HARRY’S ROCK AND ROLL VILLAGE

お気に入り音楽の紹介と戯言

永遠の輪廻

2010-09-15 19:59:03 | DAY BY DAY
3泊4日で広島経由で実家に帰った。広島観光をしたことがないというよりも
安芸の宮島をどうしても見たくなったので、寄り道をして帰ったというのが本当のところ。
広島市内の市電の車両には、かつて京都の市電で使われていた車両もある。私が京都に
住んでいた頃にはとっくに廃止になっていたのだが、相方は京都の出なので、かつて
京都市内を走っていた車両のデザインをなんとなく覚えていた。
残念ながら(笑)私たちが乗ったのは、最新の車両だったが。
ちなみに、かつての京都市電の車両が今でも使われているのは、明治村と長崎と広島で
これで全ての場所で目撃したことになる。

実家に帰った翌日は、数日後に介護施設に移る90歳の祖母の見舞いに病院に行った。
自用がたせず、記憶もところどころ曖昧になっている祖母だが、突然現れた私を見て
しっかりと名前を呼んでくれたのが嬉しかった。祖母の横に座り「また、くるけんの。」と
言ったものの、なんだかこれが最後になりそうな気がしてならない。
今のような状態で生きながらえるのが幸福なのかどうかも考えてしまう。
「自用がたせなくなる位なら、くたばりたい。」なんて思うのは今の私が五体満足だから故に
出て来る思いであるのは否定しないが。

私には子供がいない。子供を欲しいと思わなかったので、その事実を憂うことは無い。
だが、どちらが残るにしろ、一人残された或いは残したことを考えると、明るい展望は全く
見えてこないし、私の家系の血筋がこれで絶えてしまうのだな、なんてことも考える始末。
幸せな老後を望むには、余りに無計画な人生だったな、と悲観的になりつつも、ある日突然
「私があなたの子供です」なんてのが現れても困ってしまうし。(笑)
せめて相方には掲載写真の老婆のように、穏やかな老後を送ってほしいものだ。

そして、追悼 南浩二。
人間の余命なんて誰にもわからないのだが、49歳で亡くなるのは余りに早すぎる。
近年のコンストリクターズでの活動のことは、ほとんど知らないのだが南浩二が率いた
「人間クラブ」の妖しくもいかがわしいロックを忘れることは無いだろう・・・。

追記:「人間クラブ」については2005年3月の当ブログで取り上げましたので、
興味がある方は、そちらをお読みください。
コメント (4)
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