ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

日本昔話~Remix~

2007-04-23 22:17:48 | エンターテイメント
先日、梅田のシャングリラというライブハウスに行った時、途中のJR貨物線跡地通路でケッタイなものを発見しました。 「一寸法師=A little,law mentor=少量法律助言者」のお話。わかる?

最初に発見した文の断片
「魅了一。」「無遠慮な少年です。あなたの幾分摂取」そして「少量法律助言者」
わけがわからん。

立ち止まって文章を読んでみるも理解に苦しむ。
文章になっているようでなっていない、使っている言葉はわかるけど文法が明らかに変。
でも不思議なことに、こんなタイプの言い回しや言葉の感じを知っている、心当たりがある!と確信を持って感じているのです。

そして、その横にある英文、さらにその横にあった日本語(原文)を読んでようやく納得。理解するのに時間かかったね。

翻訳ソフトを使って日本語を英語に翻訳。それをさらに日本語に変換。
わかるでしょ?その結果の変てこりんな日本語加減、多少なりとも翻訳ソフトのお世話になったことがあればね。どうりで、どっかで見たことあるなぁって思うわけだ。

さらに 一寸>少量、法>法律、師>助言者という誤訳のナンセンスさ
ちなみに「魅了一」は、「なんてかわいいのかしら」>「Charming One」。 「無遠慮な少年です。あなたの幾分摂取」は「生意気な小僧だ。おまえなんか食ってやる」>「It is an impudent boy. Your something eating」
わかるかっ!(わかるけど。。。)

しかし、その誤訳の妙をを笑いのネタすることはあってもねぇ。丸々ひとつのお話、しかも昔話を翻訳し通すという勇気に感服です。
しはったのは原倫太郎さんという美術家。

まったく、あんななんの変哲もない(?)通路にこんなネタがしかけられているとは。迂闊であった。
友人と笑いこけることしばし。

ほんでもって、サンジョルディの日だからと、その本をプレゼントされた。嬉しすぎる。
タイトルは「匂いをかがれる かぐや姫」

ちなみに収録されているのは

「一寸法師=A little,law mentor=少量法律助言者」
「かぐや姫=As soon as it smelled,princess=匂いをかがれるとすぐに、プリンセス」
「桃太郎=Peach Taro=桃タロイモ」

の3編。
挿絵もちゃんと昔話の原文は昔話にあわせて、誤訳の文には誤訳の文にあわせて(?)描かれています。エキセントリックです。

もう、かなりおバカ。

まぁ、訳には多少意図的なものもあったりするけど一人でニヤニヤしたい人にはおススメです。


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