手術よりも整形外科やリハビリは最後で、今までリハビリは立つことが目標だったが、曲がった中指を何とかしたくて、まずはこれを診ていただくことになった。
「目を閉じると、中指がないんです」
「え?他の指は?」
「あります」
これはずっと変だと感じてて、認知神経リハビリテーションの以前の学会の会長が執筆した「脳のなかの身体」を読んだ為か忘れたが、中指は、見れば存在はあるけど、自分は目を閉じるとその指の感覚がなくなる。手には4本の指があると感じてる。
普通なら、目を閉じても手には5本の指は自分のものとしてあるとわかる。
前回のブログに載せた整形外科の院長のコラムで、手の拘縮について、拘縮の原因はいくつかあって、その中で神経麻痺が自分の曲がった中指の原因?と思った。
リハビリでは、曲がった中指は伸ばすことはできても、自力で中指をひろげるのは難しいね、といわれた。
イメージで何とかならないか聞くと、中指をひろげる準備はできるかもしれないね、といわれた。
身体の動きは、脳から指令が出るだけでなく、その動きは脳のなかでリハーサル済みだと聞いたことがある。
テーブルの上で、タオルを動かして中指をひろげるイメージ。できるかな。