ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

東京中低域@club METRO

2007-05-26 23:22:52 | ライブレポ
バリトンサックスのみ10人で構成される酔狂なバンド。それが東京中低域。

そのライブがメトロであった。
正直言ってこのバンド(?)のライブなんて拝めるなんて思っていなかった。だって、このバンドの活動自体がシャレか冗談だと思っていたから。
しかし、ライブを見て思った。
「ををを、すげぇ。この人たち、本気でふざけている(笑)]

演奏はもう言うまでもありませんね。

メンバーでもともと儂が知っているのは二人だけ。
センベロの田中さんと渋さ知らズのメンバーでもある鬼頭哲さん。
が、しかし、鬼頭さん(と他もう一人)が本日は欠席で、8人。高速の渋滞のバカッ!

それでも鳴らす鳴らす。低音の魅力びんびんでございますわ。
ゆーたら、もうみんながベースやん。ベースの厚さのおかげで遊ぶ遊ぶ。
バリサク持ったまま客席に飛び込み縦横無尽に動き回る動き回る。
響きが気持ちいい。

ぢつは儂、音源を一枚しかもっていない。
これ買ったのだってホンマ偶然やってん。セコハンでたまたま手に取ったCD「火の玉ボーイ、はぁ?バリサクだけで、ムーンライダース丸々カヴァー?はぁ?」
なんかしらんがどう考えても色物としか思えないこのアルバムを手にしてしまった儂。
あぁんいやぁん、めっちゃええー。
くだらなさとカッコ良さとセンスの良さとナンセンスさが同居。

で、そのアルバムでは本家の鈴木慶一さんとか野宮真貴さんとかが参加してボーカルを取っているのだけど、ここではリーダーの水谷さんがボーカルを取る。その中低域オリジナルの曲々。
「僕のお父さんとお父さん」とか「広域組織の娘」とか「ALL WE(バリサク吹きの私達) NEED IS SLAVE」とか。
いいわ。ふざけすぎだわ、この人たち。

メンバーはほんとにバリサクだけ。
なのにメンバー紹介のときに必ず
「松本健一 on バリトンサックス」「後関好宏 on バリトンサックス」
と言う。知ってるっちゅーねん。

アンプなし、マイクはボーカル用&ソロ用に2本。
今までで一番シンプルなメトロのステージなのに、密度は濃かったッス。

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