光年・千年

纏わりつくが、纏まらないおはなし、日記ふう。

柿が赤くなるとき

2007-10-07 18:50:10 | 散策
  台風の影響もあるのか、熱風が吹いた。朝の最低気温は13℃だという。恐ろしく下がった感じもするが、それから、えっちらおっちら気温は上がって、ついに27℃くらいになる。乾いた南風は、そういえばもう朝の7時には吹いていた。
  小さく、行動する。歩いてゆくということである。熱風でこけるのもいやだが、閉じこもるのもよくないし、結局小さく咲いているコスモス盆地にまずは行った。でも、この風が災いした。南風だと、ちょうど道路と並行の方向に花が傾く。それに、その傾く方向へは、行くことが出来ない。もう今日がピークのコスモス盆地。花は、正面からはあまり見えないので、風を撮る、ということにした。風は普通見えない。力、というのも不思議なもので、目には見えない。風になびく、揺れるコスモス。何度目かのコスモス。その次は、
  時計を見て、体で温度を感知して、皮膚の焼け方にも注意して、もう一箇所、ススキの生えているところへ急ぐ。
  二度目のススキガハラ。さすがに、立派な完熟したススキがたくさん、それも揺れに揺れる。これも、風を見る感じである。そばに、その中に、セイタカアワダチソウが一緒に揺れる。この花が止まるのを待つ。これは、まずは静止しているものから、始めないといけない。セイタカアワダチソウも、数が減った気がする。これより、繁殖力が強い植物が出てきてもおかしくはない。でも、やはり刈り取られて数が減ると考えるのが妥当。
  ムラサキシキブの紫色の実が少しずつ大きくなる。どうも、紫色ではない気もするが、これも人によって見え方が違う。こまわりで帰って来た。

  柿の木に実がなってかなりたつが、色付き始めた。今年も、相変わらず虫に葉っぱを喰われている。喰われ過ぎているものあるが、それも、枝だけなのは少ない。実が落ちたのを見たのは、もうだいぶ前で、それもまだ赤くはなく、黄色と緑が混じったもの。鳥につつかれたのかも知れない。
  その柿の実もかなり色が濃くなってくる。柿の実だらけで、葉っぱがない、そうゆう柿もあって、これが青空に浮ぶ光景も何度となく見た。この辺りでは、普通、葉っぱと実が、それなりに色付き、色も黄色から、柿色に変わる。この柿の色もいろいろで、なんともいえない。



  おいしそうな柿に見えるように撮らないと、など思うが、これも、実の色と味はやはり食べてみないとわからない。品種もいくつかあって、渋のないものもあるとか。鳥が、すでにつついている。



  柿の木に夕日が当たっているのを見た。これは、まさに柿がおいしく見える瞬間かもと思う。
  渋柿は干して、その渋の効果をなくしている。なにやら、複雑なことがおこっているようである。生の柿にも、こうして日は当たる。当たり前だった。だが、残念ながら渋は抜けないが、この柿は元々甘柿であった。肝心なことを忘れていた。
  ここの柿は、ほとんど鳥の餌になる。高くて、取ることもない。

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