活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

マイクロフォーサーズを冷静に考える。メインディッシュの前にパンケーキ1枚。

2008-08-07 21:00:47 | Weblog
一晩明けて,冷静に考えてみる。
松下・オリンパス、デジタル一眼レフの新規格を策定
本体が胸ポケットに入るコンパクトサイズの一眼レフを製品化できる。
新規格に基づいた小型・軽量の一眼レフを製品化し、マニア層にとどまらず、コンパクトカメラのユーザーからの買い替え需要を掘り起こす。

うーん。こりゃ困りましたね。
「一眼レフ」じゃないんだなあ。レフ無しの「一眼」なのです。
ちなみにネットニュースをググってみたら,
「一眼レフ」としてるのが,日経,フジサンケイ,朝日。
「一眼」としているのは,変態毎日。さすが。

興奮も醒めてよく考えてみると―
現行のレンズがアダプターを介してマイクロフォーサーズ(長いので以下μ4/3と略)のボディに装着可能といっても,コントラストAFに対応しているのはごく一部のレンズのみ。
大方のレンズは,フォーカスエイドができますヨ,くらいになるのでは。
しかも,一部の梅レンズ以外はバカデカくて,μ4/3に着ける意味がない。
これって何だか,「コンタックスGボディに一眼レフのツァイスレンズが装着可能」と同じレベルの話じゃないかい。

やはり,一眼レフの小型化の文脈ではなく,新たなレンズ交換式デジカメの規格と捉えるべきでしょうね。
素4/3との互換性は抜きにしても,ライカCLくらいの大きさでレンズ交換式,しかも動画も撮れる,であれば,μ4/3は一躍トップジャンルになるかも知れません。
そういうところ,パナには底力があるからなあ。

一方,オリンパスですが,アドバルーンの方向を間違うと,一般ピープルは“オリは今は買い控え”に走るかも。
せっかくE-520で調子が上向いてきているのに。
「一眼レフ」と「一眼」。そこんどこちゃんと説明しないとなあ。

それはともかく,パンケーキ14mm F2.8を早く!(17mm F2でも可)