6月23日、唸る日だね。新聞にも出ないのか。
「6」という数字、なにかあるかと考えるが、格別思うこともない。ここのいえの電話番号にも、この数字はない。
個人番号は、覚えてもいない。
個人的な問題だが、数字をどう書くかというのはいつも悩む。書体は、それぞれの国の言語にもいろいろだが、
この数字は、共通する場合がある。「1」という数字を書くときも、一本線をただ書くだけかどうか。
そうゆう問題で、あるときは、一本線、少し歪む場合があるが。あるいは一回上にちょい上げして、下に下ろして
最後にアンダーバーをこれもちょい。両方やる。6の場合はどうか。これの何が問題かというと、6の上のほうを
書く場合、どの程度カーブをつけるかとなる。9はその点は楽だ。
手紙なり、ハガキなり、住所は書く。郵便番号に、住所。これには数字。自分の書いた手紙が、そのまま戻って
くる、という奇妙な現象もこの世にあるが、私の場合もある。単純に、ある物を送る。郵便で。
で、それが郵便以外で帰ってくる。それだけの話で、何がどうしたというと、これは間違いなく私が書いた
文字だ、ということがわかることだ。
金融機関なり、郵便局で、数字をサラサラと書く職員の方は多いが、これのコピーが残るときが、書留などでは
ある。訓練の結果か、違う方が書いても見分けがつかない場合がある。数字は、しかしわかりやすいほうか。
年賀状も減ってくるが、直筆で書かれる部分はいくらかはあるので、あー、まったく30年以上前と同じだなと
思うことは多い。しかし、私自身の文字は、ずいぶんと乱れていって、若いときは、一日で、50枚とか書いていて
これはむろん残らない。だんだんと数は減って、一日に書く枚数も減って、最近の字は、少し大きく、安定
していると思う。
60を越えて、61になった。61を超えて、いまは62歳である。62のはずだな。わからなくなってきた。
で、俄然最近思うことは、いったいいくつまで生きていられるか。そうゆう問題だ。
余命を告げられる病気がある。これが作り話かどうか、誰かの随筆か、どっちにしても同じか。
医師から、長くて、半年ですね。あるいは、もう少し長くて、1年。こうゆう経験は私にはないが、
余命を聞いて、なぜか悩みはすっと消えた、とかいう話、これが最近、あるTVで流れた。日曜だったか。
へーと思う。もう薬はいりません、なかなかいえない言葉だ。延命は、いまはどの病院でもたぶん
やらない。
私の父の場合も、いつ死んでもおかしくありません、子の私に医師は告げた。その翌日か、翌々日か、
担当になった「3名のチーム」のある日の医師は、延命ということはしない、と告げた。もう蘇らない。
楽に死んでいける、そうゆうことをやる、ということだが、今でも思うが、大学病院は、救急患者は受け
入れるが、すぐに他の病院に行けるようにしてくださいとも言う。これを「連携」というのであって、それ
を専門にする看護師もいることもわかった。
いくらか、侘しい気持ちになって、連絡して、タクシーを呼んで、知らないところまでいって、断られて
帰ってくる。看護は、看護師の方で十分で、よく病室も変わった。
もう終わりというとき、一日の点滴の水分量は50cc。それが2回あったか。尿など出るわけもなかった。
それでも父は病院で、しかもその大学病院で、約4ヶ月生きていて、最後の日が来た。
私も、あーこれはもうだめだとわかったのだが、その当時でこれなら、その後はもっと扱いは変わる。
すぐにわかった。
どうでもいいことだが、父が最後の救急車に乗る前の日、介護の泊りから帰ってきて、ヘルパーの方に
夜も来てもらっていたが、おかしいわね、という話になった。たぶん私も、それは感じた。
父をいつもここのいえで寝ている部屋、仏壇のある場所に、どっこらしょと引っ張っていって、布団に
どうにか寝かせた。
今日、6月23日だが、PR誌が来ていて、父が寝ていた部屋で、もちろん私はいまでもその部屋を使う
こともあるが、そこにゴロンと横になって、いくらか読めるところを読んだ。
考えさせられるところもあった。これはまったく私にぴったりの批判だなとも思った。
しかし、1時間たって、2時間たって、ぼんやり頭で、なにかおかしいことはないかと思っていたら
やはりある。もっとも、それは本の紹介で、本そのものを読んだわけではない。
ただ、もし歩いて10mのところに本屋さんがあっても、そのタイトルを見て、帯見て、なかちょろ見で買うかと
いうと、それはないなと思う。
というところである。25℃ない。ウタタネしそうな気温である。
その一。小さいユリは、最近あまり見なくなった。
その二。それがあったので、借景。
その三。ビョウヤナギ。ヒペリカム・アンドロサエマムに少し似る。これは完全に失敗で
マクロになってなく、かつホワイトバランスもおかしい。
その四。
その五。ピントがあっているところは、オシベだろうか、これはやたら細く写る。
その六。ピンボケでも、ビョウヤナギ。
近くのお寺で。
その七。これはきれいな紅葉が出るカエデで、葉の量が増えた。一度、小さくなって、それからの紅葉は
見てもいない。
その八。
その九。樹液の出る木で、なにかと言われるとわからない。
その十。緑はイチョウ。
その十一。やたら汗が出て、ここからまっすぐに戻ってきた。
また、いってみよう。