「我々のように30代半ばからハリーさんくらいの歳の人って、ずばり『ハマった世代』です
よね。」
唐突に職場の後輩に、こう言われたのだが、返答に困ってしまった。
『ハマった世代』というのがあったとして、その範囲がどれくらいなのかわからないが、
確かなことは私はハマらなかったということだ。
いや、先日来世間を賑わせている歌手の話なんだけど。
例によって契約が解除され、CD等の商品は売り場から撤去、出荷停止となったのだが
悪趣味な私は、買う気なんざ更々無いのに、HMVやamazonで検索してみる。
なるほどね。(笑)
あくまで「酷い例え」としてだが、もし元ビートルズのメンバーやローリング・ストーンズの
メンバーに同様のことが起こったら、彼らの音楽・映像商品も同じような道筋を
辿るのだろうか。なんだかなぁ。
今回の実在の事件は私の音楽生活(笑)には、何の差し障りも無い出来事なのだが、
もし、先の「酷い例え」のようなことが起こり、彼らの商品が同じような道筋を辿った場合
何をすべきか。
一般人としての私は、カラオケで『JUMPIN’ JACK FLASH』や『DAY TRIPPER』を
歌えばいいだろうし、ミュージシャンの方々は『LET ME GO』や『TELL ME WHY』を
録音して世に出せばいいのだろう。
つまりは、そういうことだ。
掲載写真はバッドフィンガーの81年のアルバム「SAY NO MORE」。
レーベルはアップルでもワーナー・ブラザーズでもなく、ましてメンバーは二人欠けているが
これはこれで、それなりの水準のレコードだと思う。
「SAY YES」とは言わないけれど。(笑)
毎回同じところに行くのかどうか、気になったりして。
最近、あのレーベルは再発ラッシュですね。
80年代というか、貸しレコードというものが出てきた時代からといおうか、日本製のそれらしい音楽を
「ニュー・ミュージック(死語!)」とくくる風潮が出てきた。
Harryさんがいくばくかは知しらねど、おらはこのことばになじめなかった。じ、へそ曲がりらしく、件の楽曲の大ヒットなどに「はまる」どころか、忌み嫌っていたものだ。(今でも、グ○イやラル○など、こそばゆい)
ゆーみんや矢野あっ子などもこの類にくくられていて
なんだかなあ、と思っていた次第。
ニュー・ミュージックという言葉が当たり前のように
使われ、ヒット曲は演歌以外は皆ニュー・ミュージック
と括られていた時期にレコードを買う楽しみを
覚えたものの、件の言葉には違和感がありました。
業界の人にとっては、便利な言葉だったのでしょうね。
80年代から90年代は、ロックンロール真っ最中
だったので、テレビ・ドラマをほとんど見ていません。
それでもどこからともなく流れてくるメロディーを
邪魔くさく思っていました。(笑)