬれたタイルは滑りやすい。掃除のすんだ公衆トイレも危険だ。帰宅して、玄関前のタイルでツルッとすべってひやりとした。
 松葉杖は16年前にも経験がある。今回と同じく左足首のじん帯が切れて、縫合手術をした。このときも一月ギブスをした。
 そのときトイレに手すりを一つつけたが、今回に役に立っている。
 風呂にはひとりで毎日入っているが、この時の経験が役に立っている。脚にゴミ袋をかぶせて、クラフトテープで止めて風呂に入るのである。ぬらさないためだが、十分役に立つ。
 松葉杖で歩いていてもなかなか思うように歩けないし、昼飯を食べるにも人の世話にならないとやっていけない。書類ももてないので、人を呼んで持って行ってもらっている。人さまのお世話にならないとやっていけないのだ。
 まぁ自分の思うようにならないのも人生だし、人さまのお世話にならないとやていけないのも人生だ。「松葉杖だよ、人生は」かな・・・
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骨折

2010-06-16 | Weblog
 パソコンが壊れたままほったらかしにしてあるのをいいことに、更新していない(これは、娘のパソコンを使用している)。それと足の怪我はあまり楽しくないことでもあるので。
 今日は、病院でCTを撮った。診断結果は来週なのだが、昨日の医者の見立てでは「骨折しているものと思われる」。ギブスをすることになると言う。自分でも転倒時やこういう痛みの残りはこの7年での4回の骨折からも、そのとおりでは、と思っている。
 自転車での骨折なら、少しはあきらめもつくのであるが、どうもこんな自分の不注意による失敗はなかなか面白くない。一月固定となれば、脚も衰える。いやはや既に骨粗しょう症かもしれませんな!
 話はかわるが、今日のCTは早く済んだ。5分とかからなかったのではないか。前に一度経験したときは、ずいぶん長くかかったし、金属製品など体からはずしたと思うが、今日は腕時計したままだった。医療機器の進歩も早い。
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どじ!

2010-06-13 | Weblog
 どじその1 パソコンがとうとうおかしくなった。HDDに問題あり。この記述は娘のPCを使って書いているが、当分更新はお休み。
 どじその2 雨にぬれた庭石ですべって左足首周辺を痛めた。骨折疑い(レントゲンでは良くわからなかった)。とりあえず固定してもらった。火曜日再診。自転車も当分お休み。7月の「神坂峠」も経過によってはDNSだな・・・
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登坂練習

2010-06-12 | Weblog
 昨夜はいささか飲みすぎた。仕事の付き合いでの飲み会ではある。
 明日は乗れないので、いささか飲み疲れではあるが、ようやく9時過ぎに家をでる。先週の坂三昧でいささか忸怩たる思いもあり、まずは錫杖湖から伊賀越え、心拍170から落ちないようにふんばる。次は高郎城林道。椿林道分岐まではなんとか頑張ったが、ここからがいけない。楽だなぁ、なんて思って心拍をみると150台だ。自分で楽しているだけなのだが、しかし、追い込めず、ちんたら、サミットへ。風車展望台でパンを食べて休息、再度高郎城林道を下る。
 こんどは裏蝙蝠峠。ここはなんとか踏ん張って登ったが、脚はこれでおしまい。
 JR関駅で1時近くとなって、巻き寿司昼食。お茶を頂きながら食べる。
 どうも登坂力が低下している。負荷をかける登りを練習しないと、と思いつつ、一人ではなかなか耐久訓練にならないなぁ。
 走行96km 明日は尾鷲へ。 
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今年の乗鞍

2010-06-08 | Weblog
 今年の乗鞍の抽選は昨年以上に応募が加熱しているのか、昨年の同宿参加者のうち、入賞者以外で当選者は自分だけだった。
 いささか加熱ぶりには驚くものがある。50台だから当選したのかもしれないが。
 今年は娘のこともあり、走行距離が伸びていない。ヒルクラの練習はこれからだ。日曜の走行はそれほど調子は悪いということはなかったが、このままでは記録を落とすことは明白な走りだった。やはり追い込む走りをしないとね。

 さて、6/6morimoto選手が富士あざみラインでのJサイクルツアー第6戦で優勝。狩野選手の記録を破る大会新記録で大金星。チームは実業団レースなのでイナーメですけど、日本一のヒルクライマーとなった日だ。
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山岳グランドフォンド松阪美杉

2010-06-06 | Weblog
 8時に約80人が旧一志町役場スタート、最初は矢頭峠。集落が切れる所までは集団に着くコバンザメ戦法。先頭第1集団は16人。切れるつもりなので最後尾。この峠で絞込みがされるのはわかっているので、山道にかかったところでマイペース。
 たんたんと登っていくと、やはり数名切れている。峠で12位となったが、ひとりでは走れない。下ってしばらく流していると、後ろから二人。津のMさんと他県のS原さん。
 この3人で最後まで走ることに。
 次は逢坂峠。八知までにもう一人追いついてきて、4人で登る。11%の標識がうらめしい。ここで津のMさんの脚力に驚く。太腿が太くなっているし、ぐいぐい登っている。そうとう練習をやっているようだ。
 峠を下って、次は飼坂峠。トンネルまで100m以上は登る感じだ。峠を降りて上多気の交差点が第1チェックポイント。バナナと水補給。ここから仁柿峠。峠までのだらだら登りを3人で走る。さて仁柿峠の下りは狭く危険。ゆっくり慎重に降りていると、さっきの一人が追いついてきて、4人でローテを回す。
 国道にでると車が多く、ローテも回しづらいが、辻原の2段坂越えると下りとなって、大いに飛ばす。前に2人いて、一人が調子が悪いらしく、いったん6人となったが、すぐに切れてしまう。これで順位はあがったが。
 国道を左折し、次は五輪峠の丘越え。ここ下れば第2チェックポイント。水補給。
 また4人で堀坂峠。本日のメインデッシュ。この峠、10%が連続する。80km近く走ってきた脚には大層辛い。途中で降りてきた地元の学生ローディが頼みもしないのにUターンして、登り返してきた。サミットまでS原氏に色々話しかけている。そっちは余裕のようだがこっちはヘロヘロだ。(チームコンタドール、だって)日焼け止めが汗で流れて目に入って痛い。
 峠はS原氏先行、津のM氏2番手、3番手で自分で通過。この坂で太腿に違和感。ヤバイ感じ。坂が不得意という4人目の人は離れてしまった。
 最後のデザートはZ坂。ZというよりMかWの形なのだけど。ここで一人に抜かれて順位を下げる。15%ぐらいの急勾配が数百m続くのが売りの坂。
 坂を越えれば、あとは中村川沿いの下り。軽快に走るも、太腿の違和感はますます明瞭に。ローテを勘弁してもらって、着き一に。
 島田橋を過ぎて、一度先頭を引こうとしたが、ビクビクきてしまい、ダウン。残りは数キロなので安静第一とした。最後1kmでまた一人に抜かれて、ゴール。結局最初のころと同じで我々3人は12~14位でゴールかな?12時10分でした。やはりグループで走ると楽だし、速い。握手を交わして解散。今回は津のMさんの精進の成果に全く脱帽でした。 走行103km
 

 
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ゴッホのまなざし

2010-06-05 | Weblog
 東京へ出張間の土日は色々出歩いた。新国立美術館のオルセー展(ポスト印象派展)、三鷹でアルフォンス・ミュシャ展、そして三鷹禅林寺で太宰と鴎外の墓参。この歳になって初めて太宰の墓参り。いささかこそばい感じだった。太宰の奥さんは平成まで生きたのだった。もうすぐ桜桃忌だ。
 さてポスト印象派展でゴッホの自画像にはどきりとさせられた。彼の左眼(鏡を見て描いたとすると右目になる)がこちらを真っ直ぐに睨んでいる。まるでそこだけが生々しく、生命のある眼であった。
 「お前に自分の描こうとしているものが解るのか」というようなまなざしだった。130年前にこの絵を描いた時、ゴッホはこの左眼に何をこめたのであろうかと、しばし対峙。

 明日はACAツールド愛知で一志町起点の100km、登坂累計2000mというハードなコースを走るのだが、酒疲れで2週間ぶりの走行となってしまう。で、午前中60kmほど走行。
随分暑くなった。
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やっと復帰

2010-06-04 | Weblog
 今夜、東京より戻ってきた。やっと復帰。
 さて、東京の夜の生活は、毎夜宴会のようなもので、酒びたりの日々であった。さすがに「ヤバイ」と思って一夜は禁酒したが、酒に弱いものが酒焼けするような日々であった。
 東京と言ってもはずれで、農地の点在するようなところなので、宅急便で送ってくる同宿の酒を飲んでいたわけなのだが、楽しく、苦しい日々であった。
 ただ土曜の一夜は、新婚旅行から帰ってきた娘夫婦と街中で飲んだ。これは旨い酒を飲める店と知って行った店であった。
 初めて行った、西荻窪の「雅」という居酒屋。吟醸酒を6,7勺程度の小さめの冷えたコップ酒で飲む。一杯1300円~1500円ぐらいの吟醸~大吟醸で唸る酒があった。色々飲んだがやはり自分の好みは大吟醸でも純米だ。醸造用アルコールが添加されていると、どの銘柄も同じような味に調整されて、しかも喉を通過した後の感じがどこか良くない感じがする。好みの問題かもしれないが。
 この店の日本酒は只者ではないが、客が選べるような銘柄のメニューはない(焼酎についてはあるが)。したがって並んでいる瓶から指名するか、店に任せるかだ。
 なぜ銘柄がメニューに載ってないか聞かなかったが、飲み比べて気が付いたことは「酒はブランドで飲むのではなくブラインドで飲むべし」ということだ。そういう意味で味わう能力が試される店と、うけたまわった。良い店だ。
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