パンダ イン・マイ・ライフ

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ビートルズのすべて 6 ロックンロールからロックへ(1)

2011-09-18 | ビートルズ
6回目は、「ラバーソウル ロックンロールからロックへ」だ。

『ラバー・ソウル(Rubber Soul) 』は、1965年12月に発売された。ビートルズにとって6枚目のアルバムだった。前作のヘルプから4ヶ月しかたっていない。でも、すべて、ビートルズのオリジナル作品だ。レノン-マッカートニーが11曲、ジョージが2曲提供し、レノン-マッカートニーという共作にリンゴが加わったのが1曲という。

1965年がロックミュージックにおいて一つの大きな節目の年となった。60年代のロック革命という名称がつくが、ボブ・ディランとともに、ビートルズこそが担い手であり、時代をリードする先鋭的な存在だった。この『ラバー・ソウル』こそが、その発端となったアルバムだった。

65年は、2月にアメリカの北ベトナムへの北爆が開始され、ベトナム戦争への介入が本格化していく。国内では南部での黒人の公民権動が一般に認知され、ベトナム戦争への反対運動が大きな盛り上がりを見せていく。ポピュラー界では、ビートルズらのブリティシュ・インベンジョンに続いて、フォークロックが登場し、しばし、ブームを呼ぶことになる。

アメリカでは、50年代半ば過ぎから知識層や学生層を中心にモダンフォークが多きな盛り上がりを見せていた。伝統的な念頭的なフォークを現代化し、ボブ・ディランなどのシンガーソングライターの作品を歌い始める。しかも、モダンフォークは公民権運動などとかかわりをもち、社会的なテーマに取り組み、社会条項を描き、体制を批判したプロテストソングを相次いで発表した、ボブ・ディランがフォークヒーローとしてもてはやされたのもそんな時代背景があったからだ。

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