今年はストーンズ絡みだと72年に焦点があたり、しかも「お宝映像」「お宝音源」の
蔵出しで盛り上がり、自身はストーンズのメンバーだというのに何となく部外者の感じが
寂しいロン・ウッド。しかしながら、素晴らしい新譜を届けてくれた。
9年もアルバムを作ってなかったのか。だからといってロニーの新録音に餓えていた訳では
ないし、それほど間隔が空いていることすら意識していなかった。それはストーンズや
フェイセズのアルバムと同じように、ロニーのソロ・アルバムを満遍なく常日頃から
愛聴しているからかもしれないし、特に期待していないからかもしれない。(笑)
今回のアルバムはサラっと登場したが、バラエティに富んだ内容で楽しい。
オープニングがバラッドというのが意表を突いて渋く迫ってくるし、レゲエはキースのアプローチ
とは違って粘り気のあるギターと、時にディージェイ調になる歌唱が面白い。
今時のヒップホップ風のリズム解釈がブルーズに新しい解釈をもたらしたといってもいい
「SPOONFUL」のカバーがまたキマっている。そして、昔から我々のよく知るロニーがいる。
ゲストのギタリストが豪華なのだが、ワディ・ワクテルは「100%」をプレイしながら
エクスペンシヴ・ワイノズでプレイしているような錯覚を覚えたに違いない。
豪快にギターを鳴らすビリー・ギボンズを、バラッドでも起用したのが意外に思えたが
結構うまくハマっている。ボビー・ウォマックがボーカルで参加しているのも特筆すべきで
ストーンズの新譜には参加しないだろうが、ロニーとは今も良好な関係が続いているようだ。
単なるバリエーションというのは簡単だ。歴史に残る名盤に成りえないというのも外れて
いないだろう。しかしながら、そんな七面倒くさい次元とは遥かにかけ離れたところで
鳴るレコードこそ、私にとっては日常をやり過ごすための、いや日常をやりきるための
トランキライザーのようなものだ。
当然のことながら、しばらく常用することになるだろう。(笑)
蔵出しで盛り上がり、自身はストーンズのメンバーだというのに何となく部外者の感じが
寂しいロン・ウッド。しかしながら、素晴らしい新譜を届けてくれた。
9年もアルバムを作ってなかったのか。だからといってロニーの新録音に餓えていた訳では
ないし、それほど間隔が空いていることすら意識していなかった。それはストーンズや
フェイセズのアルバムと同じように、ロニーのソロ・アルバムを満遍なく常日頃から
愛聴しているからかもしれないし、特に期待していないからかもしれない。(笑)
今回のアルバムはサラっと登場したが、バラエティに富んだ内容で楽しい。
オープニングがバラッドというのが意表を突いて渋く迫ってくるし、レゲエはキースのアプローチ
とは違って粘り気のあるギターと、時にディージェイ調になる歌唱が面白い。
今時のヒップホップ風のリズム解釈がブルーズに新しい解釈をもたらしたといってもいい
「SPOONFUL」のカバーがまたキマっている。そして、昔から我々のよく知るロニーがいる。
ゲストのギタリストが豪華なのだが、ワディ・ワクテルは「100%」をプレイしながら
エクスペンシヴ・ワイノズでプレイしているような錯覚を覚えたに違いない。
豪快にギターを鳴らすビリー・ギボンズを、バラッドでも起用したのが意外に思えたが
結構うまくハマっている。ボビー・ウォマックがボーカルで参加しているのも特筆すべきで
ストーンズの新譜には参加しないだろうが、ロニーとは今も良好な関係が続いているようだ。
単なるバリエーションというのは簡単だ。歴史に残る名盤に成りえないというのも外れて
いないだろう。しかしながら、そんな七面倒くさい次元とは遥かにかけ離れたところで
鳴るレコードこそ、私にとっては日常をやり過ごすための、いや日常をやりきるための
トランキライザーのようなものだ。
当然のことながら、しばらく常用することになるだろう。(笑)