総括その4は発掘物。今年も箱物が多くを占めたが、収録された物量と内容を鑑みて、
この並びとなった。
01 KING CRIMSON / THE ROAD TO RED
02 NILSON / THE RCA ALBUMS COLLECTIONS
03 VAN MORRISON / MOONDANCE DELUXE EDITHION
04 FLEETWOOD MAC / RUMOURS 35TH ANNIVERSARY SUPER DELUXE EDITION
05 BOB DYLAN / ANOTHER SELFPORTRAIT THE BOOTLEG SERIES VOL.10
06 NIKKI SUDDEN / THE BOY FROM NOWHERE , WHO FELL OUT OF THE SKY
07 PAUL McCARTNEY & WINGS / WINGS OVER AMERICA SUPER DELUXE EDITION
08 エレファント・カシマシ / THE FIGHTHING MEN'S CHRONICLE
09 GRATEFUL DEAD / SUNSHINE DAYDREAM
10 RCサクセション / 悲しいことばっかり
その質・量からキング・クリムゾンのボックスの全貌を聴いた直後に今年の1位は
確定であった。ニルソンの箱は痒いところに手が届く出来で、未発表音源の多さもさることながら
各所に散らばっていたレア音源の類も丁寧に集めてくれたのが嬉しいところ。
本人未公認ながら、その魅力の一端に触れた者の心をとらえて離さないヴァン・モリソンの
組物は素晴らしかったし、定番映像をしっかりオフィシャル・リリースに組み込んで初登場
させたフリートウッド・マックも良かった。
思えば、新譜、映像、発掘物の3部門で登場したポール・マッカートニー。来日云々を差し引いても
今年のポールは凄かったのだ。(笑)というか、発掘部門に関しては他の大物ミュージシャンの
組物が大したことなかったというのもあるが。
それにしても、毎年この部門を一番楽しみにしているというのも何だかなあ。(笑)