活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

夜明け前のトイナ。

2008-08-13 22:44:57 | Weblog
鈴木よいとこ 一度はおいで ドッコイショ
デジの中にも コリャ花が咲くよ トイナトイナ♪

というわけで,出ました待望のトイデジカメDN-50 by 鈴木商店。
ひっそり。トイナデジタル準備室
何が面白いか。それはRGB設定です。
お好みのカラーバランスをR(レッド)、G(グリーン)、B(ブルー)の光の三原色から作り出すことが可能です。
RGBの光の三原色組み合わせで様々な写真撮れます。これが楽しくて病みつきになります。

あー,なるほど。撮り様によってはノスタルジックな感じ。
あとで画像処理すれば済むレベルのようにも思えますが,元から意図して撮ることに意義があるわけですよね。

しかし・・・このカメラ,KenkoのDSC50そのものですよね。
Kenkoのサイトには取説も置いてあるのですが,P.20にRGBの設定のこともちゃんと書いてあります。積極的な利用と効果については書いてないけど。
flickerで見てみると写りそのものはごく真っ当で,“普通に”写る方でしょう。
その分,トイデジカメとしては物足りないかも。

物足りないと言えば,デザインもですよねえ。
普通のデジカメと風貌が変わりません(と,いうか普通のデジカメなんですがw)。
遠目にはOptio E40あたりに間違われそう。
トイデジカメのニーズとしては,まずは何と言っても本格的(?)デザインでしょう。
その点,銀塩ホルガ35シリーズのアコースティックさは秀逸だぜ。

デザインにも コリャ工夫してよ チャイナチャイナ♪

京,暑おす。偽モンも大概にしときやっしゃ。

2008-08-11 23:53:13 | Weblog
夏の京都,暑おす。
外人はん(欧米)の持ってはる一眼レフ,皆EOS。

ところで,新京極とか平安神宮とかでやたらコンデジでスナップしまくっている集団なのだが,近づいてみると中国人の団体ツアーなんだな。
この辺,本邦と同じく写真好きな国民性なんでしょうね。
このところ頻繁に見かけます。
なお,持参されているデジカメはこころなしか索尼が多いように思います。
だからといって,
北京ではみんなトモダチ
デジカメの「SONY」のロゴが不自然であることに気づいた。(中略)
唯一の救いは、ソニー製とうたっていながら記録メディアがメモリースティックではなく、SDカードなのが笑える点か。

笑いをとってどうするw
しかも国際的に

“鳥の巣”の中の人たち,それを取り巻く人たち。皆デジカメを持って。
北京の夏も暑い。

マイクロフォーサーズを冷静に考える。メインディッシュの前にパンケーキ1枚。

2008-08-07 21:00:47 | Weblog
一晩明けて,冷静に考えてみる。
松下・オリンパス、デジタル一眼レフの新規格を策定
本体が胸ポケットに入るコンパクトサイズの一眼レフを製品化できる。
新規格に基づいた小型・軽量の一眼レフを製品化し、マニア層にとどまらず、コンパクトカメラのユーザーからの買い替え需要を掘り起こす。

うーん。こりゃ困りましたね。
「一眼レフ」じゃないんだなあ。レフ無しの「一眼」なのです。
ちなみにネットニュースをググってみたら,
「一眼レフ」としてるのが,日経,フジサンケイ,朝日。
「一眼」としているのは,変態毎日。さすが。

興奮も醒めてよく考えてみると―
現行のレンズがアダプターを介してマイクロフォーサーズ(長いので以下μ4/3と略)のボディに装着可能といっても,コントラストAFに対応しているのはごく一部のレンズのみ。
大方のレンズは,フォーカスエイドができますヨ,くらいになるのでは。
しかも,一部の梅レンズ以外はバカデカくて,μ4/3に着ける意味がない。
これって何だか,「コンタックスGボディに一眼レフのツァイスレンズが装着可能」と同じレベルの話じゃないかい。

やはり,一眼レフの小型化の文脈ではなく,新たなレンズ交換式デジカメの規格と捉えるべきでしょうね。
素4/3との互換性は抜きにしても,ライカCLくらいの大きさでレンズ交換式,しかも動画も撮れる,であれば,μ4/3は一躍トップジャンルになるかも知れません。
そういうところ,パナには底力があるからなあ。

一方,オリンパスですが,アドバルーンの方向を間違うと,一般ピープルは“オリは今は買い控え”に走るかも。
せっかくE-520で調子が上向いてきているのに。
「一眼レフ」と「一眼」。そこんどこちゃんと説明しないとなあ。

それはともかく,パンケーキ14mm F2.8を早く!(17mm F2でも可)


超時空一眼マイクロフォーサーズ。アレ,おぼえていますか。

2008-08-06 06:58:34 | Weblog
いやいや,やはりというか,出てしまいました。
マイクロフォーサーズ
オリンパスは、一眼レフが敬遠される理由を「大きさ/重さ」と「簡便/気軽さ」に分けて説明。
新規格こそそうした層の取り込みに適したものとアピールし、コンセプトを「高画質スリム一眼」と説明した。

注意:「一眼」であって,「一眼レフ」ではありません。
解りやすく言うと「レンズ交換式ネオ一眼」。かえって解りにくいか。
技術的なところや企業戦略的なところは,フォーサーズあれこれさんが詳しい。なーる。
・フランジバック(マウントと撮像素子との間隔)を約50%短縮
マイクロフォーサーズシステムメリットとして両社は、ボディおよびレンズの小型軽量化をあげている。特に広角レンズにおける小型化が期待できるという。

フランジバックを短くして小型化を図ることは,フルサイズやAPS-Cの旧来システム陣営には絶対真似できない芸当です。
なんたって小型軽量がフォーサーズの生命線。
将来展望として,フルサイズとフォーサーズに二極化は良い方向と思います。
でも,ひょっとして,ツートップも小さい受光素子サイズの新たなシステム展開を考えているかもなあ。

さて,カメヲタ的に気になるのがアレですね。
フランジバック20mmということは,ライカ(27.8mm),コンタックス(32mm),そしてオリンパスペンF(28.95mm)のレンズも∞OKで装着できるということ。
こりゃ,パラダイスw
純正のペンF-マイクロフォーサーズアダプターが出る,に1000億ジンバブエドルw

おっと,マイクロフォーサーズのカメラはSD(あるいはマイクロSD)になるんでしょうね,オリンパスさん(確認)。

赤い国の白と黒。緑も。

2008-08-05 07:02:28 | Weblog
もうすぐ北京オリンピックである。私は反中国なので、オリンピックはどうでもいいのだが、
那和ちゃん,御意でございまするw
カメラがらみでちょっとだけ興味がある。それは、取材する報道陣のデジタル一眼レフの「シェア」がどうなっているからということだ。
そうですよね。
ニコンかキヤノンか。黒か白か。超望遠レンズの色で歴然ですから。
よく言われるようにアテネでは白軍の圧勝でした。
そこで北京ではニコンが巻き返しを狙っているとのことでしたが,今,D3,D700と勢いがありますから,今回は黒軍有利との観測のようです。
世界の報道陣でまだフィルム一眼レフで取材している国はあるのだろうか。
これはさすがにオリンピックではないでしょうねえ。
ただ,オリンパスE-3とかペンタックスK20とかは,ひょっとしてあったりするかも。
あと,がないか探すのも一興かと。

僕のカメラはサイボーグ。

2008-08-03 23:19:06 | Weblog
仮面ライダー・本郷猛は改造人間である。
彼を改造したショッカーは世界征服をたくらむ悪の秘密結社である。
仮面ライダーは人間の自由のためにショッカーと戦うのだ。

ところが,最近のライダーは“人権関係”への配慮で改造人間ではなくなってしまった。
正体が何だかよく判らないまま(説明放棄),ヘンシン,トゥ。

改造人間は斯様ですが,改造レンズはちょっと表立ってきたかも。
最近,クラシックレンズ改造のブリコラージュ工房「NOCTO」が本格オープン。
レンズの改造は、ある意味で"ご法度"の領域です。
思いはただ一つ。味のあるクラシックレンズと現代の最先端デジタルカメラをつなげ、純正品では得られない描写の面白さを楽しみたいというピュアな思いです。

撮影者の自由のために世界征服をたくらむデジカメメーカーに敢然と立ち向かう善の秘密結社かw
しかも,従来この手のものはブランドレンズばかりで結構高価なのに対し,NOCTOはバラエティがあってかつリーズナブルな感じですね。
フォーサーズマウント改造/ペンタコン製プラクチカール50mm F2.4 12,600円
M42マウント改造/アンジェニュー50mm F4.5 23,800円 など。
これはそそるなあ。

ま,改造とまで行かなくても,マウントアダプタで古いレンズを使ってみた,というのはよく見かけるようになりました。
これもデジタルならではのこと。
こうなるといろんなレンズが使えるボディがあると良いなと思います。
望遠鏡のTマウントのようなデジイチで,もちろんフルサイズ。
もちろんキヤノンFDやMC/MDロッコールや京セラヤシコンもOK。
5年くらいしてフルサイズのCCDがこなれてきたら実際ありそうかも(夢)。

むっつり右兵衛撮物帖 妖玉筒丸変化。

2008-08-01 01:15:53 | Weblog
タムロンAF18-270mm F3.5-6.3 DiⅡ VC(Model B003)を開発
18-250mmの望遠側が微妙に伸びて,世界初・世界最大ズーム倍率「15倍」を達成だそうです。
何たって,かの大ヒット作 AF28-200mm F3.8-5.6(Model 71D)(1992年)やAF 28-300mm F/3.8-6.3(Model 185D)(1999年)のタムロンですから。とにかく伸ばすことに意義がある。
ズーム初体験がシグマミニズーム39-80mm F3.5とタムロン80-210mm F3.8-4(Model 03A)だったおじさんにとっては,まさに隔世の感ありです。

さて,ミスター高倍率がタムロンなら,元祖高倍率はトキナーとか。
1983年には,数多くのズーム比4倍以上のズームレンズが登場していることにも気がつく。このことからも,トキナー「35mm-200mm F3.5-F4.5」はまさに高倍率ズームレンズ時代の幕開けを飾ったことが言えるだろう。
そして,1983年に登場したズームレンズで注目すべきものは,28mm-135mmというほぼズーム比5倍のズームレンズである。


この25年で,5倍,7倍,10倍,15倍とズーム比は順調にアップしてきました。
はて,この先,20倍,30倍になってゆく可能性はあるのか。
うーん,これはいかに田村の右兵衛殿でも困難の義にて候。
15倍もAPS-Cサイズ用だから可能なのであって,フルサイズ対応であれば,とても手持ちする気になれない大きさになっていたでしょう。
ハンディなレンズとしてはこのあたりで限界のような気もします。

一方,その点,可能性が大きいのはフォーサーズ。
あのちっこいイメージサークルなら,もっと高倍率までイケそうな気がする。
が,今はシグマが従来品を流用しているだけで(><)。
タムロンもフォーサーズに参加して欲しいなー。