光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

2月1日の、青空に雪。宵の明星(金星)が見えたのにはびっくり

2015-02-02 13:47:51 | 星空・天体・宇宙
  今日はだんだんとお天気になっている。


  きのうのことがほとんどだが、これには驚いた、というのがもう宵の時間、でも早かったが

  窓からキラッと光るものが見えたこと。宵の明星?。あれ、そんな。

  これが何か、でも考えられるものは金星、これ以外にあるかなー。勘違いの可能性もあるが。

  しかし、まずはカメラに写さないと。


  午後6時15分は過ぎていて、空に青いところがあるとか、気にもかけなかったが、地平すれすれに

  金色、しかも明るい。


  もう一度見直して、結構慌てた。何もかもギリギリ。もうすぐに消えてしまいそうで、

  最初に見えて、一旦はわからなくなった。障害物は竹、それと西から迫り来る雲。

  見える角度もギリギリ。竹の葉っぱとか、枝がときに邪魔になることも。屋根は大丈夫そうで

  しかし、これもギリギリか。


  で、もう一度、雲に、あるいは竹の葉に隠れていた金星が見え始めて、それを写して、モニタで確認して

  さらにいい条件を探してと。

  それにしても、見えるときは見えるが、厚い雲が生憎だが迫りつつあって、でも、これはもう一度本当に金星か

  疑ってみる必要はあるなと思った。


  でも、きのうは、そこまでで、もう夜はネットなど見ないことにしているので。


  
  今朝、国立天文台の暦のページを見る。場所を富山県にして、きのう2月1日午後6時、午後7時、はたして

  金星は見えているかというと、ちゃんと見える。もっとも晴れていないとだめだが。

  ラブジョイ彗星は、ずいぶんと離れていってしまった。さらにきのうはかなり明るい月もあった。

  彗星はもう可能性はないなー。


  宵の明星。宵の時間、太陽の東側に金星が見えるとき。

  地球と太陽の間に、惑星は二つ。水星と金星。
  

  地球から見て、太陽の反対側に行ったときが、外合。これは割りとわかりやすい。


  で、だんだんと太陽から離れて、ぐるり回転して、地球と太陽を結ぶ直線が考えられるが、

  その直線上に来ると、つまり三つの天体が一直線に並ぶ。こうなると、金星が太陽面を通過する

  という現象も観察できる。でも、これはなかなか起きない。で、地球が太陽の周りを回るとある平面が出来るが

  これを黄道面といって、この面に垂直な平面を考え、太陽、金星、地球がこの面にあるときが一般的で

  惑星が中にあれば、内合、反対の外側にあれば、外合となる。


  先回の金星の外合はというと、これも国立天文台のほしぞら情報で調べたが、なんと2014年の10月25日。

  それからずいぶんと時間だけはたっている。

  天気がよくて、元気な人で、北風も気にならないという人は、もっと金星を早く見ていると思う。


  今回、こんな悪天候の続く、北陸の地で、偶然というか幸いにも、ギリギリで宵の明星を見ることができたのは

  運がよかった、という言い方も出来る。


  それで、きのうの夕方は晴れ間も出て、でもこのとき雪も降っていた。

  この様子もカメラでファイルになったものを見ていると、実に楽しい。

  で、肝心の、ギリギリの宵の明星、金星、これは明るい。


  夕方の晴れ間の雪から。




  その一。画面は小さいので、あまりピンと来ないが、大きな画面で見ると、笑える。




  その二。ゴミのような綿のような雪。




  その三。この雪もだんだんと、止んでゆく。消えてゆくといったほうがいいか。




  その四。お天気はしかしよくなりそうにはない。



  それで、まさかの6時15分は過ぎていた時間、窓を開けて、金星。一回は見えなくなって

  出るまでシャッタを押した。




  その五。これはわかりにくいかも知れない。上のほうに恒星。金星が左下の竹の隅に。




  その六。画像が明るすぎるので、露光を短めに。ここにも金星は見えていて、竹のそばに。




  その七。ピカッという光り方が実によくわかる。やっぱり金星は一番明るい星。
  もちろん、太陽と月と、ときに現われる大彗星以外で、ではあるが。




  その八。縦に光芒が伸びるのは、地平近くだからかなー。




  その九。




  その十。竹の枝を基準に見ていると、日周運動で移動する金星の動きもよくわかる。


  多分わずか、数分の間、見えたり隠れたりして、そのあとは厚い雲が完全に覆ってしまった。


  どうにか、今年も金星が見える時間になって、これはありがたいが、さてお天気とかは

  やはり気にはなるなー。

  

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