Piano Music Japan

シューベルトピアノ曲がメインのブログ(のはず)。ピアニスト=佐伯周子 演奏会の紹介や、数々のシューベルト他の演奏会紹介等

「佐伯周子のシューベルト」の魅力(No.1549)

2008-05-03 23:14:51 | ピアニスト・佐伯周子
明日 5/4(日) は13:00からと、14:00から「フランツ・シューベルト・ソサエティ主催 シューベルトミニコンサート」で「佐伯周子のシューベルト」が聴ける。私高本自身が「佐伯周子のシューベルト」のファンなので、魅力について感じるところを述べたい。


シューベルトアーティキュレーションの再現 = 佐伯周子のシューベルト


 「佐伯周子のシューベルト」は魅力的だ。(だからマネジメントしている!) いろいろと多方面に魅力を感じるが、「1点だけ」と言われると「アーティキュレーションの正確さ」を挙げたい。

「シューベルト弾き」は大概旋律線は浮かび上がらせることは得意


である。「プツプツ切れたシューベルト」では人気出ないからだ!

・・・で、

  1. ペダル長目

  2. 旋律声部だけ際立つ


演奏が多発しているのが現状。『1978年 = シューベルト没後250年』にシューベルトの魅力に取り憑かれたアホ = 私高本 から見ると、30年全く変化が無い。


 シューベルトの音楽は、「ベートーヴェンを手本」の色彩が最も濃い。モーツァルトの影響もハイドンの影響も認めた上でだ。
 ベートーヴェンの「多声部処理のうまさ」をシューベルトは完全に身に付けた、と感じる。
 5/4 の佐伯周子の演奏曲目では、ピアノソナタ3曲(D157, D840, D960)が魅力を最も聴き取り易いだろう。もしお時間があれば是非聴いてほしい。
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