穿刺 3種

2024-06-09 12:57:27 | 透析
透析の穿刺は痛いものですが、自分の場合、透析をしている人なら誰でも受ける穿刺ではないものがありました。

◆ 針1本で透析
透析は、血液を透析器械に送るためと、きれいになった血液を体に戻すため、2回針を刺します。
でも小児病院で透析をしていたとき、主治医がにこにこして今日は針1本で透析しましょうとおっしゃったんです。
はっきり見えませんでしたが、2つの管が出たその針は、いつもの1本の針より太くてとても痛かったです。。。
その後、その針1本で透析は見たことないですが、40年位経っているので、痛みは低減されているはずだと思いました。
在宅透析のⅤAとしてシングルニードルの有用性 福岡東ほばしらクリニックというHPがあったので。

◆ 動脈、静脈直接穿刺
学生時代はサラリーマンのおじさまに混じって夜間透析を受けていました。
ある日シャントが止まって主治医が動脈直接穿刺をしてくれたんです。
シャントは、腕の深くにある動脈と表面にある静脈をバイパスでつないで、表面の血管を太らせて透析に使いますが、この手術をせずに直接腕深くにある太い動脈に穿刺したことがあります。
針はブスッと真っ直ぐ腕に入り、その後直角に前に進んいるのが見えました。
「すごいわね・・」看護師さんは関心してました。この穿刺は医師でもできないことだったのかもしれません。透析の度に動脈に穿刺、止血に時間はかかります。透析にシャント手術が必要なことがわかった穿刺でした。

◆ ボタンホール穿刺
長期透析でいよいよ返血の血管がなくなってきて、ある技士さんが作ってくれたもので、これを作ると先がとがった針でなくストローっぽい針(ダルニードル)で穿刺するので痛みはなかったです。
ボタンホールとはボタンとめる穴で、何度もボタンを通すのでほつれないよう穴一周を糸でかがって丈夫にします。 ボタンホール穿刺も、何度も痛くないダルニードルで穿刺するため穴一周を丈夫にするためカサブタを作っているみたいに見えました。 穿刺の名前にするとはおしゃれだなと思いました。
穿刺の穴1か所を決めて、その穴周囲にぐるっと数回同じ技士さんが穿刺します。
遠目で見てカサブタに見えた直径1cmに満たないボタンホール穿刺は、痛くないので好きでした。
でも感染の心配があるらしく、夫の実家宮崎へダルニードルを持って行きましたが、使ってくれませんでした。
ボタンホール(穿刺)
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