放散反応とは・・・「認知を生きる」

2016-12-12 11:38:52 | 放散反応
先日、骨密度検査で私は骨粗しょう症と言われたのを思い出した。

現在左腕で骨密度測定を行い、骨粗しょう症とは言われていない。
でも思い出したのは一時透析で通院した病院で右足で骨密度測定し、骨粗しょう症という結果がでた。
リハビリ続けて大丈夫だよね・・・と思ったが検査結果は見つからず、仕方なく検査データなど病院関係の書類を整理がてら見ていた。

以前、(都立)大久保病院で日本認知運動療法研究会(現在は日本認知神経リハビリテーション学会に改名)のアドバンスコースの研修があり、そのとき認知運動療法の体験談について話をさせていただいたことがあり、その原稿と「認知を生きる」という題名の両面刷り2ページのコピーが出てきた。CTVERE LA CONOSCENZA(コピーの文が載っていた雑誌の名前?★P3-P4、平成19年6月吉日)
その時期に誰かからいただいたコピーだと思う。

コピーされた文は、脳梗塞で(都立)大久保病院で認知運動療法を受けた小峰俊春さんの文だった。簡潔で認知運動療法の説明として、経験者の言葉でもあり受け入れやすいと思った。


「別の病院では指摘がなかった放散反応についてセラピストから説明を受けて自信が湧いてきた」とあった。

私は今まで放散反応は起こしたくない、放散反応ってそもそもなんだろうと思い続けていた。
脳機能が再生することができれば、反応は改善されるという。


脳梗塞や脳出血で身体の動きに障害が残ることがある。
自分の放散反応は、意味なく足をばたつかせたりかなり強い。
私は寝たきりで寝返りもできないなど、障害がひどく残っているとは思ってはいたが、脳の壊れ具合?を放散反応はあらわしていたのかなと思った。
放散反応を止めようとしていたのは無謀だったのかな・・・

★「認知を生きる」という文を読み感想を書いておりませんでした
今すぐには放散反応は良くならないが、リハビリで身体の回復の兆しが感じられる。この脳を中心に考え身体全体をシステムととらえる手足などのリハビリを続けて、脳機能を元の動きに戻して行くことができたら、壊れた脳が起こしていると思われる放散反応特有の不自然な動きはなくなると知り希望が持てると小峰さんは考えられたのだと思った。
小峰俊春さんの文はすばらしいと思った。

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放散反応の確認

2016-03-11 08:22:55 | 放散反応
相変わらず動作が遅すぎるため料理は夫か両親がやっているのを眺め、何かと口を出す姑のように筆談で会話をする。メニューを考えるだけでも楽しいのではあるが・・・

昨日は山芋を摩り下ろすのは私でもさほど時間はかからない気がした。
さっそくやってみると、皮をむく時間は力がいらずあまりかからなかった。

ただ摩り下ろすのは、ものすごい勢いで左足に放散反応が出ており、退院直前にブログで野菜を切る動画を載せたが、そのときと変わらないのではと思った。
放散反応を出さずに摩り下ろすことはできないものか。

かんたんであった。
左足はフットレストに触っている、その感覚がある状態で摩り下ろすだけだった。
一番いいのは、左足は何も触れずに静止状態で摩り下ろすことができること?

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放散反応と足裏の感覚

2015-10-11 14:01:47 | 放散反応

ある日、放散反応が消滅したかに思えたことがあった。食事中等の放散反応で、動いていた足が動きをやめたときは、足はリラックスでき、フットレスト上でじっとすることが可能だった。

足の裏はフットレストに触れて過敏に感じるとき、リラックスできず、放散反応も抑えられない。

足はリラックスでき、フットレスト上でじっとすることに慣れると、足自身の動きに自然と注意が向けられる。
食事や歯磨きの動きに連動していた足の動きそのものは気にならなくなり、放散反応は止まるのではないかと思える。

以前は、車イス上で足の重みを感じられるほどリラックスすることはなく、気が付けばいつも足はフットレストから落ちていたこと思い出した。

毎週リハビリを受けていることで、フットレストの感じ方が変わったのだろう。リハビリは、変化のあった放散反応ではなく、今起きている変化について重要視すべきなのだろう。    
                                                            

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放散反応消滅?!

2015-07-08 20:57:28 | 放散反応
今日の朝食と夕食のことである。
放散反応は左足に強く出ていた。それが左足にはフットレストの上にいるのが楽に感じるので、ここでじっとしているみたいだった。
放散反応がなくなると、浅い座り方はなくなり、お尻が奥に深く座っている状態がずっと保たれた。



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放散反応について

2013-08-26 14:00:10 | 放散反応
今月でリハビリ開始後1年。リハビリに対して感じていること、特に放散反応について考えてみた。

なくしたい放散反応
私の場合、食事(咀嚼中)や歯磨き、料理などに足をばたばたと赤ちゃんのような動きで動かし続ける。無用な動きである。ただでさえ体力がないというのに。なんでだろう。なんて考えてもわからないのだが。たまたま食事中に放散反応が止まっていたときがあり、フットレストの上でたまたま足がぴったり置かれていたときだった。そのとき心がどうだったかおぼえてないが、リラックスして身体の動きが停止したときに放散反応は起きていなかった。マヒの身体は不安定状態で、落ち着いて停止することが難しい気がする。

放散反応は注意を向ける(見たり気にかける)ことで弱まるらしい
去年、中里先生からアドバイスを受けた「何かに夢中になって右手が持ちあがったら右手を見るように」。放散反応を止めるのに関係がありそうなリハビリだと思い、実行してみた。途中から右手を見ずに右手の存在を感じることで右手は持ち上げた手を下げることもみられた。
このことをやりはじめて、退院後に楽しみにしていた料理作りがやりたくなくなってしまった。料理の動作はけっこう力も必要で繰り返し動作も多い。現在の私がこれを行うと、放散反応増強訓練に思われた。私はこんなことまでして料理をしたいとは思えなかった。今はたまにやる程度にしている。やるときはいかに放散反応を鎮めるか試している。なぜこんなことをしているのかは、理想的な身体の状態(放散反応起こさず楽に)で料理をしたいからである。現在は調理ではなく、調理は親にお願いし、献立を考えることに関心を持っている。コレステロールが高い夫のメニューをかんがえている。趣味の変更。。。



放散反応は注意を向ければ弱めることが可能らしい。またしばらくよく放散反応を起こしている身体の部位を完全に無視すると、よく注意を向けていた期間に比べて、そこは遮蔽されたように自分の身体とは思いづらくなった。


よい身体の変化があっても一時だけだったりする
今年はじめ頃、いつも動けばぎゅっと曲がっていた右手はくたっと力が抜けてまっすぐになったときがあった。
右手の放散反応が止まったか?と喜んだが、右手への意識が向けられていないせいか、現在は右手は軽く力が入ってしまっている。右手の放散反応だけに注目した場合、がっくりくる。でもわずかな変化だが、最近曲がった右手が肘を伸ばす方向に動きが出てきて、ちょっとびっくりした。
身体の動きをそのものを治療しているという、今行なっているリハビリ。
はっきりしていることはトータルな目線で自分の身体をみたとき、じわりじわりと確実に「よくなっている」。「後退」「変わらず」ではないので、自分が変わるおもしろさがある。

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