重度右片麻痺から両麻痺を経て右手が動く可能性は

2016-04-29 08:14:45 | 考える
自分の右手が動くかもしれない。
リハビリで先生が母におっしゃったそうだ。
そんなことを先生が考えてくれていたのである。

「でも専門的でわからなかったのよ・・」と母がスマフォに入力した文字を見せてくれた。
「~循環~抑制」
この言葉を使って、「麻痺 循環 抑制」でネットで検索した。
私と同じ両麻痺患者のリハビリの結果ではないが、片麻痺側で非麻痺半身を地面へ押し付けることを弱めたところ、麻痺側の動きが向上したという症例があった。
これを読んで、両麻痺は、片麻痺だった右半身からすれば、歩けなくなったことによる左半身の強く地面に押し付ける動きが弱まり、右手の動きは向上するかもしれないと思った。

非麻痺側の過剰な活動を抑制し,麻痺側の活動が向上した感覚障害を伴う一症例:―立ち上がり動作を通して―

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20160426 息抜きのリハビリ

2016-04-27 11:44:34 | 通院リハビリ
血圧は確か120台。今回は、普通の椅子に座り、右手をいろいろと使うリハビリだった。

長い筒を右手で持ち、左手で筒にひもを巻いてみた(動画)

短い筒を右手で持ち、筒でフリースか和紙、どちらかに触れているか感じる課題(動画)


最近座位のバランスを身体で理解するリハビリが多かった気がするが、よく右半身や坐骨近辺が痛くなっていた。「両麻痺」であるから身体の痛みはわからなそうなのに、リハビリの度に痛くなるのは、感覚がわからない麻痺の感覚を、感覚を感じる感覚へ、脳が変わろうとしているからだろうと思っている。

それと比べると今回のリハビリは、痛みはほとんどなく、両手を使ってみたときは楽しかった。右手に空のペットボトルを持ち、左手でキャップを開け閉めしたり・・・右手でラップの芯の一方の端を持ち、芯のもう一方の端には長いひもがついていて左手でひもを芯に巻いたりほどいたり。


今回マットではなく普通の椅子に座ったが深く座れなかった。マットに座るよりも姿勢は悪く安定して座っていた。右手の課題や両手を使うことでは、両足は地面についてほぼ静止状態を保っていた。
でも私の座位はまだ不完全である。マットでの座位では、先生が背後に座っていてサポートを受けて、座位の練習を行っている。

◆片マヒからの右手の変化

中里先生に、片マヒのときより右手は良くなっているね、と言われた。
私もそう感じていた。
片マヒのとき、右手は肩まで上がり異常な緊張状態で、それを治療後に、右腕は肩関節からはずれていた(亜脱臼)を治して頂いた。その後手の指やてのひらの感覚の課題に挑戦したがかなり難解だったことを覚えている。何かに右手が触れているのは感じるがそこからがわからなかった。でも右今回の右のてのひらの課題を受けて、片マヒのときに課題に感じていた感覚との違いがはっきりした。今てのひらに感じるものは、迷う事のない、頭の中で言葉で表現しはじめていた。片マヒのときに右てのひらに感じていたものは、テレビの砂嵐のようで表現が難しかったと思った。言葉で表現する以前の、自分の中で感覚はこう感じているみたいなものができあがっていなかった。

筒がてのひらに軽くあたり、圧力を強めに感じたからかたいと思ったようだ。

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私の足の裏の感覚

2016-04-25 14:02:45 | 日記
最近、私の足の裏は妙に「知覚」しているみたいである。

ビリビリと過敏に反応していることが多い。
車イスのフットレスト上で足裏に足の重さが乗っているような感覚もあった。

一番びっくりしたのは、入浴時。
シャワーキャリーに座っていると、急に両足の指の裏が痛くなった。
かなりの痛みだが、どこかに指を挟んだわけでもなかった。
どうして足指の裏なんて痛くなったこともないしおかしい。
痛い足指を見てみる。
どうみても、いつも同じだと思った。
両足裏は内旋し、指は左右対象にあるが、力を入れて指同士がお互い固定しあっているみたいだった。

「痛そう・・・」
そう思い、次の瞬間、あれ?この足裏や指が強く固定されているのを見ても何も感じなかったのかと不思議だった。

でも自分の身体だから「痛そう・・」なんて他人事のように思ったりしない。
マヒだと自分の身体ではあるが、自分から分離してしまっているみたいだ。

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自分の脳出血の原因について考える

2016-04-22 13:14:41 | 考える
私はどうして脳出血になったのか。

1度目の脳出血で片麻痺になったとき当初、2年位頭は朦朧としてそのようなことを考えることはできなかった。認知運動療法でリハビリを始めて、自分がクイズに答えるようなリハビリを受けることを自分は行なっていると気づく。このリハビリを受けてレポートを書くとじわりじわりと自分の身体は確実に変化をし続けていた。
このときもまだ自分がなぜ脳出血になったのか、まともに考えていなかった。
考えるとしても、脳出血が起こる原因は、透析関係で身体に悪影響を及ぼす何かをやってしまったのだろう・・・そう思うと自分の罪悪感とリハビリを受けるべきなのだろうかという気分になる。リハビリで身体をよくしたい。その思いが、自分に本当の脳出血の理由を考えさせてこなかった気がする。
2度目の脳出血。
耳がほとんど聞こえないためか、半年位、自分が夢の中にいるのか現実の世界にいるのかよくわからなかった。
2度目の脳出血後、最初の病院で入院中、活字中毒になった。持っている本は文芸春秋だけだったとき、分厚い雑誌なのに2回通して読んだ。読めない字も多い雑誌で、今は考えられない。
自宅から本を持って来てもらい読む。ジャンルは何でもよく、読みたくて仕方がなかった。今、何を読んだのか思い出せない。目で字を追いたかっただけだったのだろうか。このとき何か脳に異変が起きていた気はする。
聞こえないししゃべれない・・・自然と考えることが多くなる感じだ。
かつて考えてもわからなったことを考えてみようと思うことも多くなった。
私が脳出血の原因、その当時を思い出して考えてわからないものか。
リハビリを行なう上で、やはり自分の嫌な面を再確認しつつ脳出血の原因を考える必要があるだろう。そうすれば、完全とはいかない原因の説明であっても、今まで感じてきたリハビリを受ける罪悪感みたいなものが薄れないだろうか、と思った。
現在考えている脳出血の原因は、その時の自分に対する落ちこぼれの精神、仕事のやりがいに必要な自分の能力のなさ。倒れた頃、自分の未来をイメージできずにいた。
中学・高校・大学・勤め先では、夜間透析のため早めに帰る必要があったが、いろいろと周囲の人に理解を得ることができた。ところが倒れるころ、私はほぼ毎回透析に遅刻していた記憶がある。透析不足が原因の脳出血であることに間違いないと思う。でもその頃の自分の仕事が多忙であるはずがない。きつい仕事を任された記憶もない。
自分の身体は、透析に通院することで生きることができる。
もっと自分を見据えることができていたら、たとえ悩みがあったとしても、透析をさぼることは起こり得ない。
今日のブログは重たすぎる内容だった。。。




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20160419 高熱の影響?

2016-04-20 11:11:51 | 通院リハビリ
血圧110.だるさ、疲れ、食欲不振あり。食欲不振だが、蛋白質のあるものや油分を摂るようにはしている。味の感覚は弱く飲み込みも悪いが、吐き気がないので、時間はかかるが少量を食べることはできているみたいである。

万全の体調でない場合、リハビリを休むべきかどうか、最近悩むことが多くなった。
今受けているリハビリは、身体で何かを感じて、それについて考えて答えることが多い。
そのようなことができなくなる体調をどんなとき?と考えると、あまりない気がするのだ。
先生にうつしてしまうほどひどい風邪、どうしようもない眠気、やる気のなさ・・・
やる気のなさは、自分自身の中で、これが原因でリハビリを休んだのかと思ったことは少ない。
リハビリに出掛けた場合とそうでない場合、脳が受ける影響は雲泥の差があると脳は認知していると感じているからである。

■お尻、上半身、顔の位置を感じ、座位のバランスをとる

今回は難しかった。
お尻の上に上半身を揺らし、前・真上・後のどこにあるか考える課題で、最初右手のひらの中心部が、結局は右足全体が痛くなり、課題は中断。ベッドに横になった。上半身を前後に揺らし始めただけで、右手のひら中央がぎゅっと力が入ったように痛かった。

■不安定板の上に頭をのせた

板の傾きを、閉眼して左・平面・右で答えた。あまりわかっていなかったようである。
先生に、目玉は左に動いているのに、顔は真上を向いていると言われたときはよくわからなくなった。



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20160412 リハビリの記憶の中から自分のミス発見? 

2016-04-13 12:51:25 | 通院リハビリ
◆体調

血圧は120台。リハビリを行うには問題は特に問題はなさそうだった。
ただ先々週に高熱を出したためか、入浴時などに力が入らない感じだ。
夜中に右足が曲がって痛くて目覚めることはなくていいが、たまに寝ていない時、足はまっすぐだがなぜか痛いときはあるが・・・
何だか自分は体力がなくなってしまったと思う。
先生は風邪を引いて体力を消耗するのは当たり前で、体重が急激に減ることがなければ大丈夫だとおっしゃった。
透析患者の私の場合、体重が減るとは、食事が減って口から入るのは蛋白質より水分の割合が増え、血圧が上がって、きっと自分は筋肉が減って痩せたのかと感じることが多い。最近は食欲はあまりなく、水分量は多くも少なくもなく、血圧は上がらずちょうどいいか低めである。また風邪なのか?風邪でもよく血圧は下がるときがある。


◆歩行に挑戦

今回は先生につかまり「歩いた」。歩いている最中を母が動画で撮影、それを観た。
自分の足は絶えず「浮いていて」、左のお尻を叩かれると常に左足を「歩くように動かしていた」と動画を観る前、先生に私は歩いた感覚を答えていた。

次に動画を観た後、実際と感覚はどう違っていたか、先生に質問された。

でも「歩いている」自分の感覚の説明は、歩いた直後に先生に話した内容にはミスがあり、ブログを書くために思い起こした内容の方が正しいと感じた。

原因は、観た動画の記憶と自分の感覚の記憶があるが、動画を観た後に先生に伝えた内容とそれらの記憶がなぜか一致しない部分があり変だと思ったことだった。
リハビリ中の自分が見たり感じた記憶の方が、先生に伝えた「事柄」的な記憶の方より信頼してしまう。
先生には、両足交互につま先で歩いていたと伝えていた。
でも両足交互に動画では動かしているのを見た記憶残っておらず、自分で動かした足の感覚は左足だけ感じていた。右足が動く感覚はなかったのである。


風邪の影響で、理由はわからないが、私の脳でミスが起こったのかも。

動画の記憶があっても観た内容の記憶はなく、記憶に残った自分の感覚もわりとはっきりしていた。


ふいに思ったのだが、歩行に挑戦しているときに、前回リハビリのようにバランスをとりながら地面を踏みしめることができるのだろうか。歩いていないが、足の置く位置を変えたり足が地面を踏みしめる感触を、入浴時の立位で試してみようと思った。


◆筆談

今回先生は裏紙メモではなく、ホワイトボードで説明していた。なぜ書いたもの消すのが面倒なホワイトボードを使ってくれたのか。最近ホワイトボードは、その裏面にある50音で私が答えるばかりに使っていた。ホワイトボードだと説明後、すぐひっくり返し50音ボードで私が答える回数が増えていたのである。有難いと思った。


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私のリハビリ

2016-04-10 15:42:35 | 日記
ブログに書き忘れていた、現在のリハビリの手法の側面についてである。

先生の言葉を聞き取れないため、先生の書いてくださる言葉が重要な私の身体に変化を与える情報源になっている。私が少ない文字でひらがな50音ボードで指さし、感じたことを伝えたり質問したりする。良くないことはわかっている。受けたリハビリで即身体が反応した場合、その場で口頭で説明できれば、ブログを見ずに、先生は次の戦略のリハビリを試みることも可能な時があると思うからだ。

先生にホワイトボードに書いていただいていたが、最近はメモ帳で次々新しいページで書ける
ものを使っていただいている。(簡単に破くこともできる、父のアイデア。紙は自宅で出た裏紙で、ecoである。)

これを使い始めたとき、先生が母に危惧されたことをおっしゃったそうだ。
リハビリ後にブログに書く際に、リハビリ中に先生がメモに書いたことを私が読んでしまうことだった。

メモがあれば見たくなる。でもブログに書いたリハビリ内容は、私が私のためにプログラムされたリハビリを受け、私の頭に記憶として残ったものを文章化したものの一部でもある。メモを見てしまうと、リハビリで残された記憶でないものを私は知ることになる。身体に変化を起こすのは、リハビリ中に記憶されたものと思われ、後から読んで知ってしまうことがリハビリにどう影響を与えてしまうか、先生はそれを指摘されたと思った。

今行っているリハビリとは、リハビリ中に受けた感覚、そのとき受けた説明、その説明・感覚から思ったこと、そして最終的に自分の頭に記憶されたものが、結果的に「私のリハビリ」として積み上げられてるのではないか。


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はぁ~、なんか情けない

2016-04-09 22:05:46 | その他
夜中に眠れなくてふと壁を見るとかなり大きなGoKiBiRiが・・・!
私のベッドはその壁に接している。私は声を出したせいか、夫は目を覚まし、GoKiBiRiが動きだした。テレビはつけっぱなしで、GoKiBiRiは目を凝らさなくても見えそうだったが、寝惚け眼で夫は私が指さす方を見てくれてはいなかった。
「あっ!!」喉から心臓が飛び出しそうだった。GoKiBiRiが足を滑らせたのか、落っこちたのだ。不幸中の幸い?私のベッドにはおちず、ベッドと壁の間に落ちた。
けれどもいつまたはいあがってくるかわからない。おかげで一睡もできなかった。
夫はそもそもGoKiBiRiを怖いとは思ってはいない。ティッシュでつまんでいるのを見た。恐らくアリと同じ感覚だと思う。GoKiBiRiにびくびくする私っていったい・・・
考えてみればGoKiBiRiは毒もないし、触れれば衛生的ににやや問題がある程度?
恐れる理由ってなんだろう?偏見?
子供のときから、GoKiBiRiを見つければキャーッとびっくりしてはやくつかまえようとして安心しようとしていた。
GoKiBiRiは人に危害を加えないし、でも怖いし、うーむ・・・
眠れず自分はなぜGoKiBiRiがこわいのか考え結論が出ず朝になった。
その後GoKiBiRiは姿を見せなかった。

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20160405 座位のときに感じるバランス感覚

2016-04-08 10:27:40 | 通院リハビリ
先週高熱があったせいか、リハビリ内容は緩和されていたような気がする。
ずっと座れていると言われていても、自分は楽じゃないというか、時間が経てばいずれ倒れてしまうだろうという感じだったのだ。その感覚を追及されたようなリハビリだったように思う。

「後ろに倒れそうだから体重を前に」
バランスをとることで、倒れることなく座れていることはわかるものの、自分はぐらぐらとバランスを取らないと座ることはできないものなのだろうか。

一瞬、ぐらぐらが止まって安定していると思えるときがあった。
足が地面についた感覚もなく、お尻が安定している感じだった。
足が地面に届かないとき、足をぶらぶらさせるときのような感覚であった。

体重を前方に移動すると、足の地面を踏みしめ方が強くなる。強くなると足を置く位置を自分で変えられた。今まで先生が滑ってしまう私の足を元の位置に置きなおしていたが、自分の意志で足の置く位置を特定して動かし、バランスを取ろうとしていた。

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熱感

2016-04-04 12:50:17 | 日記
先週は3回ある透析のうち2回で38度以上の発熱。2度目の発熱は夫が38.4度で風邪をひいたのでその影響も考えインフルエンザの検査を2回やっていただいた。2回とも陰性。
1度目の38度は熱感はなく、食欲もあった。
2度目の38度ははじめて高熱の感覚を感じた。自宅で測ったら38.8度。ちょっとこわくなってベッドに横になった。でも食欲はあり食事はとったが、解熱剤をのんで1時間半経っても熱感が変わらないため、頭が熱い状態でいることが不安になった。
翌朝土曜日は37.9度で熱感はあまり感じず、でも38度に近いから不安だし、だからまたのんでこおうと朝から解熱剤をのんだ。
日曜日の朝。35.5度。頭はすっきりして、それまでのんでいた総合感冒薬を中止することにした。私は、誘われていたお花見に行けるよね?と2日前に熱が下がっていた夫に聞いた。
「二人とも風邪治りかけているのに?」
もっともらしいこというので、
「・・・。そうだよね・・・」
と言うしかなかった。心の中ではかなりショックだったけど。

それにしても高熱の回復ははやかった。
自分が高熱であると感じられることは、脳の保護に絶対必要だと思った。

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