パンダ イン・マイ・ライフ

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音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

山本一力 梅咲きぬ

2024-01-21 | 山本一力
山本一力の「梅咲きぬ」を読んだ。江戸深川の料亭江戸屋の女将、四代目秀弥の一代記。損料屋にも江戸屋の秀弥で登場する。2004年令和16年12月刊行。2007年9月文庫化。

38歳の先代の三代目秀弥が一人娘を授かる。玉枝だ。玉枝は3歳で踊りの稽古場へ。その師匠の春雅は母より20も年上。玉枝の成長を厳しくまた暖かく見守るさまざまな人たちがいる。春雅の夫の福松。江戸屋仲居頭の市弥、下足番の仲蔵、板長の健蔵は3代目秀弥よりも3歳年上。玉枝は深川料亭の女将としての器量を養っていく。
得意先の名を騙り、料亭に上がり込み、難癖をつけて金品を巻き上げる輩がいると知らされる9歳の玉枝は、店に来た商家の店主を怪しいと思う。そして、玉枝と武家の牧野豊前守の家臣八木仁之助との出会い。2人の関係から最後まで目が離せない。
52歳になった秀弥が倒れ、亡くなり、15歳で女将秀弥を継ぐ玉枝。秀弥二十歳の時、春雅が倒れ、亡くなり、続いて福松も。仁之助55歳、秀弥41歳の時、仁之助も国元へ去る。

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