HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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2015-08-31 00:12:41 | 日本のロック・ポップス

あいつ夏、もといあつい夏が一段落したので、録りためたままで未見だった
ドラマ「風のなかのあいつ」を3日かけて全て見た。主題歌を沢田研二が歌い
主演が萩原健一というのも凄いのだが、ショーケンの子分役で大口広司が出ているのが
PYGファンには嬉しいところ。おお、PYGの1/3。(笑)

そしてスカパーのTBSチャンネルで「悪魔のようなあいつ」の再放送が始まったので
またまた見始めてしまった。以前、DVDに焼いたものを頂戴したことがあるのだが
今回はブルーレイに焼いて保存しよう。これは沢田研二主演で同僚に、ここにも
大口広司。岸部修三も出演しているので、おお、PYGの1/2(笑)が揃う。
両方のドラマに共通して出演しているのは安田道代。好きです。(笑)

ショーケンと大口広司絡みと言えばPYG以前のテンプターズを忘れてはいけない
というわけで、掲載写真はテンプターズの2枚目のアルバム「5-1=0 テンプターズの世界」。
全曲オリジナル(洋楽カバー無し)というのが特筆すべきところか。
3枚目のシングル『エメラルドの伝説』から5枚目のシングル『純愛』の両面を全て
収録しているので、リアル・タイムで購入した人にはお得感が無いと感じた人も
いたかもしれないが、それが商売というものである。

6枚目のシングルにして大傑作の『雨よふらないで』はバージョン違いでの収録。
テンプターズといえば、世間ではショーケンのことばかりが云々されるが、ロック者と
してはギタリストでボーカリスト、優れたコンポーザーである松崎由治の存在あっての
テンプターズであることを意識せざるを得ないアルバムである。

ミディアム・テンポのサイケ・ナンバー『テル・ミー・モア』やゾクゾクするような
リフが堪らない『秘密の合言葉』、台詞入りのクラシカルな『宮殿に通ずる長い橋』
ビートルズ・ファンも思わずニヤりとするであろう『きどったあの娘』と、様々な
スタイルの曲を書き分けるセンスには恐れ入る。ドラマーの大口に1曲歌わせる
というのも、ビートルズを意識しての所作であろう。

テンプターズの大箱が出たけれど、全てアルバムは持っているしコンプリート・
シングル集もあるので、アレは買わないことにした。
もう少し安ければ考えたのだけど。

コメント (3)
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