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シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

ヤマハグランドピアノ アクション の歴史(No.2646)

2023-03-11 15:34:47 | グランドピアノの買い方・選び方
ヤマハ はピアノ製造100年以上の企業だが、グランドピアノ アクション のキーポイントは3回しか無い。

  1. 1954 ボールドウィン178 を手本に同程度の「G2アクション」製作
  2. 1967 スタインウェイD(274) を手本に「軽さ」が上回る「CFアクション」製作
  3. 2008 ベーゼンドルファー買収、88鍵盤ピアノを「ヤマハアクション化」推進

「G2」が現「C2X」であり69年間現役アクション。

1967年「CFアクション」は、当時のスタインウェイDアクションよりも軽く、「軽業師ピアニスト」から圧倒的な支持を得た



  1. ミケランジェリ
  2. リヒテル
  3. シフラ
  4. グールド

1967年CFも2023年CFXも「47-52g」設計と推測する。当時のスタインウェイDよりも軽かった、と推測。『軽いハンマー』開発に成功したのだ。真っ先に、ミケランジェリ が食い付く。ヤマハ調律師=村上輝久 の存在が有名。
リヒテルはラヴェル「ラ・ヴァルス」のグリッサンドでスタインウェイで流血後、ヤマハCF に鞍替え。「軽業師」と言えばシフラ、自宅用にC3購入付。グールドは。異様に「2度打ち」さえ起こした(バッハ;インヴェンション)ほど、ニューヨークスタインウェイを「軽く」改造していた。後ヤマハCFに代える。ここまでが「CF時代」の栄光。

スタインウェイも手を打つ。型番変更無しにハンマー重量を変えずに鍵盤重量を 47-52g に軽くした様子。ヤマハ は、CF → CFIII → CFIIIS → CFX と、改良する。何を改良したのかは分からない。「売れてないから型番変更」と推察する。

1967年C3 新発売時、47g設計であった


と推察。発売時から鍵盤鉛調整しなかったので、56年間「適当に」製造されている。現在も。

2008年ベーゼンドルファー買収後、ヤマハアクション取付時は鍵盤鉛調整するグランドピアノが 170-280cm で揃えられた


奥行きが短い方から

  1. 170cm ベーゼンドルファー170VC
  2. 185cm ベーゼンドルファー185VC
  3. 191cm ヤマハCF4
  4. 200cm ベーゼンドルファー200
  5. 212cm ヤマハCF6
  6. 214cm ベーゼンドルファー214VC
  7. 230cm ベーゼンドルファー230VC
  8. 275cm ヤマハCFX
  9. 280cm ベーゼンドルファー280VC

スタインウェイも実現出来ていない「183cmi以上アクションの170cm機種への適応」が実現したのだろうか???
ベーゼンドルファー170VC がバカ売れした話は聞かない。スタインウェイS(155cm)は半年以上先まで予約済だが。
この話、おまけがある。

ベーゼンドルファー6機種は自動再現演奏機能「ディスクラヴィア」取り付け可能で、ヤマハ3機種は取り付け不可能


何で?
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