自転車のサドルの上で・・・

サドルの上での気ままなひとりごと

戦争論

2024-08-29 | Weblog
 今、描いている絵の作業が遅れている。10月下旬の展覧会に出さないといけないが、多分、途中で出さざるを得ない。8、9割方出来てはいるが、細部の書き込みが出来ていない。
 そんなこともあって、自転車は気合が入らないが、台風のおかげもあって、絵の作業時間は取ることが出来る。といっても、それほど集中力もなく、昔買った本など再度読み直してきたりする。
 この「戦争論(上巻)」もそう。昭和49年刊で、大4年生の時購入。星一つ70円。在学中に50円から70円に大幅値上げとなった(石油ショック)。この上巻は星4つであり、280円という訳だ。(1981年に星表示は廃止)
 クラウゼビッツがこれを書いたのは1820年代。40代の時だ(刊行は本人死後、妻により1832年刊)。プロシャの軍人。上中下巻の上巻のみ買ったが、半分ほど読んだだけ。
 戦争とは何か、戦略と戦術の違いはなにか、という事を知りたかった。「(戦争は)相手に我が方の意思を強要するにあり」「戦争の目的は相手の防御を完全に無力ならしめるにある」「戦争は政治におけるとは異なる手段をもってする政治の継続にほかならない」などなど。森鴎外もドイツに留学し、この本の1,2編(上巻部分)を最初に訳し、士官学校でも使われている。
 クラウゼビッツの功績は近代戦の時代において、戦争を政治の中へ組み入れた事である、と訳者は3点のうちの第1点として挙げている。
 ウクライナやガザなどの時代において、改めて読み直してみる。
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コミュニケーション

2024-08-25 | Weblog
 今日は四日市文化会館で開催されている市民の写真展と美術展へ行ってきた。
 美術展(見出しの画像)には「丘の会」としてブースが作られ、会のメンバー13人が26点(10号以下)出品していた。昨年10月下旬の丘の会展(四日市文化会館)の展示を事務局が見に来て『出品してほしい』と言われたそうな。もっとも、四日市在住(菰野もOK)に限るとのこと。市民展だからネ。絵を描いている以上、ひとりでも多くの人に見てほしい、と思うのはそのとおり。音楽でもなんでもそうだ。自己表現でもあるので、コミュニケーションの手段でもあるのだ。批評、意見は多いに歓迎だ。
 1階で開催されていた写真展には、かつて属していた写真サークルの面々の素晴らしい作品が優秀賞として展示されていたし、入選作品はプロジェクターで紹介されていたし、観ながら構図などの勉強にもなった。久しぶりに写真の先生にもあって、少しお話もできたので良かった。

 昨日は、午前中、自由が丘~和無田~西山~水沢~椿、といつもとは逆回りの50㎞サイクリング。いつもは30㎞越えで下る集落の道も、逆回りで20㎞前半では随分長い道だな、などと感じたのも当然か・・・。たまには良い。
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敗戦日

2024-08-21 | Weblog
 19日のブログに引き続き昭和20年の新聞ネタ。親父の遺品の中から出てきた、多分9月3日の新聞の断片。
 記事は9月2日の戦艦ミズーリー号での降伏文書調印の写真とその内容など。日本では終戦記念日は8月15日であるけれど、ポツダム宣言受諾は8月14日、天皇のラジオ放送のあった日を終戦としている。
 ドイツ(欧州)では4月30日にヒットラーが自殺したが、ベルリンで降伏文書に署名した5月8日を第2次大戦終結日としている。実は5月7日に仏ランスでも降伏文書に署名しているのだが、ソ連がベルリンでの署名を主張したためだと聞いた。日本の場合、法的には9月2日が戦争終結の日であろう。
 19日、NHKBSの「英雄たちの選択」で放送されていたが、連合軍が日本に降り立つと通告された厚木飛行場には降伏反対派が拠点としていて、比島まで敗戦使節団が乗る飛行機(一式陸攻)を撃墜せんとしており、囮の飛行機まで飛ばしたが、実際洋上で見つかったと。しかし、厚木の戦闘機側が燃料不足で帰投したと言われる。比島からの帰途は一式陸攻の燃料が抜けてしまい、静岡で洋上着陸し、漁船に助けられた、とも。その後、8月30日にマッカサーガ厚木に降り立ち、2日に降伏文書に調印となった。連合軍の計画では、直接軍政を敷き、軍票の準備がされていたが、翌朝実施という時に、深夜の交渉で撤回になったとも。なかなか劇的でこの番組は興味深かった。
(補足すると、白色に塗り替えられた一式陸攻は試験飛行中、厚木の戦闘機に撃たれ穴だらけになったという。使節団は8月19日に比島に向け飛び立ち沖縄で乗り継いで夕刻到着、20日夕沖縄を飛び立ったが、夜間、洋上に墜落、漁船に救われ、浜松飛行場から21日朝帰京し、受け取った降伏文書を届ける。厚木の反乱分子はトップを逮捕され、基地を破壊して逃げたという。なお、基地周辺に潜伏とも。日程は28日調印を31日に3日伸ばしてもらったが、それでも破壊された厚木基地は整備間に合わず、ただ、たまたま来ていた台風のおかげで2日延び、整備もでき、調印は9月2日となったという。)
 
 今日は午前中サイクリング。下庄~忍田橋~北神山~粟加~内多~あの津台 53㎞、10時過ぎ帰宅。
 
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喜雨(きう)

2024-08-20 | Weblog
 一升口の婿殿と飲むために、盆前に買った酒。田光「喜雨」(3630円税別)米は広島の八反錦。瓶火入れ、60%精米、al15%。既に3合しか残っていない。買った時、太田屋の店主から店が盆休みなるので、1本で良いですか?などと聞かれたが、4合瓶の「作Z」があるので、と言っておいた。盆の2晩で「作Z」は空になったが、喜雨は少し残った。(ビールも最初に飲むからね)
 今日は久しぶりに雨が降った。国内では豪雨となった地域もあるが、当地ではもう少し降ってもらっても良いかな、というぐらいの感じ。植物には恵みの雨だ。「長い日照りの後に降る恵みの雨」とこの酒の裏のラベルにも書いてある。酒米八反錦で作った酒は、淡麗ではあるが味もあり、すっきりした感じで良い。雄町のような豊潤な味も好きだが、この味も暑い時節にはさわやかで良い。
 一合口の自分としては、飲み残った美味い酒を、ちびちびやるのも喜びの雨だ。
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レコーダー

2024-08-19 | Weblog
 盆前に、ブルーレイレコーダーがとうとう壊れた。以前から電波出力部分が不調だったが、急にダメになった。
 買ってから16年半経過しているので、長く持った方だと思う。パナの製品なので、次も同じパナとした。次は4K対応でと、製品候補を決めて、価格を色々調べると、パナがどうも『価格統制』(特約店しか卸さない)しているようで、どこで買っても値段に差がない。で、市内の量販店で今日買って設置完了。
 DVDレコーダーはそう使うわけでもなくなっている。外付けHDで普段は済ませているし、自宅のテレビにはTbrがつながっていて、配信で見る事も多い。録画でなく配信の時代に変わってきているのだ。
 消費の成長が止まり、減少している製品というわけで、メーカーとしては、値崩れしては生産自体が成り立たないという訳かと。そのうち高額商品として現れるかと。レコード針やオーディオ製品のように。
 自分としては、録画済みのDVDは沢山あるし買わざるを得ない。が、4Kは4倍ほどの容量がいると思って、500GB(現在)→2TBのものを買ったが、1TBのものでも良かったかも。 
 次は13年経過中のテレビの番・・・だな。

 見出しの画像は、8月15日付けの中部日本新聞(昭和20年)。詔書の日付は14日だったと今更知った。(鈴木首相の言葉も14日付け。)14日の大本営発表も掲載されている。それによると、「13日鹿島灘沖で空母、巡洋艦各1を大破」とある・・・。
 
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恐竜の星

2024-08-18 | Weblog
 先日テレビを見ていたら、6600万年前の隕石(直径15㎞程度)衝突によって、約75%の種が絶滅したと言っていた。恐竜もそうだが、植物も生きていけない大気状態、気候状態であったのだろう。その中で、ネズミほどの大きさの哺乳類は、最初の30万年は菌類からシダ類まで、その後70万年で広葉樹、そして豆類の発生により、タンパク質が摂取でき、体が現在の豚程度の大きさの哺乳類が出てくるようになった、と解説。それでも100万年の経過が必要。
 恐竜時代は、食べ物が豊富、生存競争で体がでかくなった、一旦隕石でリセットされて、現在に至るということかと。しかし、自然は恐竜時代ほどの生産能力はなさそうだ。隕石が落ちなければ、恐竜時代は続き、哺乳動物は小さいままだったかもしれず、人類も生まれなかったかもしれない。とすれば、宇宙には少しは知能が発達した恐竜が跋扈する星が現在もあるかもしれない。恐竜の星、だ。
 などと空想。
 午前中、椿~水沢~西山~和無田~自由が丘の定例コース、サイクリング50㎞。椿神社ではターミネーターRCのメンバーが10人ほど休息中。10時過ぎには帰宅。猛暑なれど、この時刻までだと、水分補給に気をつければ問題ない。(見出しの画像は、15日朝の安乗碕)
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孫守

2024-08-17 | Weblog
 14日から15日の予定で孫家族が帰省した。14日のお泊りは安乗で予約。鉄道好きの孫に併せ、近鉄「しまかぜ」に乗って阿児鵜方でお迎え、という段取りだった。
 ところが、地震に台風。「しまかぜ」は山田止まりとなり、宇治山田駅へお迎えと変更となってしまった。それならと、駅前の「大喜」でランチしてから横山展望台へ。
 ビジターセンターで少し学習してから、男性は徒歩で、上の狭い駐車場への順番待ちの行列に女性陣が車で並ぶことに。お盆だから混んでいるとは思ったが、やはり、という感じ。(車の待ちは20分程度で、徒歩の方が速い)
 暑い夏の山登りとなった(標高差70m程度)。(見出しの画像)
 次は、大王崎灯台見学。最後に宿から徒歩で安乗崎灯台で一日目は終了。

 翌朝は、6時前に起きて、自分だけ再度安乗崎灯台へ。デジイチも持って行ったが、写真作品狙いでもないので、コンパクトで朝景色をカメラに収める。
 翌日は、孫たちの第一目的の「パルケ」へ。(下の写真)最後に「オペラ・プリマ」(フラメンコショー)鑑賞して、帰宅の途へ。最後のショーは大人向けで自分としては良かった。
 ここへ来たのは開業前の視察以来。まぁ、初めて同様。

 翌16日には帰る予定であったが、台風で東海道新幹線全面停止となり、一日伸びてしまった。
 鉄道好きの孫に、ナローゲージ(軌道762㎜)の電車に乗せてやろうと、あすなろう鉄道で四日市から日永まで往復し、日永駅のように線路を横断してホーム間を渡るのは初めてだそうで面白がっていた。ランチの後は四日市博物館のプラネタリウム鑑賞。
 近鉄内部線、八王子線などと昔は言っていた、この路線に乗るのは高校生以来55年ぶりだ。冷房も効いてモダンな電車になっていた。(下の写真)
 台風のおかげ?!で予定が2泊3日となり、孫守を楽しく堪能しました。)
(志摩スペイン村 パルケエスパーニャ)

(あすなろう鉄道)

 
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殺人光線

2024-08-12 | Weblog
 今年の暑さもまた酷い。午後2時頃の太陽の下のいると、『ビカビカ』という感じで、焼き殺されそうである。子どもの頃には全く感じなかった光線だ。また、先日昭和51年8月のサイクリングの件を書いたが、普通に暑いだけで、大したことなく、今のような事態は想像すらできない。
 人間は、家の中に逃げることもできるが、植物はそうもいかない。我が家の園芸部長としては、この光線と熱波によって、立ち枯れていく植物に悩まされている。
 毎年夏に咲く、「夜顔」も様子が異常事態。昨年は種があまりできなかった。原因は分からなかったが、2年続きとなりそうで、どうも熱波のせいだ。
 今年は特に、花の咲き方が、全開せずに半開きの状態がほとんど。今朝、写真を撮った花も朝にも関わらず、これから開くつぼみの姿(暗くなって咲くので、午後5時ごろの姿)。結局、今夕になっても開かず、終えそうだ。
 半開きの花の中を覗けば、雄しべが無く、これでは種もできない。繁殖行為が阻害されているようだ。
 人類は、自らしでかした温暖化により、自滅するかもしれない。多種多様な生物で成り立っている地球の存在を甘く見ると、しっぺ返しを受けるのである。人類も種の1種にすぎ数百~数千年後には他に先んじて絶滅種になるかもしれない。

 昨日は、午前中、椿~東海自然歩道~両尾~白木~フラワー~井田川のサイクリング、57㎞。
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アルミボトル

2024-08-08 | Weblog
 南海トラフ地震の前触れか?と、大きな地震。非常持ち出し物品、集合場所など確認した。
 この先どうなるかは、誰にもわからない。
 今朝は、午前中サイクリング。8時前に家を出て、下庄~忍田橋~雲林院(美濃夜神社)~ヤマギシ~あの津台~中勢BPで帰宅、走行48㎞。美濃夜神社は寄ったことなくて、寄ってみた。江戸時代、水利が悪く、灌漑用水の建設となった経緯が書かれた石碑が建っており、読んでみる。
 今は集落の中を安濃川から引かれた水路で、滔々と水が流れ、先人の苦労を想像する。
 しかし、今日も暑かった。乗っている最中、昭和51年の8月だったか、石榑峠を越えた時を思い出した。峠直下で脚が動かなくなり、日陰で横たわって休んだ。休めば復活でき、滋賀県側へ、まだ舗装されていない道を降りた。途中の水場(京の水)で水を補給した。その時使っていたアルミボトルが見出しの写真。まだ使えないことないし、捨てられない・・・。その時は、水口まで出たが、あんまり暑く、喫茶店に飛び込んで(コンビニなど田舎にはほとんどない時代)冷コーを飲んで息を吹き返したことを覚えている(帰途は鈴鹿峠)。
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お茶のみ爺さん

2024-08-04 | Weblog
 昨日の土曜日は先生の所属する美術団体の巡回展があったので名古屋まで行って観てきた。新国美で開催される東京展に比較すると規模が小さいのでいささか物足りないが、受賞作品は並んでいるので、仕方ないかと(見出し画像は巡回展で)。
 今日は午前中サイクリング。椿~水沢~和無田の定例コース50㎞。8時過ぎに出ても、10時20分ごろには帰宅できる。今日の気温はそれほど(殺人的)でもないが、やはり10時半までに戻らないと、この時期暑すぎるかな?
 大体自転車は常に向かい風で、扇風機で風を浴びているようなもの。時速25㎞~は「弱」で30㎞~は「中」40㎞近くになると「強」という感じか、と乗りながら考える。停まるとしっぺ返しのような感じなのだが。今日は、50㎞の走行中に2リットルほどの水を飲んだ。これも人によりけりで、自分は昔から「お茶のみ爺さん」を自称していたぐらい、水飲みなのだから飲む方だと思っている。
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高野山

2024-08-03 | Weblog
 1~2日と高野山へ家族とドライブ。
 高野山は初めて行った。日帰りでも行けなくはないが、宿坊体験もして、フルセットでこの天空の宗教都市を味わう。
 宿坊でも空海の本など読んだが、結果的に仏教についてもう少し知りたくなった。30分ほどだが授戒の儀式も受けて、敬虔なる仏教徒にもなった気分。空海の生きざまにもいささか感じ入った。
 良い経験だった。
 
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