20140624 右手に何かが入っている/砂の山のイメージ

2014-06-30 22:38:27 | 通院リハビリ
前半OT

円と楕円の軌跡の課題。

今回は最初図はでたらめなものしか見えず、なぜか動かされた肘が突っ走る感じがして課題にはすべて不正解。どういう時に突っ張る感じがするのか、閉眼しないで手の動きが見られるとき確認すると、肘がぎゅっと曲げられていないか、きつく曲げた状態ゆるくのばされたときに突っ張りの感覚はあった。最後の課題は円で正解で、同時に肘の突っ張り感は痛みに変わった。
痛い右肘を見ていると、肘から手首に向かって右手の中には何かが入っていると感じた。よくはわからなったが・・・固そうではなくプラスティック板の一部が細長く切り取られて入っているようだった。
右腕には透析を行うための人工血管が埋め込まれている。何かが入っている感覚とはこのことじゃないかと思った。固くない感覚だったし・・・人工血管はゴムっぽい。


後半PT

ちょっと怖いリハだった。やったことは、岩崎先生がベッドに座り、同じように座る私は先生の股と両手で固定されている。この状態で足の下に何かを入れ、感じるかどうか質問される。これも怖いがやったことはあった。今回は上半身が動かされたことが、びっくりすると同時に怖くて恐ろしかった。

私が怖いと言っても中里先生はきょとんとしたような雰囲気で、「どっちに倒れる気がするの?」とおっしゃった。でも要領を得ないというか、私の感覚は怖いのみで、どの方角にも倒れそうとしか思えなかった。

リハを終えた夜、あとから考えて、理由もなく怖いってなんだろうと思った。リハビリを行っている最中は、怖いという気持ちが、思考を停止させていたのではないか。怖かった感覚を思い出し、イメージできないのか。
ベッドで横になって怖い感覚を思い起こし、イメージすることは楽であった。自分の身体は砂の山だった。山の真ん中に身動きとれずに突き刺さっている私の体幹。上半身が動かされると、砂山は徐々に崩れてまっすぐな姿勢が不安定になり、やがて倒れる。このままでは自分ではどうすることもできず確実に倒れるという感覚だった。
 

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リハビリ翌日の今日

2014-06-25 22:27:45 | 日記
リハビリでは、車イスに専用のテーブルをセットをしていく。手のリハビリの課題などを行なうのに使う。しかしこのテーブルがあると自分の足がどうなっているが見ることができない。

リハビリを終え自宅でテーブルをはずすと、ベルトをしていないことに気づいた。
びっくりした。が、病院から自宅までのタクシーは環状7号線を使い、上り下りもあり道路のつなぎ目のようなものもあり、結構ガタガタする。そんな道をベルトなしで帰ったのに、奥まで座れていた。ひょっとしてもうベルトはいらないのでは・・・

翌日(今日)は透析。
いつものようにガタガタする送迎車内だが何かが違う・・・。、天井がすごく近くに感じ、自分がそんなにゆれてはいないということだった。

自分は座っていると思えた。座ることがこんなにラクに感じられるとは。今までのようなずり落ちそうになるのを気にする必要がなくなったのはなぜだろう。

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20140610 軌跡と触覚の課題/おへそ周辺の背面側での感覚の確認など/補聴器情報

2014-06-17 19:42:13 | 通院リハビリ
前半OT

◆円と十字にクロスした楕円の軌跡の課題

この日は最初、右腕は硬く感じていて、ほとんど軌跡は頭の中には見えてこなかった。徐々に断片が見え始め、最後はつながった縦長の楕円が見えた。

見えなかったものは、課題を勧めていくうちに、正解不正解の情報からそれまでに感じた図形との比較が行われて、辿っている図のイメージが実際の図と同じに近づくのか。

頭の中に見えるものとは、実際は自分のそうだと思ったもののことだと思っている。課題では、閉眼して動かされた手の感覚から、本当らしいと思われる動きを、自らの感覚で探していると思っている。

◆手のひらの指側と側で、触れているフリースとコットンの組み合わせを答える課題(同じような課題を3/25に実施)

指側の感覚がわかりやすく、フリースの厚みがわかると感じた。手首側の感覚は鈍くかったが、指側だけで課題には答えることができた。
 

後半PT

やったことは、お尻やベッドに寝て背中の下にスポンジを入れ、「入れたことがわかるか」「どこに入っているか」質問されたくらいだと思うのだが・・・リハビリ後に、車イスに座っているとお尻を感じている。空気の抜けたゴムボールのようなお尻は横にはみ出して感じる。


■岩崎先生がくださった聞こえに関する資料

リハビリがあった日、寝る前にベッドで資料を読み始めた。赤いボールペンでマークされた「感音性難聴」。それの聞こえかたは、音はゆがんだり響くとある。以前にブログで自分の聞こえを表現したものに似ていると思った。



「ホワイトイヤー」という補聴器に関する資料もあった。 感音性難聴の人に効果がある、とあり、1週間無料で(送料は必要だが)試聴できるので申し込んだ。

早速、説明書に従って音量を徐々に上げて感度を調整・・・徐々に大きくなるはずの音がなくいつもの雑音のみで、感度の調整もできなかった。残念!!やっぱり私の聞こえの原因は、脳の認知機能のエラーと考えるべきなのかもしれない。低い声でゆっくりな話し言葉(戦場のカメラマン、渡部さんのような)が聞こえたことがあるから。。。
でもネット情報だが、改めて感音性難聴を調べると、今の自分の聞こえに似ている。意味を持った言葉として聞き取ることが難しく、というのは認知的表現だと思った。

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夢と記憶

2014-06-15 11:26:14 | 日記
先週は宮崎の友人が、仕事で東京に来ることになり、久しぶりに会うことになった。うちに来てもらうことになった。
コミュニケーションは面倒をかけてしまうことはわかっていたが、私の記憶、大丈夫かな、とそれはちょっと気にはなっていた。せっかく会いに来てくれたのに思い出話ができないのはまずい。
会う前は自分で思い起こす記憶はわずかだったが、実際会うと全然違っていた。当たり前かもしれないが、筆談で「~だったよね」といった情報を文字から受け取っている点はメールと同じだが、目の前に友人がいる臨場感が記憶を本物にしてくれたようだった、言葉が同時に引き出す、事柄だけでなく情景のようなリアルな記憶は大きかったのである。遠くから会いに来てくれた友人には本当に感謝している。

2度目の脳出血から、人の言葉がわからず現実とは思えない電気のような音を聞いているせいか、夢と現実は区別しているつもりでも、「本当にそうなのか?」、自信が持てない。特に記憶は夢に近く感じる。知り合いが登場する夢をみた記憶と、実際にあったその知り合いとの記憶、すごく似ていて、今の私の頭の中では区別がしづらい気がしている。

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透析後2日目に補聴器

2014-06-09 01:32:13 | 聞こえ
私は月・水・金曜日が透析日で、日曜日が一番透析疲れが取れていると言えそうな曜日である。昨日補聴器をつけてみると、いきなり騒音。これに耐えられるだろうか、という感じであった。 父が試しに補聴器で聞いてみたときは、テレビの音がすごく近くに聞こえると言っていたが、私にはテレビの音量を最大にしたようだった。しかしメールを打っているときなどはうるさく感じない。何もしていないときに、不快に感じて、補聴器をつけていることに気づき、うわっうるさい、と突然うるさく聞こえはじめていた。
何かに夢中で「聞こえませんでした」ということは誰でもありそうだが、今日のような騒音を気にせずメールが打てるのは変だろうと思う。

こんなに大きな音を補聴器で聴いても、補聴器の存在を忘れると聞こえなくなる。補聴器のリハビリは、補聴器をつけている間は常に意識しなければ意味がないかもしれない。意識せずに聞こえ続けるようになることを目標に。

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雑音

2014-06-05 00:48:26 | 聞こえ
この間補聴器店へ行った時には私に合う補聴器がなかったが、すぐ取り寄せて電話をくださった。早速、父と補聴器店へ行った。(6/4)
透析を終え夕方5時すぎ行ったのだが、お客さんはいなかった。前回来たときサーという静かな雑音が聞こえていた。

前回のお店で、私は資料請求時に書いた質問(脳出血で認知に関わる聴覚障害であること/高音域が聞こえないが、聞こえるようになる補聴器はあるか)でしか自分の聞こえについて伝えていなかった。今回は、前回の補聴器をつけての感想文を持参した。
店長さんは、その文をすぐ読んでくださり、補聴器は「リハビリとして使ってください。聞こえるようだったら、たくさん使ってみてください」とおっしゃってくれた。

前回のよりパワーがあると店長がおっしゃった補聴器を試したが、ほとんど変化がなかった。前回は補聴器をつけると雑音は大きくなったのに。私は「今日は透析後で感度が悪いかもしれません。」と答え、前回の補聴器をつけると、やはり変化がない。透析の疲労は自分では全く感じていないのに、聞こえには影響するらしい。

1週間~10日間、パワーのある方の補聴器をお借りすることにした。
その補聴器をつけた状態でお店出たところ、「店内と外、随分雑音の差があるな」と思った。お店で補聴器をつけた状態とないときの違いはわからなかったが、 店内と外の違いはわかったようだ。しかし青梅街道が近づくにつれ、雑音は騒音になった。「これはちょっとうるさいな、確かにパワーある補聴器だ」と思ったが、この状態は2度目で脳出血で気がついたときの毎日騒音を聞いていたのに似ていた。
自宅のマンションに着き玄関の自動ドアが閉まると少しほっとした。

翌日、自宅で(補聴器のない状態で)「ザー」という音が聞こえて、聞こえた方を見たらテレビだった。濁流の川の映像だった。そしてテレビから目を離すと「ザー」の音は消えた。再びテレビを見ると、川の映像は終わっていた。雑音の中から、テレビの川の激しい流れの音を聞き分けたのではないかと思った。 補聴器をつけることで、脳が耳から入ってきたものに注意を払い始めるかもしれない。

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