ぴか の観劇(芸術鑑賞)日記

宝塚から始まった観劇人生。ミュージカル、ストレートプレイ、歌舞伎、映画やTVドラマ等も書きます。

08/08/23 母のケアマネージャーと初の面談

2008-08-25 23:59:29 | 医療・介護・福祉など

「要介護1」の介護認定がとれた母に連絡がきて、ケアマネージャーとの初の面談。妹2と私も同席することにした。
前の週末に「元禄めおと合戦」観劇に連れていくために実家に泊まりこんで相談。介護関係の書類のファイルは既に用意してあったが、ノートも年季が入っているものの使わない頁をはぎとって使うことにして、まずは母の一週間の現状の行動表を作成。次に越谷市介護保険課発行のと『知っていますか、介護保険』いう冊子を見ながら、どんなサービスを利用したらよさそうかを相談しながら書き込んでおいた。

午後1時の約束に介護認定の申請を受け付けてくれた施設の施設長さんと同じ社会福祉法人の別施設にいるケアマネージャーさんのお二人の女性がきてくれて、面談スタート。
まずは「在宅」扱いでのケアマネージャーとの契約の説明をきく。利用者本人と代理者ということで私が署名することにした。
『知っていますか、介護保険』を読み込んで利用希望を書き出しておいたことを説明し、ひとつひとつ確認していった。
1.夜中に倒れた時に役立つ通報機能ペンダントつきの電話
→心臓疾患のある独居老人以外は利用できず。母のように脳梗塞気味というのでは×。すぐ死ぬおそれのない人に行政はお金を使わないってことね。
2.通所のリハビリテーション施設の利用
→施設によってリハビリテーションのレベルがいろいろなので、施設の定員の空き状況を調べてもらい、一日体験などの見学もさせてもらうことにした。できれば車の送迎もあり、お風呂も入って帰ってこられるところに行けるといい。
3.家事援助サービス
→一番困っているのが家で一人でお風呂に入れないことなのだが、入浴介助はされたくないという。そこでお風呂の用意と掃除、入浴の見守りを他の掃除をしながらやっていただくということで提案したら、それならやってもらいたいという気になってくれたので、それを週1回でお願いしてみることにした。
4.配食サービス
→週1回の利用をすすめておいたのに母は周囲の友人から「美味しくないらしいわよ~」という話を聞いていて、そんなだったら頼みたくないと主張。昼は毎日外食し、夜はスーパーのお惣菜を並べている。夏場は台所が暑いと御飯も炊かない。そういう状態で食のバランスがとれていないのが大問題。週に1回はバランスをとれた食事をしてもらうためにも利用するといいですよとケアのプロの女性が二人で言ってくれると母の態度もだんだん変わってくる。体調が悪くなってきたら週2回とか3回に増やしてもらうのにも全く利用していない状態からよりも美味しく感じなくても週1回くらいから利用しておく方がいいよと私も強くすすめた。
介護保険の範疇ではないらしいが、施設長さんが市のサービスの業者さんを紹介してくれることになった。
5.家の改造(トイレ、風呂の手すり、廊下の段差など)
→いっぺんにだとお金もいっぱいかかるのではという不安があるらしいので、まずは1階の和式トイレを洋式にする見積もりを頼むことにした。見守りを受けながら自宅のお風呂に入るようになればお風呂の改造のイメージも湧いてくるだろう。母が設計して大工さんと衝突しながら建てた素人臭い変な間取りの家でだだっぴろい変な浴室なので冬は寒くて私たちでも入りたくない。その寒さ対策も必要。そうなるとまぁけっこうお金はかかるだろうな。

「大金を使って2年くらいで死んでしまうのならお金が勿体ない」というのが母の感覚。娘たちは「お金はあの世に持っていけないよ」、「少しでも長く自宅で暮らしたいならば、ちゃんとお金を使ってでも生活の支障を感じるところは直した方がいいよ」と娘たちは言い続けるしかない。
母の乱高下する気分や暴言に振り回される娘3人。そのバトルが始まってから数ヶ月、3人とも心身ともに疲れが出てきた。暴言は言い安い妹1へ言うことから始まり、カッコをつけていた妹1や私にも暴言を吐くようになってきた。理性が働けばそこまで言っちゃいけないよということまで感情の赴くままにぶつけてくる。これでけっこう傷つくわけだ。みんな更年期だし更年期鬱の引き金になっている妹もいる。

老人介護は身内がすべきではないというのは、身内だと遠慮がない分こういう問題が起きるからだと知ってはいたが、身をもって痛感。
早く介護サービスが軌道に乗ればいいと思っている。
8/30追記
私が先週風邪で寝込んだといったら「アタシより身体が弱いのねぇ」と勝ち誇ったような態度の暴言を吐いていた母。今週に入ってかつて経験したことがない高熱が出たと大騒ぎ。医者で点滴を打ってもらって寝込んでいるが、食べるものが用意できないと妹たちに泣きながら電話があったらしい(仕事をしている私には一番遠慮しているのだ)。
ケアマネージャーさんや紹介のあったサービス業者の電話が固定電話にかかってきてベッドのある部屋から電話のある居間に行くのもつらかったと泣く。電話は1階と2階に1台ずつでしかも古くて調子も悪い。親機と子機2台に付け替えが急務。妹2が電器屋さんで聞いてきてくれたが、NTTのインターホンと連動する電話機なので他社の電話だとうまくいかないらしい。NTTフリーダイヤルへの相談も15分以上待たされてようやくつながってカタログを送ってもらうという大変なのを妹2がやってくれていた。フリーダイヤルってどこもそうなのだろうか。私もプロバイダーへのフリーダイヤルで午前半休を2回とるハメになったっけ。
透析に出かける前にそれを報告しようと電話してもつかまらない。携帯を持って出かける習慣がついていない。ちょっと熱が下がったからと医者や税金の支払いに出かけていたという。
老親の看取りはかくも大変。こういう疲れる日々が続くことを娘3人が覚悟しないといけないという認識は共有された。


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