HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

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AN ALL STAR TRIBUTE TO THE WHO

2012-10-31 21:09:18 | ROCK

どちらかというと、ロックの古株にあたる面子によるザ・フーのトリビュート盤が
リリースされた。いつもなら曲のリストなんて掲載しないのだけど、今回ばかりは
いちいち書くのも面倒くさいほど豪華(人によってはそうでもないかも)な面子なので、
まずは曲目と演奏者リストを転載する。

01. Eminence Front – John Wetton (Asia) – K.K. Downing (Judas Priest)
      – Derek Sherinian (Dream Theater)
02. Baba O Riley – Nektar – Jerry Goodman (Mahavishnu Orchestra)
03. I Can See For Miles – Mark Lindsay (Paul Revere & The Raiders)   
     – Wayne Kramer (MC5)
04. Love Reign O’er Me – Joe Elliott (Def Leppard) – Rick Wakeman (Yes)
     – Huw Lloyd-Langton (Hawkwind) – Carmine Appice (Vanilla Fudge)
05. My Generation – Knox (The Vibrators) – Dave Davies (The Kinks)
     – Rat Scabies (The Damned)
06. The Kids Are Alright – The Raveonettes
07. Won t Get Fooled Again – Sweet
08. Anyway Anyhow Anywhere – Todd Rundgren – Carmine Appice (Vanilla Fudge)
09. I Can t Explain – Iggy Pop
10. Behind Blue Eyes – Pat Travers
11. Magic Bus – Peter Noone (Herman s Hermits) – Peter Banks (Yes)
    – Ginger Baker (Cream)
12. Who Are You – Gretchen Wilson – Randy Bachman (Bachman-Turner Overdrive)
13. Pinball Wizard – Terry Reid – Mike Pinera (Blues Image) – Brad Gillis (Night Ranger)
14. Squeeze Box – John Wesley (Porcupine Tree) – David Cross (King Crimson)
15. Bargain – 38 Special – Ted Turner (Wishbone Ash) – Ian Paice (Deep Purple)
16. The Seeker – Joe Lynn Turner (Rainbow) – Leslie West (Mountain)

「ジョン・ウェットンって、キング・クリムズンじゃなくて、エイジアなのね。」と軽くツッコミを入れながら
トリビュート盤はスタート。ベテラン勢の録音ということで、ほとんど全ての曲において、それほど突飛な
アレンジや演奏はなく原曲に忠実かつ無難な演奏で安心して「バリエーション」を楽しむことができる。

原曲に忠実なら、無名のアマチュア・バンドのカバーと、どこが違うんじゃぁという更なるツッコミも
ありそうだが、ズバリ、ネーム・バリューが違う。(笑)ハッキリ言ってこれが、そこらのアンちゃん達の
カバー集なら買いません。私もカバーしたことあるし。(笑)
ウェイン・クレイマーやテリー・リードが演奏するから買うのである。

あまり共通点の無さそうなバンドのメンバーが集まったという意味では『LOVE REIGN O'ER ME』が
面白い。個人的に一番注目したのは『MY GENERATION』。ピート・タウンゼンドが影響を受けた
キンクスのギタリストであるデイヴ・デイヴィスに、ザ・フーの不肖の息子たちというべきダムドと
バズコックスのメンバーでの録音というだけで、胸躍るというものだ。曲がベタなだけに演奏の出来に
甲乙なんて簡単につけられないが、ワクワクするのは確かだ。

『WON'T GET FOOLED AGAIN』をバンド単体でカバーしたスゥイートの男気に痺れたし、
先日のカバー・アルバムとはまた違った味わいのイギー・ポップも良い。
控えめな(笑)ドラムスが却って好印象だった『MAGIC BUS』も良いし、レスリー・ウエストの豪快な
音に打ちのめされれる『THE SEEKER』も迫力満点。
2年前に当ブログで編んだザ・フー・カバー集の改訂版を作るなら、どれを選ぶか迷う。
作らないけど。(笑)

さて、最後はクイズで締めよう。

プログレ四天王(?)と呼ばれた、「イエス」「EL&P」「キング・クリムズン」「ピンク・フロイド」。
この4バンドの中で、ザ・フーの公式に発表された曲のレコーディングに参加したメンバーが所属した
バンド名は・・・・。

答えは「EL&P」と「キング・クリムズン」。
で、そのメンバーの名前は・・・。

グレッグ・レイクでした。

おしまい。

コメント (2)
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