Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

ブレンデルのピアニスト人生を振り返る その1(No.1520)

2008-01-10 20:48:53 | ピアニスト・ブレンデル&グールド
 昨年11月24日の ブレンデル引退宣言 以降、ブレンデルのこれまでの録音を聴きまくったように思う。 私高本自身、1991年までは「ブレンデル信奉者」だった。1997年までかも知れない。(10年以上前のことなので覚えていない!)

「ヘンシェル + 岡原慎也 の シューベルト 冬の旅」


を生誕200年の年 = 1997年 に聴き、

「ブレンデルのシューベルト」とは違って、かつ、超えているシューベルト演奏がある!


ことを教えてもらった。 ブレンデルは

ハイドン、モーツァルト、ベートーヴェン、シューベルト、シューマン、リスト、ブラームス、シェーンベルク で第1人者


の評価があるピアニストだ! 私高本はシェーンベルクは嫌いだが、生涯で協奏曲を3回も正式録音したピアニストは、他にはいないだろう。かのポリーニでさえ1回だ(爆


 レパートリーは狭いピアニストだった、と思う。上記8作曲家以外には
  • バッハ(1枚少々)
  • ウェーバー(2曲)
  • メンデルスゾーン(1曲)
  • ムソルグスキー(1曲)

くらいしか、「Philips時代」はスタジオ録音を残していないかも知れない。
  • スメタナ
  • バルトーク
  • ベルク
  • ブゾーニ

なども「ナマ演奏」では披露してくれているのだが、その「演奏家生命全貌」からすると少ないかも。他に、古くは バラキレフやストラヴィンスキなどの録音もあるし、プロコフィエフも、ドヴォルザークもある。ショパンも1枚だけあった。う~ん、結構錯綜していますね。


  今年の 12月18日 のウィーンの演奏会が「引退演奏会」になるようだ。出典は ココ。
 ファンの皆様は、ウィーンに行って聴いて下さい。

 私高本 は、「50年以上のピアニスト ブレンデルの活動」を本日以降、掲載する予定。1才上の グルダ も死んで久しいし、1才下の グールド は死んで 25年以上になる。『巨匠』になった ブレンデルに 乾杯!
  • どの演奏会(東京&神奈川)も素晴らしかった
  • 1991年までの正規録音は、全て素晴らしかった

は、まさに神業。
 この 「ブレンデル像」に迫って、

これから将来ある 日本人若手ピアニスト の大活躍を祈念


したい。ブレンデルは、ケフェレック や クーパー のような大ピアニストを養成した経緯からして、きっと賛同してくれることだろう。
  正直「山有り、谷有り」の人生を見事に突き抜けた ブレンデル に「乾杯!」
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 読売日本交響楽団第497回名曲... | トップ | ブレンデルのピアニスト人生... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

ピアニスト・ブレンデル&グールド」カテゴリの最新記事