2週間くらい前から左のアキレス腱が痛くなる。湿布をすると痛みがとれるのだが、またぶり返すというのを繰り返している。昨日からの痛みはちょっとしつこい。
こういう時は階段とかがツライ。どうしても用事があって出かけねばならない時は、このところ増えてきているバリアフリー設備がありがたい。
段差もなくすようなスロープも増え、エスカレーターやエレベーターなどの設置もすすんでいる。そういう法律ができたせいである。ただし、必ずしも利用しやすい目立つところに設置されているところばかりではなく、目立たないところに一応設置しましたというアリバイ的なものも少なくはない。劇場などでも同様である。そういえば、新橋演舞場も6月を休場にして改造して2階席へのエレベーターを設置したという。
私の利用しているJRのY駅には、ホームから改札口へは上りも下りもエスカレーターがあり、西口にはエレベーターがあった。ところが東口にはないのだ。不思議だと思っていたら、理由がわかった。西口には社会福祉協議会の施設があるからだと思う。だからこの駅には早くから上下のエレベーターがあるのだ。上りはあるが、下りがないという駅も多いというのに。階段の昇り降りの際に膝が痛い私の母親などは、今の私の家にくるのに駅がラクになったと誉めている。
さらに今年の春先には、ホームから改札口へはエレベーターの設置もされた。出入り口が1箇所ではない変形タイプである。設置する場所によっては出入り口が1箇所では設置できない場合がある。乗った側と反対の側の扉が降りる際に開くタイプはけっこう前からあるが、この駅のものは床面が五角形になっていて、ホームで開く扉と改札階で開く扉が斜めの面になっている。
写真は、その駅のエレベータの内部。ホームで開く扉の方から撮影している。
法制化を受けてJRもエスカレーターやエレベーターなどの設置を急速にすすめざるをえなくなっている。そうなるとエレベーターのメーカーへも特殊な形の注文をするようになり、それに応えてメーカーもいろいろな形のものを生産するようになったのだろう。
今日のように足が痛い日は、バリアフリー設備がありがたい。バリアフリーは障害者のためだけのものではないのだ。