HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

THE DURUTTI COLUMN / SHORT STORIES FOR PAULINE

2012-10-21 11:25:18 | ROCK

熱心なドゥルッティ・コラムのファンの方が待ち望んでいたアルバム、なのだろうか。
私のような、にわかファンが有り難く拝聴した盤であるのは間違いない。

83年に録音されながら公式にリリースされなかった「SHORT STORIES FOR
PAULINE」であるが、そこに収録されるはずであった9曲は、91年にリリースされた
コンピレーション盤「LIPS THAT WOULD KISS」に収録されていたため、
本来の曲順はさておき、その大体の内容は既に聴くことができた。そのために先の
出だしのような書き方になったのだが、全14曲収録され、曲名もオリジナル・タイトルでの
表記になったので、やはりファン待望というのが正解なのだろう。

大体、私はアルバム2曲目の『DUET』が流れてきた時に、「ああ、いいメロディーだな。
でもどこかで聴いたことがあるんだけど、思い出せないんだよな。」と思ったくらいの
適当なリスナーなので、この盤を偉そうに云々するわけにはいかなのだが。(笑)

暫くしてようやく84年の「WITHOUT MERCY」を引っ張り出してくる始末。
久しぶりに聴いたのだが、やはり美しい。B面のホーンが入ってくるところは未だに
個人的には違和感があるが、それでも全体的に美しい。そのオリジナル曲である
『DUET』が本来の形で本来のアルバムに収録されて世に出たというだけで、価値がある
アルバムだと私は思う。

当初「SHORT STORIES FO R PAULINE」はLPのみのリリースであったが、先日CD化された
際にはライブ盤「LIVE INBRUXELLES 13 AUGUST 1981」が添付された。このライブ盤は
過去に単体でリリースされていたので、CD版「SHORT STORIES FO R PAULINE」では
お値段据え置きの「おまけ」という位置づけになる。このライブ盤も未聴だった私には
願ったり叶ったりの企画ということになって、本当に有難いリリースとなった。

コメント
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