パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

モンテクリスト伯 3-3

2020-09-22 | book
46話「無制限融資」ダングラール男爵がシャン・ゼリゼー街30番地のクリスト邸にやって来る。ダングラールは銀行を経営していて、ローマのトムスン・アンド・フレンチ商会(銀行)からの紹介のクリストへの無制限融資を断ろうとする。まず、門前払いをするクリスト。その時に馬車の2頭の馬を買うようにベルツッチオに命ずる。クリストの3人の召使たち。先般出たベルツッチオのほかに、バティスタンと黒人の奴隷、アリ。
クリストはダングラール邸へ乗り込む。2人の丁々発止のやり取り。クリストの圧勝。痛快。
47話「連銭葦毛」。ダングラールは36歳の金髪の美貌の妻エルミーヌを紹介する。妻は、軍人の侯爵の未亡人だった。その部屋には、クリストの旧知のリュシァン・ドブレーもいた。エルミーヌは自分のお気に入りの連銭葦毛の馬がいなくなったと騒ぎだす。夫婦喧嘩の父兄。エルミーヌは馬をヴィルホール婦人に貸す約束をしていた。ダングラールは、クリストの召使の申し出で、多額なお金と馬を交換していたのだ。クリストは、夫人に手に入れた自分の馬を送り届ける。
クリストは、オートィユの邸へアリを連れていく。馬を投げ縄で仕留められるかというのだ。そして、狂う馬車がやって来る。馬車を救うアリ。そこには、ヴィルホールの妻、エロイーズが息子のエドゥワールとともに乗っていた。このオートィユの事件は、アルベールから母へ、シャトー・ルノー男爵はジョッキークラブで、ドブレーは大臣応接で、ボーシャンは新聞記事で披露する。そして、シャン・ゼリゼー街30番地に、ヴィルホールがお礼にやってくる。ヴィルホールは、検事総長になり、若い妻と、先妻との間に生まれた18歳の娘ヴァランティーヌがいる。
第3巻は48話「観念論」まで。1956年3月1刷。1984年9月第31刷。
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