インド洋大津波の影に隠れて,あまり報道されなかったようにも思うが,昨年末にスーザン・ソンタグが亡くなった。
ソンタグとか中島みゆき,あとデビル雅美なんかは,死なない八百比丘尼なのではないかと思っていたが,そうではなかった。
といっても,彼女の著作は「写真論」しか読んだことがない。
たしか「写真時代」に載っていた渡辺和博の自分自身のことを描いたマンガで,末井昭編集長の奥さんと浮気している渡辺さんが,事後のベットの上でタバコを吹かす奥さんから,「ソンタグの写真論,読んだ?」と尋ねられ,「ソンタグ?」といぶかしげなシーン。これを見て,ソンタグって何だ?と本を読んでみたという,全く締まらないきっかけであった。
上手く書かれているものの,写真家の視点を欠いている批評にはちょっと反感を感じた。
それは,25年前の私にそれなりの影響は与えたのだと思う。
ずっとそれっきりになっていたが,今,手にとってパラパラ眺めると,内容は70年代的でもはや古い。
ソンダグはデジタル写真にどのような思索をめぐらしていたのだろうか。
遺作「他者の苦痛へのまなざし」も読んでみようと思う。
ソンタグとか中島みゆき,あとデビル雅美なんかは,死なない八百比丘尼なのではないかと思っていたが,そうではなかった。
といっても,彼女の著作は「写真論」しか読んだことがない。
たしか「写真時代」に載っていた渡辺和博の自分自身のことを描いたマンガで,末井昭編集長の奥さんと浮気している渡辺さんが,事後のベットの上でタバコを吹かす奥さんから,「ソンタグの写真論,読んだ?」と尋ねられ,「ソンタグ?」といぶかしげなシーン。これを見て,ソンタグって何だ?と本を読んでみたという,全く締まらないきっかけであった。
上手く書かれているものの,写真家の視点を欠いている批評にはちょっと反感を感じた。
それは,25年前の私にそれなりの影響は与えたのだと思う。
ずっとそれっきりになっていたが,今,手にとってパラパラ眺めると,内容は70年代的でもはや古い。
ソンダグはデジタル写真にどのような思索をめぐらしていたのだろうか。
遺作「他者の苦痛へのまなざし」も読んでみようと思う。
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