ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

BECK@MOVIX京都

2010-10-20 17:19:01 | 映画感想
BECK(英語名Mongolian Chop Squad)です。

コミックスは以前バイト先の友達が好きだったので借りて読んでいたBECK。
あのなかなかにボリュームのある話を映画にするってどーすんだー?と思っていたが、映画版では基本的にグレイトフルサウンドまでが描かれる、この後の展開がホントはいいんだけどねー。

いや、しかしなんだ。
キャラクターがきちんと原作のルックスと雰囲気を守っていてなかなかです。べックのメンバーはもちろん、サイトウさんとか、レオンサイクスとか。(真帆はちょっと微妙な気がしたけど、帰国子女の設定を問題なくできるところと性格的な部分はきちんとしていました、あと弘美ちゃんの描き方もちょっと媚びた感じ過ぎない?)

原作との相違点も、原作を知っているから気になる程度でそうじゃなかったらきっと気にならない。
#例えばべックがつぎはぎだらけじゃないとか
#泉ちゃんがいないとか
#みんなで見るのが「夢」じゃなくてただの「イメージ」だとか
#サードステージでモニターに映るのはビキニじゃなくてトップレスとか(をい)

曲も原作とは替えてくるけれどきっとイメージは同じ感じ。あぁ、これは「SWIMMING BARE」だとか「タバスコ」だとか「SISTER」だとか。

音楽的には欲を言えばきりがないからね。
でもあの演奏は俳優陣がちゃんとやっていたの?だとしたら凄い。いや、めっちゃちゃんと弾いているように見えたけど。平君なんて、弾き方まで原作を彷彿とさせる感じ。こないだまでゲゲゲの漫画家だったようには見えへん。(いや、違うから)

鉄壁のBECKサウンドが再現されるとは思っていなかったけど(日本人離れしたベースを映画で表現する難しさ)、が、何より問題はコユキの歌声だ。
映画の中でも表現されているけれども、万人の心を振り向かせるような天賦の歌声なんて、一体誰が出せるのか!?コユキが歌うシーンは何回か出てくるけれども、これは最後にグレイトフルサウンドで歌うまでのフリか?と期待してしまったじゃないか。最後の最後までそれで通してしまうとは。。。(歌詞は出たけど)。
それで正解なんかも知れないけれどちょっと(いや、かなり)残念ではある。

しかし、あのグレイトフルサウンドのライブシーン!
ドキドキする。なんでもフジロック閉幕の次の日に実際に苗場で撮影したらしい。うぉぉぉぉ、行きてぇ!フジロック!ライブシーンだけじゃなく、コユキやサク、平くんが千葉を探しまわっているそのバックに映る会場全体に垂涎!いいね、いいよね、夏フェス。
#所謂夏フェスにはまだ行った事がない

「ハッピー☆三国志」ちょっと読んでみたい。。。

BECK@MOVIX京都の画像

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乱暴と待機@京都シネマ

2010-10-20 15:44:57 | 映画感想
意外と面白かった。

あは。

いやはや、何をもって意外と面白かった、と言いきっているのかよう説明せーへんのですが(をい)(いや、だって見てから一か月も経ってから感想書いてるし 汗;)、錯綜する人間関係と絡まる欲望と期待(待機とは期待なのか!?)、理不尽なようで実は納得できてしまう、その一見不可解にも思える言動への共感。そこらへんかなー。

なんでも原作は芝居らしい。原作はもっと変態ちっくだったにちまいない、いや、なんとなく想像さ。

でも、芝居って今回の登場人物のように現実的にありえないようなありえるような微妙な人物が違和感なく出てくる気がするのだ。
いざ映画にすると、まぁこんな風に違和感が出てしまうわけだけど。
#それがイカン、というわけではない。

メンドくさい女はやっぱりメンドくさいわけだけど、最終的に結構振り回されながらもわかって楽しんでいるんじゃないか、という気がしてしまうのは儂だけだろうか。いや、もちろんそれでとばっちりを受ける人や笑えない状況に陥れられる人はいるわけだけど。でも、結果的にハッピーエンドなわけでしょ?多分。。。

登場人物4人の特徴がありすぎる人物の演技は、いやもう称賛に値するかと。

#で、結局復讐というのは自分が事故って怪我をすることで、面倒を見させるって事でOKだったのかな?

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