HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

REGGATTA MONDATTA

2015-08-22 08:29:22 | REGGAE

       

13年8月の当ブログでレゲエ・ミュージシャンによるグレイトフル・デッド・
トリビュートを取りあげたが、今回は同趣向のポリス・トリビュート盤。

デッド・トリビュート盤は96年と97年にリリースされたのだが、おそらくはその
企画が当たったことを受けて製作されたであろう、掲載写真の2枚は97年に最初の
1枚が、翌年に続編がリリースされた。

ポリスのセカンド・アルバムは「白(白人)のレゲエ」をタイトルとしたものだった
ことを例えに出すまでもなく、初期のポリスはレゲエを取り入れたリズムの曲を
多く世に出した。それを本家本元のレゲエ・ミュージシャンがカバーするというのは
何とも面白い。

デッドの時と同じく参加した面子は豪華。マキシ・プリーストやシャインヘッド、
ビッグ・マウンテンといった80年代後半以降に人気を博したミュージシャンが
参加しているのが「時代」を感じさせる。アスワドやスティール・パルス、サード・
ワールドにインナー・サークル、トゥーツ&ザ・メイタルズといったロック者にも
通りの良い名前もある。

一際渋いのがビム・シャーマンが歌う『BRING ON THE NIGHT』で、エイドリアン・
シャーウッドのミックスの冴えが控えめなダブの要素と相まって秀逸。

ポリスの一番売れたアルバムは多分83年にリリースされた最後のオリジナル・アルバム
「SYNCHRONICITY」だろう。件の盤を名盤と持ち上げる向きが多いが、個人的には
全くそうは思わない。個人的にアルバムを聴く時もほとんどがB面だけを聴いて終わる。
スロー・テンポの曲が苦手な私であるが、アルバム「SYNCHRONICITY」はB面を
聴くための盤だと思っている。勿論わざと極端な書き方をしている(笑)のだが。

今回の2枚のトリビュート盤に収録されたポリスの曲は21曲(スティングのソロが
1曲あるので2枚合計で22曲収録)なのだが、アンバランスなことに「SYNCHRONICITY」の
A面収録曲はカバーされていない。『WALKING IN YOUR FOOTSTEP』あたりは
取り上げられても良さそうだが、結果はこうである。
ま、その話はいいか。(笑)

2枚ともレゲエであることが一目でわかる秀逸なジャケットであるのが良い。
中古で安く見つけたら(私です)その時は是非。今更のようにポリスっていい曲が
多いなと思う晩夏の候・・・・。

コメント (6)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする