パンダ イン・マイ・ライフ

ようこそ panda in my lifeの部屋へ。
音楽と本、そしてちょっとグルメなナチュラルエッセイ

チャイコフスキー 2「チャイ4」

2007-12-30 | music/classic/Tchaikovsky
シンフォニー4番。37歳、冬の作品。
メック婦人への書簡から詳細な説明がなされている。
運命。夢と現実。苦しさと喜び。人生のはかなさを激しさと、北の凍てる大地を奏でる民族音楽で切ないまで我々を叩きのめしてくれます。

1楽章 管の咆哮、弦の熱く重い響き、ティンパニーの強打。現実と夢の交錯
長く激しい1楽章と対比するような2楽章の民族的大地の悠久な流れに身を任せます 悲哀の楽章
とりとめない、散乱する絵を見るようなリズミカルな3楽章
管と弦の交錯する強調と緊張の4楽章 すげー

カラヤンの76年、ベルリンフィル。凛としてタイト。圧巻です 41:56
1楽章18:47 2楽章 9:02 3楽章 5:45 4楽章 8:22

カラヤン62歳、71年のベルリンフィル。42:33。管弦とも力量は76年録音を上回り、ぐいぐい引っ張るカラヤン。ドライブするベルリンフィル。激しく陰鬱なすばらしい演奏です。録音は76年のものが秀逸。
1楽章18:41 2楽章 9:58 3楽章 5:21 4楽章 8:20 
つらくむなしいときは、この71年版です。迷惑に鳴らないよう誰もいないときにボリュームを上げて浸ると最高に効きます。
コメント
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