終のすみか

2023-07-30 14:01:56 | 日記
以前アメーバブログで見ました。
脳梗塞や脳出血で命拾いし、胃ろうで療養病院で生活を送っている方の存在を知りショックだった。

脳梗塞や脳出血の患者をたくさん助け、その後患者の中には胃ろうで療養病院で生活を送っている方を知り、そういう患者の医師になった人がいる。 正義感?責任感?ある医師だと思った。
助けてよかったのかと思ったのだろうか。
でも助けた患者がどういう人生を辿ることになるかわからない。
脳梗塞や脳出血の患者を助けることは尊いことで、今このブログを書く自分は、2度の脳出血後でいろいろ障害が残っても、感謝しかない。
病気はあるよりない方がいい、楽しみはどこにあるかわからない、これ両方失うより私は両方もらいたい。


胃ろうで生活を送るとは?
よくわからない。

幸せは、どう見られるのでなく、本人が嬉しいかどうかにかかっていると思うが。
不幸せは簡単に見つかって、本当の幸せは見つけづらいと思っている。 


私は2回目の脳出血後、目を覚ますと寝たきりで胃ろうで、退院できるかわからないと言われていたと夫から聞いた。
寝たきりで耳が聞こえず話せない自分は、脳が壊れていると感じつつも、透析中に耳がうるさいと言っては透析スタッフを困らせ、午前中に泣き続けたときには人差し指を口にあて「シー、静かに」と看護師から注意された。
 
私は療養病院に転院する予定もあった気がするが、ある日2人の医師が飲むテストに現れ、最初むせて飲めなかった結局は水が飲めたこともあるのだろうか。 透析患者の飲水への執着心から飲めた気もする。
透析のある病院へ転院して、胃ろうが抜けてリハビリ後に退院した。

たとえ脳が治っても脳出血の可能性はあると思う。
自分はその確率は高そうで、最後は療養病院かもと思っている。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

どうしたら立てるの?

2023-07-16 17:15:49 | 認知神経リハビリテーション
夏バテでも体力はなかったが、妙にPTの先生に質問したくなった。
私って力ないから楽に立つ方法はないですか?
単にやる気がないだけに聞こえそうだが、そうではなく、こうすればいい、と知りたくなった。
今まで寝たきりでたちたい患者は少なそうで、先生も立つ可能性を探しているかもしれない、立つ方法を聞くなんて禁句だろうと思ってた。

でもこの日は夏バテで疲れていて、楽な立ち方をしたいとぽろっと言ってしまった。
すると先生は即答で力を使わなければいいんですよっとおっしゃった。
私は立てないが、立つ過程には、腰をまっすぐ立たせたり、猫背を治すなど、力は少しで身体を矯正がまず必要だとわかった。

実は前回寝返りのリハビリで筋肉痛がひどかったので、リハビリは寝返りではなく立ち上がりをお願いした。
本来のリハビリは立ち上がりだけど、寝返りができず眠れないのでリハビリをお願いしたが、筋肉痛が強烈でちょっと不安?
私は2~3時間睡眠だが、時に爆睡するのでナポレオンとは言えません。


ある人からリハビリの先生ってカッコいい?と聞かれ、カッコいい方かなあと言い、写真も見せる予定だったが、リハビリ室は撮影はだめだった。
代わりに有名人に似てる、と言おうと思ったが、私には蓮舫さんに見える。 蓮舫さんはモデルだったと聞くし、でも目鼻立ちは良くても女性である。
ちょっと似てるのは松岡修造さん。先生の声は聞いたことはないが、PTの方はスポーツが好きでわりと熱い人がいる気がした。

ちなみにリハビリでお世話になっているPTの先生は、認知神経リハビリテーション学会で発表して賞をとられている。


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

笑み

2023-07-06 00:27:37 | 日記
透析に行くには、1Fの受付の前を通る。
受付の女性と目が合えば、その女性が若いと、手を振ったりしていた。

ある日、別の職場に変わるということで、私に手紙をくれた受付の女性がいらした。
私は耳が聞こえず話せず、話されていることがわからず、車椅子にぶら下げているひらがな50音ボードに指差しで「もう会えないの?」と質問すると少し涙が出ていたようだった。
頂いた手紙では、元気をもらったとある。
私も同じ心境だったのに。
そう言えなかったのは残念だったけど、私を見て思ってくれたことを手紙に書いてくれたことを大変感謝しております。


私は2回目の脳出血になる前には自分の表情について何か言われたことはありません。
2回目の脳出血になって、女性から笑顔を褒めていただくようになりました。
当初は話せず電動車イスでよく笑うから?と思っていました。

1回目の脳出血直後の私は、表情はなく、笑って鏡で見ると卑屈で笑いとは程遠い表情でした。
知っている人に会っても、その人は伏し目がちでこっちを見てくれない。「あ~、さみしい」
自宅で表情筋を手で動かし、お笑い番組ばかり観て自分が笑ったなと思ったら口角の上がり具合を鏡をチェック。少しずつ笑った表情に近づけました。

2回目の脳出血後の現在は、見る人が見ればわかる「バカ笑い顔」で、口をいつも閉じておりません。。。
でもいいのです。バカっぽい笑い顔でも。私の顔を見て笑ってくれる人がいると思える嬉しさが、現在の笑みにはあると思っています。

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする