ぱたの関心空間

関心空間と徒然なるままに。

初恋@京都シネマ

2006-06-13 20:32:28 | 映画感想
宮崎あおいを見に行った。
1968年にあった府中の3億円強奪事件をモチーフにした作品。ってことで話題になっている映画、ですね。

とは言ってもタイトルが表すとおり、中心テーマに据えられているのは恋愛模様の方です。
なんだか「3億円事件の真相、実行犯は女子高生!」みたいなセンセーショナルな雰囲気につられて見に行くと拍子抜けかも。いや、それだけ衝撃的な事件を起こしたからこそ主人公みすずの初恋の切なさが強くなるっていうのはわかるんだけど、それは恋愛映画のただの触媒かい?みたいな感じがしてしまうかも知れません。

映画の雰囲気は60年代のとんがった雰囲気を意識しているのか演技がくさい。だからっぽく見えるんですけどね。セットやロケーション、ファッションはホントにその時代っぽい感じしました。いや、まだ生まれていない時代なんですけどね。

映画全体の落ち着きというか居心地があまりいい感じではないんだけど、でもまぁ良いです。宮崎あおいをみにいったので(笑)

純粋に彼女はかわいいと思うんだけど、かわいいって言う感じをストレートに出せるくせに(NANAとかね)どこか影を帯びている役柄というのが演技ではなく、ナチュラルに感じられてしまう、ホントに彼女自身が闇をもっているかのような恐怖感をいだかせる演技が凄いと感じてしまう。今回もそう。
んでもって、とりあえず彼女の目が好き。これも下手したら恐いくらい。目に力を持っているような気がするのだ。
それもあってか表情がすごく多彩で、宮崎あおいとしての存在感をきちんと残すそんな感じです。

初恋も宮崎あおい以外はみな脇役です、おひょいさんもね(って、実際そうなんだけど、それ以上にそういう印象を残しているのではないかと。。。)

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