そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

李下で冠を正していたのではなく”李”をくすねていた安倍晋三

2017-11-22 | 森友・加計問題
この図は、加計学園を巡る人物の相関図である。(クリックすると大きくなります)
かつて国会で、森友学園の時でも加計学園のときでも、「私が関係していれば、総理どころか議員を辞職しますよ」と大見得を切った。質問した野党議員はたじろぐ勢いであった。これだ加計学園に深く深く関与していたことが解ってきたのである。安倍晋三は即刻議員を辞職するべきである。
森友学園に関しては、会計検査員が国有地を8億円値引きの格安にした根拠が不明という事である。これを決定した責任者、当時の財務省の理財局長だった佐川宣寿は、ご栄転されて国税庁長官となっている。安倍昭恵を守り通したご褒美なのだろうが、この国税庁長官は国会に呼べないという事である。だからこの職に就かせたのかもしれないが、これでは国会が機能しないのに等しい。
丁寧に説明すると言っていた安倍晋三であるが、虚言癖は最早常態化している。解散に打って出た時には、選挙で丁寧に説明すると言ったが、「私が関与したという証言はなかった」としか言わなかった。これは口封じが成功したという事を言っているのに等しい。選挙が終わると、国会で説明すると言いながら、逃げの説明しかしていない。
加計学園についてはもっと深刻である。戦略特区にしてまで加計に決めた根拠が不明である。健闘した書類が何一つ残っていない。誰が何を発言したかも解っていない。加計学園だけを委員会に招いていたことも、根拠どころか事実関係すら不明のままである。今治市議会員にばら撒いた金の出所も不明である。
上の図の逢沢一郎一派の企業にワインバーまで備えた学園建設を、通常の倍の価格で建設を請け負わせた根拠も不明である。通常はこうした特殊な建物は、専門の請負業社がいるはずであるが、疑惑だらけである。
何よりも、腹心の友の加計孝太郎が経営が行き詰っている学園の打開策として取り組んでいる大事業を、今年の1月20日に自らが議長を務める国家戦略特区の議案を見て知ったというのであるから、嘘も休み休みに言って欲しいものである。バレバレの嘘をつかなければならないのは、安倍晋三の職権があるから事前に知っていると拙いと言う判断で、1月まで知らなかったと言うしかなかったのである。こんなにも、行政の府の長が私物化した判断を繰り返して平気でいいられる無神経さは大したものである。
安倍晋三は、李下で冠を正してていたのではなく、李下で李(梨)をかっぱらっていたのである。議員を即刻辞めるべきである。
コメント (2)
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