Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

プロコフィエフ「シンデレラ」を蘇らせた イェーツ(No.2686)

2023-05-12 21:39:06 | 批評
1999年12月4日初演のプロコフィエフ作曲アシュトン振付「シンデレラ」。吉田都現芸術監督をロンドンロイヤルバレエから招聘しての初演、勿論「吉田都の日」を観に行ったのだが、12/8 か 12/10 か記憶に全く無い。良く無かったからである(泣
吉田都が良くない、は振付か? 指揮か? にあるだろうと思っていた。
その後、アシュトン振付「シンデレラ」は、今日まで継続して上演されている。毎回観に行った。世紀を越えて毎回良く無かった(涙
目を覚ます機会あり。2014年「シンデレラ」公演。批評がこれ。2014年12月19日のブログ記事一覧-Piano Music Japan
初日行って無い、2日目に行ってるw
音楽が「全く違う次元の響き」。別世界が広がった。その後、プロコフィエフ作曲「シンデレラ」だけ招聘されていた。ギャラが高いのだろう><

◎2019年4月「シンデレラ」公演で冨田美里指揮起用したが、スカ演奏><

2019年10月プロコフィエフ作曲「ロメオとジュリエット」指揮=イェーツ起用。2022年4月公演から「シンデレラ」公演でもイェーツ指揮復活。ここで、声を大にして言いたい。冨田美里は悪くない。悪いのはプロコフィエフ作曲「シンデレラ」楽譜状況。

プロコフィエフ作曲「シンデレラ」はCDもブルーレイも極端に少ない演目


無い、訳では無い。あるよ、プレヴィン盤以降。
どうも、

プロコフィエフ作曲「シンデレラ」は、売り譜が全く存在しない曲


東京文化会館資料室にもヤマハ銀座店にも無かった。「人気バレエ演目」であれば、「公演毎に貸し譜を売ればボロ儲け」である。プロコフィエフ作曲「シンデレラ」が売り楽譜無い、のは異常。

スコアも貸出譜にすれば、ボロ儲け


あぁ、ブルックナーもストラヴィンスキーも実行しなかった手法ですね><
これ、成功したのは、プロコフィエフが最初でしょう!

ゲルギエフ は、チャイコフスキー「白鳥の湖」「眠りの森の美女」「くるみ割り人形」、プロコフィエフ「ロメオとジュリエット」CD化早々にしたが、「シンデレラ」だけ録音無し、である。
ゲルギエフがレパートリーにしていないプロコフィエフ「シンデレラ」をイェーツはレパートリーにしているのである。


バンダが余りにも多いプロコフィエフ「シンデレラ」


バレエ&オペラで「別働隊=バンダ」を起用する習慣は古くからあった。モーツァルトも起用。だがプロコフィエフ「シンデレラ」は編成が大きい。

  1. 第7曲「踊りのレッスン」 ヴァイオリン2 舞台上
  2. 第26曲 「マズルカと王子の登場」 ピッコロ2、トランペット3、ホルン2、アルトホルン2、テナーホルン2、バリトンホルン2、バス(チューバ)2、シンバル、スネアドラム 舞台上
  3. 第29曲「舞踏会に着いたシンデレラ」 ピッコロ、フルート2、クラリネット2、チェレスタ、グロッケンシュピール、トライアングル 舞台裏

3つのバレエ組曲「シンデレラ」では、登場しない。拠って、スコア販売している「シンデレラ」組曲を熟読しても巨大バンダの2曲は理解できないのである。
コメント
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