HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

FRIEND OF THE DEVIL

2013-12-16 00:46:12 | ROCK

10月に「SUNSHINE DAYDREAM」を取り上げた際に、今年のデッドはこれにて
打ち止めみたいなことを書いたが、更に市場に投下されたのが掲載写真の「FAMILY
DOG AT THE GREAT HIGHWAY , SAN FRANCISCO , CA 4/18/70」。
ブラック・フライデイに合わせて2枚組LPが7500枚限定でリリースされた。

CDのリリースも行われ、こちらは1枚もので限定盤ではないようで通しナンバーは無い。
もはや老眼の進行具合も著しいので、ジャケットの印刷が意図的にずれているのか
3Dを意識したものかすら判別できない(笑)のだが、デザインと色合いは私好み。

リリースされた前後の都合3日間、デッドはファミリー・ドッグで演奏しているが
この3日ともグレイトフル・デッドという名前での出演ではなく、アルバムのジャケットにも
あるように「MICKEY HEART & HIS HEARTBEATS」、「BOBBY ACE & HIS CARDS
FROM THE BOTTOM OF THE DECK」という変名での出演であった。
両者から、ミッキー・ハートとボブ・ウィアの名前を容易に想起できるので、会場が
デッド・ヘッズで埋まったのは間違いないだろう。(笑)

LIVE ACOUSTICとジャケットにあるように、ほとんどの演奏はアコースティック・ギターを
中心に演奏され、エレキで演奏される『ME AND MY UNCLE』でさえ穏やかな風情である。
演目もデッドのオリジナルは少なく、ブルーズ・カバーやトラディショナル・ナンバーが
「ある日のグレイトフル・デッド」の記録として、まったりと楽しめる。

プロフェッショナル機材で録音されたものではない、との記載があるがそれほど悪い音質ではない。
ディスクの後半6曲は、ピッグペンのアコースティック・ソロで彼のブルーズ・マンぶりを
聴くのも楽しい。ライトニン・ホプキンスの曲を多く取り上げているのが嬉しいところ。
ガルシアやボブ・ウィアとはまた違った魅力を放ち、初期のデッドの魅力の一端を担って
いたことを改めて認識した。まあ、ちょっと地味だけど。

さて、来年の「DAVE'S PICKS 2014」もオーダーしたし、楽しみが先に控えていると
いうのはいいことだ、とか思いながら日々を忙しく過ごしていると、あっという間に
今年も終わるのだろうな。(笑)

コメント (2)
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