テレビばっかり見てんじゃねぇよ、との誹りを受ける覚悟で。(笑)
昨年12月からスカパーのTBSチャンネル2で再放送が始まった「夜明けの刑事」の
チェックも抜かりが無かった。リアルタイムで見た記憶は全くないのにポール・ロジャース
が歌う『YOAKE NO KEIJI』のメロディーは頭の中に残っているので、再放送か何かで
断片的に見たことはあるのだろう。鈴木ヒロミツが出ていたことも覚えていたのは
私がロック者故ということで。(笑)
だいたい、今の感覚で言えば坂上二郎が主役なんて有り得ないようにも思えるのだが
それだけ当時はコント55号の人気が凄まじかったということであろう。
おっと、重要なのはそこではない。
このドラマにキャロルが出演していたのは後追いで知っていたので、その回が目当てで
録画を始めたのだが、あっさり第二回目にキャロルは登場した。ストーリーよりも何
よりも、断片的ではあるがキャロルの演奏を3曲見ることができたのが嬉しい。
脚本や演出に無理があるのだが、それを楽しむのも一興。
「YOAKE NO KEIJI」は挿入歌だったのか。勝手にエンディングの曲だと思って
いました。(笑)エンド・クレジットにポール・ロジャース(バッド・カンパニー)
とあるのが、琴線を擽る。この括弧書きの(バッド・カンパニー)という名称が
どれだけお茶の間にアピールしたかわからないが、当時のロック好きには嬉しい
括弧書きであったはずだ。
そして第34話にはダウン・タウン・ブギウギ・バンドが登場。宇崎竜童が話の
キー・パースンなのだが一瞬、和田静男が映って「おお、これはもしかして」との
期待通り、メンバー全員が出演し番組後半では軽く『カッコマン・ブギ』を歌う
シーンまであるではないか。これは嬉しい。
他にはどのエピソードか忘れたが、鈴木ヒロミツが「ロック好きですよ。」とか
言いながら適当に『朝まで待てない』を歌うシーンがあったり。
他の刑事ドラマ以上に当時の流行や風俗が反映されているので、その懐かしさも
魅力だが、まずはキャロルとダウン・タウン・ブギウギ・バンドが出た番組という
だけで素晴らしい。さあ、今日からまた録画の日々が始まる・・・。