BABYMETALなるユニットが世間を騒がせて久しい。日本の地上波レベルでは大した
話題になっていないかもしれないが、音楽ジャンルでいうところの「HEAVY METAL」
という括りの中では既に世界的にその名前は認知されている。
ただ、その出自が「さくら学院」というアイドル・グループからのユニットであると
いうことや、演奏を受け持つバックバンドの人たちの服装や髪形に出てくる音はともかく
ボーカルをとる女の子たちが所謂メタル・マナー(笑)から外れているということで
肯定の評価ばかりでないのも事実である。
私にしてみれば、BABYMETAL発足時にフロントの女の子たちがどれくらい意識的で
あったかは知らないが、大人の戦略として面白いなとは思った。
さて、掲載写真はSRAMなる名前のグループが出した7インチ『ユー・メイ・ドリーム
C/W レモン・ティー』。曲名からわかるようにシーナ&ザ・ロケッツとサンハウスの
カバーである。
SRAMは福岡のアイドル・グループLinQから派生したロック・ユニットである。
演奏は手練れのミュージシャンが担当し、SRAMのメンバーは振付付きで踊りながら
これらの曲を歌うのである。発想や出自はBABYMETALと似たようなものだ。
BABYMETALには「アイドルとメタルの融合」という大義があるが、SRAMには
福岡出身のロック・バンドの曲を歌い継ぐという大義があるようだ。
SRAMという名前は単語としての意味は無く、名前を構成する4文字は福岡出身の
ロック・バンドの名前の頭文字に由来し、例えば「R」はルースターズとロッカーズの
頭文字ということである。他の3文字もそれぞれ二つのバンドの頭文字。
「A」はA.R.B.とアンジーの頭文字なのだが、アクシデンツを入れると「二つの
バンド名」から溢れるので具合が悪かったのかな、なんて思う人もいるかもしれないが
まあいいでしょう。(笑)
BABYMETALにしろ、SRAMにしろ私にすれば「大人の遊び、ここに極まれり。」
である。政治や社会問題にコミットするアイドルがいれば、ヘヴィー・メタルという
およそアイドルらしくないジャンルを取り込むアイドルがいて、地域の先達の名曲を
歌い継ぐアイドルもいる。何れも大義名分はともかく商売にならないと話にならないのは
明白であるので、傍観者としては興味深く見ていきたいとだけ思っている。
とはいっても、このユニットは長続きしないかもしれない。選抜メンバーのはずなのに
もう既に脱退者がいるようだし。
ユニットの賛否はともかく、名曲が歌い継がれ伝承されることで、その曲を好きになる
人が増えることはいいことだと思う。大人の遊びにどこまでつきあえるか、
それは彼女たちの自我次第。
傍観者を決め込むと書いたが、掲載写真の7インチは手にした。理由は幾つかあって、
ひとつはアイドルの歌う夢のカップリングであること(笑)、次に7インチであること、
ネタとして面白いこと、そして『ユー・メイ・ドリーム』のギターを藤井一彦が担当
していること。結構、言い訳が多いな。(笑)
因みにCDはカップリング曲が違うが、これは買う気はない。ジャケット写真が
○代目なんとか兄弟みたいで間が抜けているから。
SRAMという単語に意味はないが、SRUMだと動詞、名詞で共に意味のある単語となる。
キンクスに『SLUM KIDS』という曲もあるし。ただ、「U」だとUP-BEATなるバンドを
当てはめることができるが、やはり「A」の方が強力ということなのだろう。
いっそのことSRAMでなくMARSにしてもよかったのに。いや、5文字ではまずかった
のだろうか、なんて余計な事ばかり考えて脳内で遊んでいる私である。
そうそう、そのうちTDLとかCBSなんてユニットができたりして。
えっ、それ何って?東京ディズニー・ランドじゃないよ。THIN LIZZYとDEEP PURPLEと
LED ZEPPELINの名曲を歌い継ぐアイドル・グループです。(笑)
CBSとはもちろん、CLASH とBUZZCOCKSとSEX PISTOLSの名曲を歌い継ぐ
ユニットに宛がわれる名称である。
寝つきの悪い夜は、新しいユニット名でも考えながら寝ることにしよう。
かわいかったしで楽しみました。それにしてもキャラTシャツを着た中年男性の多いこと。
まさに、大人の遊び。それをどこまで、本気でやり抜くかということでしょうね。BABYMETALのスタートは、中学生(SU)・小学生(YUI・MOA)で、本人たちはメタルの存在すら知らなかったとか。そんなこともあり、真贋論争(BABYMETALは本物のメタルか)が。その完成度・本気度 (歌・演奏・ダンス・曲)が極めて高いことから、世界でも受け入れられているようです。
爆音&スピーディな曲に乗ってあれだけ踊って歌うというのは、凄い練習量だなと思います。
どこにもない、「なんじゃこれゃ」な存在。それとやっぱり、「KAWAII は正義」かなと。
フェスで会った欧米のトップミュージシャンがニヤケ顔で記念写真をとってますからね。
今後どうなるのやらですが、勢いは加速しているように思えます。
どこかの音楽サイトで、「瓢箪から駒」という表現があり、まさにそれかなと。
所属が大手のアミューズとはいえ、こんなことになるとは思ってもみなかったでしょうね。
(あまり知られてはいないのではと思う事柄をランダムに-ご存知かもしれませんが-)
◎スパークス(どっちかは不明) が BBCで今、一番気に入っていると紹介した
◎加山雄三が大ファン
◎ブーツのDr.Martens がCNN (WEB) に掲載の広告「The musical cult of Dr. Martens」(Drマーティンを使っているミュージシャン10組)でBABYMETAL をトップページに起用(他には、ジョー・ストラマー、ブラーなど)。↓ (オススメ)
http://edition.cnn.com/2015/08/17/fashion/gallery/dr-martens-55-years-counter-culture/index.html
◎レディング&リーズフェスでは、メインステージに立ちOAながら異例の数万人を集客。レディング史上最も早い時間に巻き起こったサークルモッシュと報道、またBBC で将来のヘッドライナー候補8組に選ばれる。
https://www.youtube.com/watch?v=Adu_P7YZirg
◎来年4月、英国ウエンブリーアリーナ(12000名規模)での単独公演決定。9月からの販売で、スタンディングエリアは完売した模様。日本のファンクラブでのツアー募集なし。
◎ULTRA JAPAN (日本開催のEDMフェス)で、EDM界のトップスター Skrillexと共演 (憶測ながら、Skrillex からのオフォーと思われる。Remix でないかなと)
自身を振り返っていうと、「父兄観」とでもいうか、例えばレディングで客が集まらなかっ
たらどうしようとか、ブーイングは出ないだろうかと。ドキドキする訳ですよ。まるで娘の
発表会を待つ父兄のような感覚。やっぱりアイドルですね。
個人的には、メタルにはまったく興味がないので、アイドル的要素をもう少し出してくれたらうれしいのですが、、(テレビも報道番組しか出ないし、公演ではMCもありませんからね)
いやー楽しい。ウエンブリー行きたい。
そうだ。肝心のSRAM、おもしろそう、聴いてみたいものです。
私の知人(55歳越え)で、KISS(マニア)好きのかつ、ももクロ好き
だった方が、「BABYMETAL」へ完全に鞍替えしました。
中年のおじさんで、こんな方が結構いるようです。
私には、よくわかりません。
すいません。
その意味では、ルースターズも、博多、めんたいでは、ないですね。スライダーズかとも、思ったら、ハリーさんは、関東の出身だそうで、ファクトリーのえみさんが、マネージャーをやってたから、福岡と関係があったのかとか、音楽とは関係のないことを思いめぐらせました。
私は、SRAMの曲を、一曲だけ、あるバンドの繋ぎで音楽を流しているときに聞きました。
あ、ここで、Sは、シナロケでも、あるのかと気づきました。その曲をカバーしたのが流れてましたから。
正直、何故、一部で騒ぐのか、よくわからない印象でしたが、基本、パクリがあまり好きでない方なので、好きな人は好きなんだろうなぁと、思いました。
このバンドよりは、今はなきダークサイドミラーズの方が、華があったけど、何せ、鮎川姉妹に戸川昌子の息子という完璧な二世バンドだったからなあ。オカモトズより、凄いのにと、早すぎた二世バンドを懐かしく思います。ルーシーちゃんの方が、美しいし。
まあ、いずれにせよ、ロックからは、ほぼ、足を洗ってるからいいんです。クルーヴァーズも買ってないし。でも、藤井さんと元シナロケの渡辺さんには、会いに行くつもりです。懐かしいので。
ハリー君からも、よろしくと伝えておきますね。
S サンハウス、シナロケ
R ロッカーズ、ルースターズ
A ARB、アンジー
M モッズ、モダンドールズ
うーん、やはり、博多の意地にかけても、ルースターズの代わりのバンドを探してほしいですね。
並々ならぬ思い入れと愛情が眩しいです。
中高年が支持するアイドルというのも面白いですね。
若き日にハード・ロックに浸った親父が、昔ながらの
音を楽しみ、娘もしくは孫といった世代の成長を見守る
というのは、もしかしたら人として健全なのかもと
思わせるところが戦略ですね。うまいものです。
とはいっても、たこべいさんがメタルに興味がないのに
ハマるというのは、戦略で想定していなかった客層をも
掴んでいるということなので、現象として凄いものかも。ちょっと、まだ私には無理ですが。(笑)
「KAWAIIは正義」に賛同しますが、個人的にはそこに
若さは求めていません。でも「正義」ですよね。(笑)
キッスとももクロのコラボレーション、個人的には面白かったです。発案から録音、PVの完成からコンサートへの飛び入りまでのドキュメンタリーを放送したTV番組はしっかりブルーレイに焼きました。(笑)
そこからBABYMETALへの移行は・・・。
ルックスの好みの変異か、はたまたももクロほど知名度のない彼女たちを応援する、アイドル好きにありがちな精神状態への移行か・・・。
え~と、私によくわかりません。(笑)
ミチロウは福島の出ですし、福岡ってことはないでしょう。(笑)でも、その発想がよしのさんっぽいです。
厳密にいえば、福岡とひとくちに言っても地域別に
いろいろと違いがあるでしょうから、ここはおおまかな
郷土愛ということでいいんじゃないでしょうか。
甲斐バンドやチューリップ、海援隊を入れるわけに
いかない「括り」もしくは「縛り」に理解を示すことが
できることが隠れた条件ですが。(笑)
ロックから足を洗うですと?
ロックからの足抜けは御法度なのですよ。(笑)
先般施行された、新法「一億総ロック計画法」により
厳罰に処されます。
安心してください。初犯はボブ・ディランのオリジナル・
スタジオ録音盤の全楽曲名を覚えることで執行猶予が
つきます。但し保護観察期間中にストーンズの全楽曲名を覚えないと3年後に収監されます。
グルーヴァーズ、買いましょう。(笑)
甲斐バンドやチューリップは、評価されていいとは思います。サンハウスやシナロケよりは、メジャーだったし。と、言うか、サンハウスを知っている現役バンドマンって何人いるのだろうか?と、思ってしまいます。メジャーマイナーどちらがいいとかではないのですが、チューリップは、日本のビートルズと言われていたのは、好意的に受け止めていた私です。ロック畑の博多のバンドの多くよりは、センスいいと個人的に思っております。
最近は、歌舞伎にも飽きてきたので、しばらくは、オペラです。やはり、クラシックは、良くできてると、思います。歌舞伎は、ワイドショー化が進んでいるので、ちょっとお休みです。ラブリン、趣味悪すぎ。
サンハウスを好きなのは当然(?)として、私も甲斐バンドはある一定の時期までは大好きで、チューリップのセンスも素晴らしいと思っていますよ。
拘りというのは時に間口を狭めてしまうものなので、
サンハウスやルースターズと同じとまではいかなくとも
違和感なく分け隔てなくそこらは好きです。
私が学生の頃はチューリップはよく「軌道を外れる」グループと比較されることがありましたが、私にとっては
「もちろん」雲泥の差がありました。(笑)
オペラ?何を言っているのですか、やはりここは
ロック・オペラでしょう。再犯を重ねた者には「トミー」と
「四重人格」の全歌詞を覚えなければ釈放されないという「一億総ロック計画法 第69条」をお忘れなく。
ラブリン、音楽の趣味もいまいちなんですよね、というか個人的には最悪です。ラブリンなんて言わせずに
ここはビシっと「愛にぃ」で通してほしいものです。
すぐに打ちきりになったようですけど。当たらないだろうなぁとは、観ていて思いましたが。
それより、ジギースターダストを映画か、ロックオペラにしてほしいです。ボウイの息子が、映画監督だし。しかし、処女作のムーン以外は、いまいちと、知り合いがいっておりました。私は、どれも観ていないので、ノーコメント。
でも、椿姫やサロメとは、オペラとしては質がちがうでしょう。大体、原作が凄いわけですから。