活字デジカメ

益なし,根拠なし,言いっ放しの電脳写真機机上妄想コラム。できれば毎日更新したい。

きみの選び方は間違っていないか。

2007-01-08 23:42:32 | Weblog
私が写真を始めた頃(ズームレンズが普及する前でした),交換レンズの“ゴールデンスタンダード”というべきものがあり,初心者はまずは28,50,135mmの3本を揃えるべしとされていました。
これは当時のカメラ評論家の大御所だった新川幸信氏(1931~1986)の提案から来たものと思われ,あちこちの雑誌にこの旨を書かれていたものと記憶しています。

とはいえ,各人の撮影対象でバリエーションはあるわけで,当時スナップとポートレイトが多かった私はペンタMEに28,40,100mmと揃えました(当然,バイト代で)。
その後,超広角20mmとかマクロ50mmとか大口径35mmとか超望遠200mm(その頃は200mmは「超」だったんですよぉぉ)とか増えてきて,そのうちにズーム時代がやって来るわけなのですが,今考えると,28,40,100mmの3本だけの時代が一番撮ることが楽しかったような気がします。

写真部の仲間にはゴールデンスタンダードも多かったけれど,24,50,200mmとか,21,35,85mmとか,28とマイクロ55mmのみとか,それぞれの個性と主張を持ったラインナップの者も結構いました。
昔話だけど(遠い目で)。

80年代前半にAE一眼レフとズームレンズが一気に普及した後は,このようなレンズ選びの楽しみは少なくなってしまったような気がします。
アイドルスナイパーの少年がサンニッパを振り回すようになったのもこの頃からかな。

で,話はニコンD40。
発売前は「使えるレンズが全然ないやんけ」「伝統のFマウントの名がすたるわい」「ニコンがこんなもの出すなんて」「キムタクが嫌い」など一部ニコ爺から叩かれたようですが,実際のマーケットは好調のようです。
フツーの写真好きにはセットレンズと望遠ズームがあれば事足りるのです。
ま,願わくばAF-Sのコンパクトな広角と標準マクロがあればモアベターですが。

なお,個人的には,D40はちぇるさんが使っているので点数高いです。
今年は小型一眼に行きたいのですが,E-400国内版も気になるしなあ。
春待ち遠し。