そりゃおかしいぜ第三章

北海道根室台地、乳牛の獣医師として、この国の食料の在り方、自然保護、日本の政治、世界政治を問う

違うだろー加計学園の認可、ことには裏があるのだ裏が!

2017-11-10 | 森友・加計問題
加計学園が今治市で計画する岡山理科大獣医学部新設の可否を審査する、文部科学省の大学設置・学校法人審議会は、9日林芳正文科相に新設を「可」として認める答申をした。文科省が今日、設置審は留意事項として、教員が高齢に偏らないようにすることなど8項目を学園側に警告をつけて林文科相が近く認可し、来年4月に開学する見通しとなった。
林文科相は、「答申を尊重し、速やかに判断したい」と述べた。「1月までの国家戦略特区におけるプロセスの判断が覆るものではない」とも言及した。なんでこんな慎重に持って回って、認可の言葉を口にしないのだろうか。報告書には、異例と思える”警告”なる注文が付いている。
6月には定員を160名で答申していたのを140名に落としている。それでも国公立大学定員の4倍近いものがある。教員はやっと確保したとなっているが、来年入学する学生が卒業するころには、教員の25%が65歳の定年を迎える。開学に向けた数合わせでしかない。
定員を確保できると学園側は文科省に回答しているが、韓国人枠を20名も設けていることが解った。日本語の読めない入学案内を聞く韓国学生に、日本の新聞を示してトップ記事になるほどの、話題の獣医大学であると宣伝しているのである。確かのその通りであるが、これは騙しの手法である。ペテンと言うべきか、詐欺商法と言うべきものである。ようするに現実は、応募者がいないという事である。元々加計学園など三流の私立大学には、金さえ積めば入れるというものである。騙しなどお構いなしである。
加計学園にすっかり騙されたのは今治市であろうが、加計孝太郎と安倍晋三の共同作品と言える。“腹心の友”に獣医学部認可というプレゼントができたのだから、安倍晋三は笑いが止まらないだろう。
開学のゴーサインが出たとしても、加計ありきの現実は払しょくできるものではない。国民の7割は説明が十分でないと思っている。
認可を審査する大学設置審議会の委員の一人は、匿名を条件に次のようにマスコミに応えている。提出資料があまりにも杜撰で、施設と学生と教員のバランスがあまりにも悪く、通常なら認可できるようなレベルものではない。国家戦略特区としての申告を拒否できる空気ではなかった。不認可にすれば、加計学園からの賠償問題が生じるとの脅しもあった。これまでも多額の公金が投入されている。これが認可の理由ならあまりにも情けないことと言える。
森友・加計学園問題は、安倍個人しか説明できないという、小泉進次郎の言葉は正しい。安倍晋三は、丁寧に説明すると言っているが、一度も丁寧なんか説明したことがない。都議選の敗北時に神妙な表情をした程度でしかない。
獣医師にもなれなかった息子の副理事長を、獣医大学の学長に据える親バカの怨念はどうやら達成できそうである。こんなことで日本の行政は動いているのかと思うと、情けなくなる。「なんで昭恵範は逮捕されへんのやろ」と呟いた、収監中の前森友学園理事長夫人の言葉は正しい。
コメント (9)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

羅臼港

春誓い羅臼港